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ゆゆねこ
30代の子育て世代。 115以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zfを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZfレビュー|デザインと性能を両立した名機【作例あり】

当ページのリンクには広告が含まれています。
Zf(インディゴブルー)とZfc(ブラック)の正面画像
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZfは、各社のスタンダードタイプと同等のスペックを実現し、クラシカルな外観も兼ね備える贅沢なカメラです。

私のメインカメラであるソニーα9とは、また違った魅力を持つニコンZf。

手にして使い込んでみると、その魅力は衰えるどころか、日増しに大きくなっています。

モノとしての質感もさる事ながら、ファインダー見やすさによる撮影時の高揚感、サクサクした動作で撮影のテンポを崩さない配慮など、メイン機として不足のないスペックと使い心地を実現しています。

メインカメラとして、時には肩の力を抜いて楽しめるカメラとして。

どちらにも対応できる懐の深さ。

ニコンZfは、多くの方にオススメできるカメラに仕上がっています。

ニコンZfの何が良くて、何がイマイチなのか。

余すことなく、ニコンZfの魅力をお伝えします。

この記事を読むと、こんな事が分かります。

  • ニコンZfの作例
  • ニコンZfのスペック比較
  • 良かった点|メリット
  • 気になる点|デメリット
  • 一緒に買うと便利なモノ
  • ニコンZfは買いなのか(結論:買いです)

ニコンZfの他のレビューはこちら。

Zfcとの違いを知りたい方、Zfcのレビューを見たい方はこちら。

キャッシュバックキャンペーン実施!

ニコン公式で、キャッシュバックキャンペーンを実施。

期間中に対象商品を新品で購入し、所定の手続きを完了させるとキャッシュバックがあります。

今回はなんと、Zfがキャッシュバック対象になっています!

対象商品購入期間|2024年10月25日(金)〜1月14日(火)

応募締め切り|2025年2月14日(金)当日消印有効

キャッシュバック金額対象カメラ&レンズキット
10,000円Z5ボディー
Z5 24-50レンズキット
Z5 24-200レンズキット
20,000円Zfボディー
Zf 40mm f/2(SE)レンズキット
30,000円Z8ボディー
Z6IIボディー
Z6II 24-70レンズキット
40,000円Z6III
Z6III 24-120レンズキット
50,000円D850ボディー
D780ボディー
キャッシュバック対象カメラ
キャッシュバック金額対象レンズ
5,000円NIKKOR Z 28mm f/2.8 *
NIKKOR Z 40mm f/2 *
*SE版ではなく無印版が対象
7,000円NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
NIKKOR Z 26mm f/2.8
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
NIKKOR Z MC 50mm f/2.8
10,000円NIKKOR Z 14-30mm f/4 S
NIKKOR Z 17-28mm f/2.8
NIKKOR Z 28-75mm f/2.8
NIKKOR Z 70-180mm f/2.8
NIKKOR Z 20mm f/1.8 S
NIKKOR Z 24mm f/1.8 S
NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S
20,000円NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR
NIKKOR Z 50mm f/1.2 S
30,000円NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S
70,000円NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
キャッシュバック対象レンズ

