今年は、各カメラメーカーから新しいカメラが発表、発売されています。
2月にはパナソニックからLUMIX S5IIが発売、4月にはキヤノンからEOS R8、10月にはソニーからα7CIIとα7CR、ニコンからZfが発売されました。
これで今年発売の各社のスタンダードカメラは、一通り出揃った形になります。
この中で、私はニコンのZfを購入したので、Zf購入の理由について語っていきたいと思います。
一方で、一枚一枚、写真と向き合いたい時もある。
同じカメラでもいいが、心機一転したい気持ちもある。
そこで、新しいカメラを購入する運びとなったのです。
ちなみに、α9は今後もメインカメラとして活躍する予定です。そのため、買い替えではなく、買い増しになります。
ニコン公式で、キャッシュバックキャンペーンを実施。
期間中に対象商品を新品で購入し、所定の手続きを完了させるとキャッシュバックがあります。
対象商品購入期間|2025年2月14日(金)〜5月7日(水)
応募締め切り|2025年6月6日(金)当日消印有効
キャッシュバック金額 | 対象カメラ&レンズキット |
---|---|
5,000円 | Z30ボディー Z30 16-50 VRレンズキット Z30ダブルズームキット Z30 12-28 PZ VRレンズキット |
10,000円 | Z5ボディー Z5 24-50レンズキット Z5 24-200レンズキット Zfcボディー Zfc 16-50VRレンズキット Zfc 28mm f/2.8 Special Editionキット |
30,000円 | Zfボディー |
35,000円 | Zf 40mm f/2(SE)レンズキット |
40,000円 | Z6II Z6II 24-70レンズキット |
50,000円 | D850ボディー D780ボディー Z6III 24-120レンズキット Z6IIIボディー Z8ボディー |
70,000円 | Z7IIボディー |
キャッシュバック金額 | 対象レンズ |
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5,000円 | NIKKOR Z DX 24mm f/1.7 NIKKOR Z 28mm f/2.8 * NIKKOR Z 40mm f/2 NIKKOR Z 40mm f/2 (SE) *28mmの方はSE版は対象外 |
7,000円 | NIKKOR Z 26mm f/2.8 NIKKOR Z 50mm f/1.8 S NIKKOR Z MC 50mm f/2.8 |
10,000円 | NIKKOR Z 14-30mm f/4 S NIKKOR Z 17-28mm f/2.8 NIKKOR Z 28-75mm f/2.8 NIKKOR Z 70-180mm f/2.8 NIKKOR Z 20mm f/1.8 S NIKKOR Z 24mm f/1.8 S NIKKOR Z 35mm f/1.8 S NIKKOR Z 85mm f/1.8 S NIKKOR Z MC 105mm f/2.8 VR S |
20,000円 | NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR NIKKOR Z 50mm f/1.2 S NIKKOR Z 85mm f/1.2 S NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena |
30,000円 | NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S |
70,000円 | NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR S NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S |
詳しく知りたい方は、ニコン公式ホームページのキャンペーンページをご確認ください。
スペックから見るカメラ比較 – Zf、α7CII、S5II
カメラを購入するのにあたり、前述したスタンダードカメラのうち3機種で検討しました。
手ぶれ補正が欲しかったので、キヤノンEOS R8は候補から外しています。
まずはスペック比較をしていきましょう。
【比較表】各社のスタンダード・ミラーレスカメラ
ニコンZf | ソニーα7CII | パナソニック LUMIX S5II | |
---|---|---|---|
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 2450万画素 | 約3300万画素 | 2420万画素 |
モニター | 約210万ドット | 約104万ドット | 約184万ドット |
モニタータイプ | バリアングル | バリアングル | バリアングル |
ファインダー EVF | 約369万ドット 0.8倍 | 0.7倍 | 約236万ドット0.78倍 | 約368万ドット
メカシャッター | 1/8000秒 | 1/4000秒 | 1/8000秒 |
手ぶれ補正 | 8段 | 7段 | (Dual I.S.2:6.5段) | 5段
スロット | ダブルスロット | シングルスロット | ダブルスロット |
ボディサイズ | 約144×103×49mm | 約124x 71x 63mm | 約134×102mm×90mm |
質量 (バッテリーSD含) | 約710g | 約514g | 約740g |
価格 | 約27万円 | 約27万円 | 約25万円 |
どのカメラも一長一短であることが分かります。
では詳しくみていきましょう。
小型軽量をとるならソニーα7CII
比較表からも分かるとおり、サイズと質量に関してはソニーα7CIIが頭一つ抜きん出ています。
軽さは正義。
また、ソニーα7CIIはレンジファインダースタイルの軍幹部がフラットになった形状をしています。
そのため、バックへの収納や取り出しがスムーズに出来るといったメリットもあります。
対応レンズも数が多く、小型軽量のレンズもたくさんあります。
小型軽量をとるならソニーα7CII一択です。
旅行に持って行くなら、α7CIIが最も有力な選択肢と言えるでしょう。
写真機としての基本性能はニコンZf
カメラとしての基本性能はやはりニコンZfが優秀です。
モニターやファインダーのドット数、ファインダー倍率が他社と比較して優れています。
これは撮れる写真には全く影響しませんが、撮影者のテンションに大きな影響を及ぼします。
写真を撮るときに見るのはファインダー。撮れた写真を最初に確認するのはモニターです。
この時ファインダーやモニターに綺麗な写真が写し出されたらどうでしょう?テンションが上がりますよね。
やはり、真面目なニコン(個人の感想です)。写真機として大事な所は押さえています。
また、メカシャッターが1/8000秒まで対応している点もポイントが高いです。
写真機としてのカメラを選ぶならニコンZfが第一候補となるでしょう。
コスパ最強パナソニック LUMIX S5II
スペックだけ見るとニコンZfと、ソニーα7CIIの中間に位置しているカメラ。
恐るべきはコスパの良さです。
比較表ではボディのみの価格を比較していますが、レンズを含めると驚くほど安いのです。
レンズ2本がセットになったダブルレンズキットの値段は、驚異の30万円。
レンズ2本が差額5万円で買えてしまうのです。個別に買うと約13万円かかります。
(安いと言っても、かなり高い金額なのは間違いない)
ダブルレンズキット付属のレンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6
LUMIX S 50mm F1.8
カメラとしての基本的な性能は押さえてありますので、その点は心配ありません。
コスパで選ぶならパナソニック LUMIX S5II。間違いありません。
タッチ&トライで分かった違い – Zf、α7CII、S5II
スペック的な違いは分かったが、実際に触って見ないと分からない事もある。
そこで、実際にタッチ&トライに行ってきました。
私の主観で、タッチ&トライで分かった違いについて比較していきましょう。
タッチ&トライで分かった違い
ニコンZf | ソニーα7CII | パナソニック LUMIX S5II | |
---|---|---|---|
デザイン(主観) | |||
質感 | |||
オートフォーカス | |||
サイズ(体感) | |||
ファインダー | |||
シャッターフィーリング |
デザインと質感はニコンZf
デザインと質感は、ニコンZfの方が優れていると感じました。
デザインは完全に主観です。質感は触った感じからなので、これも主観ですね。
ニコンが自慢している真鍮ダイヤル。そのダイヤルを回す感覚も中々良いものでした。
それと比較し、ソニーα7CIIやパナソニックS5IIの質感はやはり一歩劣ります。
安っぽいという感じはしませんが、質感がいいとは感じません。特別感は皆無と言っていいでしょう。
ニコンZfの質感は、他社で例えるなら富士フイルムが近いでしょう。
ライカには一歩譲るものの、国産ではトップレベルの質感の高さです。
デザインと質感、カメラを手に取って、いいなと思えるのはニコンZfという結果に。
カラーバリエーションを選べるというのも、遊び心があって好感触でした。