詳しく知りたい方は、ニコン公式ホームページのキャンペーンページをご確認ください。

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ニコンZfとは

ニコンZfは2023年10月23日に、ニコンから発売されたフルサイズミラーレスカメラ。

特出すべきは、そのデザイン。

ニコンのフイルムカメラ「FM2」にインスパイアされたヘリテージデザインを採用。

デザインだけでなく、ダイヤルを真鍮製にするなど、質感にもこだわったカメラとなっています。

クラシックな外観を持つミラーレスカメラは、オリンパス(OMシステム)や富士フイルムが既に販売していますが、フルサイズミラーレスカメラとしては、世界初。

その見た目とは裏腹に、ニコンのフラッグシップ機(最上位機種)Z9、Z8に次ぐ性能を持ち、どんな被写体にもオールラウンドに対応可能。

ニコンZfは見た目はクラシックですが、機能は本格派のカメラです。

作例

具体的なレビューに入る前に、作例を見ていただきたい。

ニコンZfの画質の特性が分かる4点をセレクトしました。

ニコンZfの作例1
Zf作例|サメが描かれた建物

左から直射日光があたり、右側は影になっています。

カメラ泣かせの厳しい条件での撮影ですが、ハイライト、シャドー共に階調がしっかりと残っており、ダイナミックレンジの広さが伺えます。

絞りはF5.6。硬すぎず繊細な描写にも関わらず、写真の周辺部までしっかり解像。

壁に塗られたペンキの質感を感じられる描写です。

ニコンZfの作例2
Zf作例|小屋に並ぶうさぎ

フェンス越しでの撮影。

動物瞳オートフォーカス機能により、中央のウサギの瞳にしっかりとピントが合っています。

キットレンズとなっているNIKKOR Z 40mm f/2(SE)との相性もよく、ウサギの柔らかそうな毛並みをしっかりと表現

ニコンZfの作例3
Zf作例|リスの出会い

一瞬の出来事でしたが、ニコンZfの動物瞳オートフォーカスにより捉える事ができました

被写体認識、本当に素晴らしい。

写真右側のリスに注目すると、影になっている部分にもしっかりと階調が残っています。

ダイナミックレンジはシャドー側に広いようです。

ハイライト側も粘りますが、シャドーほど強くない印象。

RAW現像(RAWデータを調整)する場合は、少しアンダーに撮影し、必要に応じてシャドー部を持ち上げる方が良さそうです。

ニコンZfの作例4
Zf作例|遊具へ向かう

被写体認識機能により、後ろを向いても人体を認識します。

わざわざフォーカスポイントを選んで、撮影する必要はありません(オートでOK)。

NIKKOR Z 40mm f/2(SE)レンズの開放F2での撮影。

開放F2で撮影すると、オールドレンズの様な優しい描写でボケも美しい。

ニコンZfとNIKKOR Z 40mm f/2(SE)の相性は抜群です。

スペックと外観

まずは、スペックと外観を見ていきましょう。

各社のスタンダードカメラと比較しています。

スペック

ニコンZfのスペックは、各社フルサイズのスタンダードタイプのカメラと同等。

そのため、スペックを重視する人でも、メイン機として十分に耐える仕様になっています。

【比較表】各社のスタンダード・ミラーレスカメラ

スクロールできます
ニコン
Zf
キヤノン
EOS R6 mark2
ソニー
α7CII
パナソニック
LUMIX S5II
センサーサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズ
有効画素数約2450万画素約2420万画素約3300万画素約2420万画素
モニター約210万ドット約162万ドット約104万ドット約184万ドット
モニタータイプバリアングルバリアングルバリアングルバリアングル
ファインダー
EVF
約369万ドット
0.8倍
約369万ドット0.76倍約236万ドット
0.7倍
約368万ドット
0.78倍
メカシャッター1/8000秒1/8000秒1/4000秒1/8000秒
手ぶれ補正8段8段7段5段
(Dual I.S.2:6.5段)
スロットダブルスロットダブルスロットシングルスロットダブルスロット
ボディサイズ約144×103×49mm約138×98×88mm約124x 71x 63mm約134×102mm×90mm
質量
(バッテリーSD含)
約710g約670g約514g約740g
価格約27万円約36万円約27万円約25万円

外観

ニコンZfはデザインにも拘ったカメラです。

ニコンZfと40mmF2の画像
ニコンZf(正面)

現在のニコンロゴは斜体『Nikon』ですが、Zfはクラシカルにするために斜体でない『Nikon』ロゴを採用

レンズキットの40mmSEと組み合わせると、まるでフイルムカメラのようです。

ニコンZfのバリアングルモニター
ニコンZf(背面)

モニターはバリアングルタイプを採用し、多彩な角度での撮影に対応。

現代の要望にもしっかり答えます。

ファインダーの丸窓が印象的です。

サブセレクター(通称ジョイスティック)は採用されていません。

オートフォーカスポイントの移動は、十字キーで行います。

ニコンZfの軍幹部の画像
ニコンZf(上面|軍幹部)

上面(軍幹部)には、数字を刻んだ3つのダイヤルが並び、電源を切った状態でも設定を確認する事ができます。

シャッタースピードダイヤルと露出補正ダイヤルの間に、F値を表示する為の小窓を用意。

フイルムカメラのフイルムカウンターを彷彿させます。

Zf(インディゴブルー)とZfc(ブラック)の正面画像
Zfcブラック(左)とZfインディゴブルー(右)

ZfcとZfを並べてみました。

Zfはプレミアムエクステリア張替サービスを利用し、インディゴブルーに変更。

大きさは、Zfの方が一回り大きく、グリップの出っ張りがあります。

Zf(インディゴブルー)とZfc(ブラック)の背面画像
Zfcブラック(左)とZfインディゴブルー(右)背面

ZfとZfcのボタン配置は、瓜二つ。

ZfのサブカメラとしてZfcを使用しても、違和感ないボタン配置はありがたい。

ファインダー部は、Zfの方が大きく、内部のファインダー像も同様にZfの方が大きくなっています。

Zf(インディゴブルー)とZfc(ブラック)の軍幹部の画像
Zfcブラック(左)とZfインディゴブルー(右)軍幹部

Zfは横幅が長く、厚みもある事が分かります。

また、ダイヤルにも違いがある事が一目でわかるでしょう。

  • Zfは真鍮ダイヤル
  • Zfcはアルミダイヤル

また、シャッタースピードダイヤルはZfのみ1/8000秒に対応。

ISOダイヤルも若干異なっています。

写真では分かり難いですが、塗装の質感がかなり違います。

Zfは、Zfcよりも分厚く上質な塗装が感じられ、非常に高級感があります。

ZfとZfcの違いを知りたい方は、こちらへ。

良かった点(メリット)

ニコンZfを使っていて良かったことは、以下の7点。

質感の高さもさることながら、最新の機能もてんこ盛りで、色んな人にオススメのカメラに仕上がっています。

ニコンZfの良かった点(メリット)

  • 満足度の高いデザイン・質感
  • 色調整しやすい滑らかな階調表現
  • 飛躍的に向上したオートフォーカス性能
  • 8段分のボディ内手ぶれ補正
  • 見えのよいファインダー
  • 動作がサクサク
  • 思ったよりも良好なグリップ