注意点:べた褒めしているニコンZfも、電池蓋付近の質感はイマイチでした。ペラペラというか華奢な感じです。電池やSDカードを取り出す時くらいしか触れませんが、気になる人は、実機を触ってみる事をお勧めします。
オートフォーカスはソニーα7CII
オートフォーカスはやはりソニーα7CIIが一番ですね。予想通りです。
次いでニコンZf、最後にパナソニックLUMIX S5IIが続きます。
パナソニックはS5IIで初めて位相差オートフォーカスを採用した事もあり、他社と比べ遅れを取ってると感じました。
オートフォーカスならソニーα7CIIを選べば間違いないでしょう。
撮影体験はニコンZf
撮影体験。写真を撮っていて楽しいか。
これはニコンZfに軍配が上がりました。
ニコンZfはファインダー像が綺麗なのです。スペック上はさほど他社と変わらないように見えますが、実際に使って見ると、ファインダー像が非常にクリア。
ファインダー像が綺麗だと、撮っていて楽しいものですよ。
だって、綺麗に見えた方が写真を撮りたくなるでしょう?
撮った写真だって綺麗に見えた方が、テンションが上がる。
そういう事です。
更に、デザインと質感も相まって、撮影体験は非常に高いレベルに達しています。
撮影体験なら間違いなくニコンZf(私の中では)
ファインダー像
ファインダー像の綺麗さはドット数だけでなく、ファインダー内部に使われている光学系も重要です。これは、スペックでは表すことができないので、実際に覗いてみるしかない。体感するにはタッチ&トライするために、ショールームや家電量販店にGOするしかないのです。
私はニコンZfを選んだ、その理由
最終的に私はニコンZfを選択しました。
その理由は、ニコンZfが持つ、写真機としての撮影体験です。
今回は「一枚一枚、写真と向き合いたい時のカメラ選び」という、私の中のお題目がありました。
オートフォーカスやコスパはいいに越した事ありません。しかし、絶対では無い。
それよりも、撮影が楽しいと感じること。それによって、写真とより一層向き合えるようになります。
そんな理由から、私はニコンZfを選んだのです。