満足度の高いデザイン・質感

ニコンZfの質感を感じる写真

マグネシウム合金製のボディを覆う漆黒の半艶塗装は、フイルムカメラのブラックペイントを彷彿とさせ、手に伝わる感覚が触る者の心を鷲掴みにします。

ダイヤルに刻まれた、文字や数字は、刻印に墨入れを施したもの。

更に、ダイヤルは拘りの真鍮製です。

手にとると、「良いモノを使っている」という幸福感。

ニコンZfはデザイン・質感ともにトップクラスの完成度を誇っています。

ゆゆねこ

富士フイルムのX-Proシリーズに通じる質感の高さ。これ以上の質感を求めるならライカしかない。

色調整しやすい滑らかな階調表現

ニコンZfで撮った写真をRAW現像(RAW画像編集)すると、色調整のしやすさに驚きました

明暗差が大きな場面でも、ハイコントラストになり過ぎず、滑らかな階調性を見せてくれます。

ニコンZfは、その階調表現の豊かさから、柔らかい表現ができるレンズ(キットレンズ)との相性も良さそうです。

飛躍的に向上したオートフォーカス性能|動き回る子供にもつしっかり追従

フラッグシップ機(上位機種)を除き、オートフォーカス性能で他社にリードを許していたニコン。

今回、Zfでその不満を解消してきました。

公園で動き回る子供を撮影してみましたが、不規則な子供の動きにもしっかり追従

瞳オートフォーカスにより、確実に瞳をとらえて離しません。

更に、被写体認識機能を使えば、子供が後ろを向いた時でも、頭部を認識しピントを合わせ続けます。

遂にスタンダード機(Zf)で、動体撮影で不足のないオートフォーカス性能を手に入れました。

私のメインカメラであるソニーα9との比較では、被写体認識性能はZfが圧勝

しかし、連写中のピント精度は、演算回数(ピントを合わせるための計算回数)が多いα9が優れます。

Zfのオートフォーカス性能が優秀になったとは言え、α9の出番もまだまだありそうです。

一般的な使い方ではZfのオートフォーカス性能でも十分以上にハイスペック

動体撮影において、シビアな要求をしない限りはニコンZfでも問題ないでしょう。

8段分のボディ内手ぶれ補正

ニコンZfの手ぶれ補正、とても良く効きます。

手ぶれ補正の雄、オリンパスのOM-D E-M1 markIIIと同程度の手ぶれ補正効果に感じました。

Zfでは付属の40mmレンズを使用し、手ぶれ補正効果を確認。

シャッタースピード1秒設定で9割以上、ブレのない写真が撮れました。

2秒の設定では、成功率が3割程度に落ちます。

補正効果は、体感値5〜6段程度でした。

コレだけの手ぶれ補正効果があれば、殆ど困ることはないでしょう。

撮影をアシストしてくれる8段(体感5〜6段)分の手ぶれ補正は、本当に便利です。

手ぶれ補正のメリット

  • 静止物を撮るときに、高画質に撮れる(低ISO感度で撮れるため)
  • 三脚禁止の場所でも、高画質に撮れる(低ISO感度で撮れる)
  • 三脚なしで長秒露光が可能に(理論上は)
ゆゆねこ

24mmのレンズで2.5秒の手持ち撮影が可能。計算上は10秒ですが、私にはムリでした。

見えのよいファインダー

ニコンZfの背面画像(拡大)

ニコンZfは約369万ドットの電子ビューファインダーを搭載。

平均的なスペックですが、このファインダーがとにかく見やすい

私のメイン機であるソニーα9も同様に、約369万ドットの電子ビューファインダーを搭載しています。

スペック上は同じ(倍率も同程度)ですが、ファインダー内の見え方が全く違います。

ニコンZfの方が、ファインダー内がクリア。

光学ファインダーに明るいレンズ(開放F値の小さいレンズ)を装着した時の様な、見えのよいファインダー。素晴らしい。

ファインダー内の光学系が優秀なのでしょう。

ファインダーの見えは、スペック表に現れないので、実際にファインダーを覗いてみるしかありません。

ニコンZfのファインダーは、極めて見やすいです。

動作がサクサク

ニコンZfは、動作のレスポンスが非常にいいです。

ニコンZfは、上級機(フラッグシップ機)のZ9、Z8と同じ画像処理エンジンEXPEED 7を搭載。

新しいエンジンの搭載で、オートフォーカス性能の向上のみならず、動作のレスポンスまでも大幅に改善してきました。

電源を入れたらスグに撮影可能。

設定の変更もスグに反映される。

動作のレスポンスがいいと、撮影のテンポが良くなります。

レスポンスはカメラを使ってみて、初めて分かるポイント。

ニコンZfの快適な動作は、他のカメラと比較して、大きなアドバンテージとなるでしょう。

思ったよりも良好なグリップ

ニコンZfは、他のカメラと比較するとグリップが貧弱です。

カメラの右手側に少し出っ張りがあるだけ。

ニコンDfのようにイマイチなグリップだろう。と思っていました。

ですが、意外や意外。思ったよりも、良好なグリップであると感じました。

ニコンDfよりも明らかにグリップ力が増しています。

これは、カメラボディの背面の指を置く位置が関係しています。

Zfのグリップについての説明画像
ニコンZfの親指位置の説明

写真で示した位置に親指がきます。

コレにより、貧弱だと思っていた表のグリップでも、比較的安定したホールド感を実現しています。

ダイヤルは硬すぎず、緩すぎず、適度なトルク感があるのでご安心を。

ただし、良好なグリップ感は小型レンズを装着した場合のみ(400g台までのレンズであればOK)。

大きなレンズをつけた時は、印象が変わるかもしれません。

気になるポイント|デメリット

満足度が高いニコンZfですが、気になるポイントもありましたので、3点紹介します。

大きいレンズが似合わない

クラシカルな見た目故に、大きいレンズが似合いません

現状、Zfの見た目を損なわないレンズは、以下の6つ。

スクロールできます
順位レンズ名マッチング焦点距離サイズ(長さ)質量
1位NIKKOR Z 28mm f/2.8 SE28mm約43mm約160g
1位NIKKOR Z 40mm f/2 SE40mm約45.5mm約170g
3位NIKKOR Z 26mm f/2.826mm約23.5 mm約125g
4位NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.324-50mm約51mm(沈胴時)約195g
5位NIKKOR Z 50mm f/1.8 S50mm約86.5mm約415g
6位NIKKOR Z 35mm f/1.8 S35mm約86.0mm約370g
ニコンZfに似合うレンズ

見た目のマッチングを考えると、3位までのレンズに抑えたいところ。

28mmと26mmは焦点距離が近いため、どちらかを選ぶことに。

実質的には「28mm+40mm」または「26mm+40mm」の選択肢しかない。

私は、前者を選択しました。

ニコンさん、Zfに似合うスペシャルエディションの拡充をお願いします。

意外と重いカメラボディ|710g

カメラボディはSDカード、バッテリー込みで約710g。

クラシカルな見た目から、小型軽量と思われがちですが、意外と重い。

極端に重いかと言われれば、そうでもありません。

フルサイズミラーレスカメラとして、むしろ普通です。

スクロールできます
ニコン
Zf
キヤノン
EOS R6 mark2
ソニー
α7CII
パナソニック
LUMIX S5II
質量約710g約670g約514g約740g
フルサイズミラーレスカメラ(スタンダード機)の質量

「見た目の印象よりも、重く感じる」という表現が正しいかも。

ただ、カメラが重いのは、悪いことばかりではありません。

それは、『人は見た目よりも重いと、高級感を感じる』という事。

Zfを持つと、金属の塊感が感じられ、カメラの質量が高級感の演出に一役買っています

ダイヤル操作のみでISOオートに出来ない

Zfはカメラ上部(軍幹部)にISOダイヤルが配置されています。

このISOダイヤルでオート設定出来ると思いきや、できません。

ISOオートに変更する場合は、一度メニュー内に入る必要があります。

通常はISOオートにしておき、ISOを固定したい時だけダイヤルで設定。

なんて事をしたいのですが、それができません。

コレを実現するには、3ステップ必要です。

  1. 一度メニューに入る
  2. ISOオート設定をOFF
  3. ダイヤルで指定のISO感度に変更

メニュー内でISOオートに設定している場合、ISOダイヤルは最低感度設定値として働きます。

ISOオートに設定し、ISOダイヤルを3200に設定すると、最低感度3200から始まるISOオート制御になります。

最高感度の設定値として動作すれば、もっと便利に使える様に思うのですが。

ゆゆねこ

ニコンDfのISOダイヤルの挙動も同じ。ニコンなりの哲学があるのだろうか。

一緒に購入すると便利なもの

ニコンZfと、一緒に購入すると便利なものを紹介しておきます。

ゆゆねこ

SDカードとUSB-Cの充電器は必須。
持っていない人は、要チェックです。

SDカード

ニコンZfには、SDカードが付属していません

写真を記録するために、SDカードを買いましょう。

ニコンZfの記録メディアスロットは2つ。

SDカードとMicro SDスロットです。

SDカード|UHS-II

オススメのSDカード

ニコンZfはUHS-IIのSDカードに対応しています。

UHS-IIは、普通のSDカードと比較して、書き込み速度、読み込み速度が高速です。

連写をする人は、SDカードも高速なUHS-IIタイプを選択しましょう。

連写しない人はUHS-Iタイプでも十分です。

オススメのSDカードを紹介しておきます。

容量は、写真を撮るだけなら64GBもあれば十分でしょう。

参考|64GBでは、JPEGだけで約2700枚、RAW+JPEGで約1400枚ほど記録できます(画質設定は最高)。

毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。

NextorageProGrade Digital
SDカードタイプUHS-IIUHS-II
商品名NX-F2PRO64GCOBALT
速度読込:300MB/s
書込:299MB/s
読込:300MB/s
書込:250MB/s
容量64GB64GB
価格8,480円11,600円
オススメSDカード(高速連写する人)|価格は2024年9月時点
NextorageProGrade Digital
SDカードタイプUHS-IIUHS-II
商品名NX-F2SE128GGOLD
速度読込:280MB/s
書込:100MB/s
読込:250MB/s
書込:100MB/s
容量128GB128GB
価格5,980円8,300円
オススメSDカード(バランス重視の人)|価格は2024年9月時点
NextorageNextorageSanDisk
SDカードタイプUHS-IUHS-IUHS-I
商品名NF1A128NF1A256SDSDXXU-064G-GHJIN