ニコンZfの2つの懸念点
無事ニコンZfを選ぶことができた私。
実は、2点ほど懸念点がありますので、共有しておきたいと思います。
懸念点1つ目|ニコンZfは意外と重い
ニコンZfの質量710g。結構、重いのです。
メインカメラであるα9よりも重い。この点だけは戴けない。
ソニーのα7CIIの軽さが羨ましい。
懸念点2つ目 |ニコンZfに似合うレンズが少ない
ニコンZマウントレンズは、どれも大きく重い。
見た目も、Z6、Z7、Z8、Z9に似合うようにデザインされています。
つまり、ニコンZfに似合うレンズがほとんど無いのです。
デカレンズを付けてしまっては、折角のデザインが台無しです。
現状、似合うレンズは以下の4点のみでしょう(ショールームで付け替えした私の主観)
ニコンZfに似合うレンズ(私の主観)
1位 | NIKKOR Z 28mm f/2.8 SE |
1位 | NIKKOR Z 40mm f/2 SE |
3位 | NIKKOR Z 26mm f/2.8 |
4位 | NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 |

まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回、私は撮影体験を優先し、ニコンZfを選びました。
皆さんは、どう言った理由でカメラを選ぶのでしょうか。
今回選ばれなかったカメラも、それぞれ個性があり、いいカメラ達です。
是非、自分に合ったカメラを選んでみてください。
実は既にニコンZfを予約購入済みなのですが、残念なことが一つ。
初期ロットからは外れてしまったようです。
いつになるのか分かりませんが、手元に届きましたら、記事を書こうと思います。
追伸
ニコンZf の購入に先駆けて、NIKKOR Z 28mm f/2.8 SEを導入してしまいました。
カメラボディがないのにレンズだけある状態。
ニコンZf、早く手元に届かないかな。

Zfが手元に届きましたので、レビューを書きました。


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