速度読込:100MB/s
書込:80MB/s
読込:100MB/s
書込:80MB/s
読込:200MB/s
(カメラでは最大読込104MB/s)
書込:90MB/s
容量128GB256GB64GB
価格1,990円3,280円2,425円
オススメSDカード(価格は2024年10月時点)

NextorageのSDカードが最もおすすめですが、最近は在庫切れであることが多いです。

そんな時は、SanDiskを選びましょう。

microSD

UHS-Iのみに対応。UHS-IIには非対応なので注意してください。

UHS-IIの物も使えますが、速度はUHS-I相当になります。

オススメのmicro SDカードを紹介しておきます。

こちらも毎月のAmazonセールで安くなるので、セールの時に購入するとお得です。

Nextorage
SDカードタイプUHS-I
商品名NM1A128/GHAE SYM
速度読込:100MB/s
書込:80MB/s
容量128GB
価格2,330円
オススメMicro SDカード|価格は2024年9月時点

USB-C充電器

ニコンZfには、バッテリーの充電器が付属していません

充電するために、USB-C対応の充電器を買いましょう。

私は、こちらのBelkin製USB-C充電器を使用しています。

液晶保護ガラス、フィルム

液晶の保護に必要な、保護ガラス・保護フィルム。

私は、頑丈な保護ガラスを選択しました。

今回は、ニコンZfの保護ガラスとして、ORMYの製品をチョイス。

ORMY製の保護ガラスは何度も購入していますが、今のところ不具合に遭遇したことはありません。

Zf用専用のものは販売されていないため、モニターサイズが同じZ6、Z7シリーズの物を使用しました。

Zfのモニターサイズにもぴったり。

ただし、F値表示用の小窓分の保護フィルムや保護ガラスは入っていません。

保護フィルムと同等の価格で、保護ガラスが買えるので、本製品はいつも気に入って使っています。

ニコンZfに使用した液晶保護ガラス
ニコンZfに使用した保護ガラス

似合うレンズ

キットレンズは40mmの単焦点(NIKKOR Z 40mm f/2(SE))のみ。

別の焦点距離のレンズも買ってみましょう。

オススメはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)。

NIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)の特徴

  • 中心付近はしっかり解像
  • 程よい柔らかさを残した滑らかなボケ
  • Zfとのデザインマッチングが最高
ニコンZfと28mmF2.8の画像
ニコンZfとNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)

Zfに似合うレンズについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

まとめ|ニコンZfは買いのカメラ

ニコンZfは、クラシカルな見た目に、最新の機能を詰め込んだカメラです。

フルサイズミラーレスカメラで、デザインと性能を両立したカメラは唯一無二

オンにもオフにも使える、懐の深いカメラに仕上がっています。

ソニーα9に及ばない部分(動体撮影)もありますが、それはかなり厳しめで見た場合。

普通に使う分には、全くもって問題にならないでしょう。

ニコンZfは買いなのか?

結論:ニコンZfは買いのカメラ

  • クラシカルなデザイン・質感による高い満足感
  • スタンダードモデルに恥じない基本性能の高さ
  • 撮影のテンションを上げる仕組み(良いファインダー、良いモニター、サクサク動作)
  • 贅沢な外観でありながら、リーズナブルな価格設定

惜しむべきは、似合うレンズが少ないこと。

普段は、似合うレンズを付けておきオシャレに。本気の時は大きいレンズという使い方も悪くないかもしれません。

ニコンが本気で勝ちにきたカメラ。ニコンZf、お一つ手元にいかがでしょうか。

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30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも写真を楽しめますように。

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