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ゆゆねこ
30代の子育て世代。 115以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zfを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZf 1年使用レビュー|デザインと性能の最適解|作例あり

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Nikon Zf + MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZfを導入して1年経ちました。

1年間使用した正直な感想は、「ニコンZfを選んで本当に良かった」ということ。

クラシカルでオシャレなデザインに、満足度の高い質感。

それでいながら、最新の機能も併せ持つ。

当に夢のようなカメラです。

価格もリーズナブルなので、外観が気にいったのであれば第一にオススメしたいカメラ。

本当に満足度の高いニコンZfですが、決して完璧ではありません。

1年間の総仕上げとして、メリット・デメリットも含めた上で徹底的にレビューします。

ニコンZfは、果たして買いのカメラなのか?

皆さん自身の目で、判断してください。

目次

ニコンZfとは

Nikon Zf + NIKKOR Z 26mm f/2.8
Nikon Zf

ニコンZfは2023年10月23日に、ニコンから発売されたフルサイズミラーレスカメラ

特出すべきは、そのデザイン

ニコンのフイルムカメラ「FM2」にインスパイアされたヘリテージデザインを採用。

デザインだけでなく、ダイヤルを真鍮製にするなど、質感にもこだわったカメラとなっています。

クラシカルな外観を持つミラーレスカメラは、オリンパス(OMシステム)や富士フイルムが既に販売していますが、フルサイズミラーレスカメラとしては、世界初

その見た目とは裏腹に、ニコンのフラッグシップ機(最上位機種)Z9、Z8に次ぐ性能※(発売日時点)を持ち、どんな被写体にもオールラウンドに対応可能。

ニコンZfは見た目はクラシカルですが、機能は本格派のカメラです。

※2024年にZ6IIIが発売されたため、現在の性能は4番手に甘んじています。

作例

まずは、作例を見ていきましょう。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F2.8 ISO360

カフェの入り口を撮影。

F2.8の絞り開放ですが、周辺までしっかりとした像を結びます

ガラスドアの質感もリアル

落ち着いた雰囲気の写真は、Zfの得意とする所です。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|40mm F4 ISO400

建物の壁に設置されたライトを撮影。

ライトに照らされた壁のグラデーションがいい雰囲気ですよね。

ザラザラとした壁の質感が伝わってきます。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|40mm F4 ISO640

Zfはシックな描写だけでなく、デザートだって得意です。

ゼリーの柔らかな質感、いかがでしょうか?

美味しそうに撮れるということが、何よりも嬉しいです。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|40mm F2 ISO100

絞り開放F2で撮影。

使用したレンズはZfのキットレンズ(付属レンズ)になっている、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

開放付近の柔らかな描写が、新緑の表現にマッチしています。

背景がざわつく事なく、ボケも滑らか

ニコンがZfのキットレンズに、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)を選んだのも頷けます。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F2.8 ISO100

この立体感。素晴らしいですよね。

Zfは、被写体認識機能を搭載しているのでピントもバッチリです。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|40mm F5.6 ISO320

水面のコントラストがいい塩梅です。

普通は黒く潰れてしまいがちなプール後ろの椅子にも、しっかりと階調が残っています。

マジックアワーの空。グラデーションが素敵ですよね。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F2.8 ISO100

牧場に行ったら、ソフトクリームは必須ですよね。

不思議と立体感を感じる描写です。

右側の暗部のトーンが非常に豊か。

それでいて空の青色もしっかりと表現されています。

さすがフルサイズセンサーと言ったところでしょうか。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F5.6 ISO110

もちろん、ソフトクリームをいただきました。

オートフォーカスが優秀なので、ピントが背景に抜けることはありません。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F9 ISO100

被写体の牛までは、かなりの距離がありましたが、しっかりと描かれています。

絞り込むと、周辺までしっかりと解像

リーズナブルなレンズ(NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition))ですが、いい仕事をしてくれます。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|40mm F8 ISO110

ホテルから見た、那須連山を撮影。

写真の中心から周辺部まで、きっちりと解像します。

開放付近は柔らかい描写のNIKKOR Z 40mm f/2(SE)ですが、絞り込むと非常にシャープな写りです。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|28mm F8 ISO100

岩の立体感、繊細な雲の描写。

登山には少々重いボディではありますが、Zfを持ってきて良かったと思わせる描写です。

高級レンズの描写?

いいえ違います。

ZfcのキットレンズにもなっているNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)

3万円ちょっとで購入できる入門用のレンズです。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|26mm F8 ISO800

Zマウント唯一のパンケーキレンズNIKKOR Z 26mm f/2.8で撮影。

周辺まで乱れることなく、きっちりと描写。

木々の繊細さに驚かされます。

深い緑、透き通る水面の描写。いいですよね。

暗部にもしっかり階調が残っているのも素晴らしい。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|26mm F8 ISO800

ニコンZfは、オートホワイトバランスも優秀です。

緑に引っ張られがちなシーンですが、人肌が緑に転ぶことなく忠実に再現してくれました。

コントラストの高い描写ですが、ボケも硬すぎずいい塩梅。

好みの描写です。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|26mm F2.8 ISO250

被写体認識機能により、しっかりと猫を認識してくれました。

気軽にシャッターを切ってもピントが合っている。

本当にありがたい機能です。

輝度差が大きく、カメラには厳しいシチュエーション。

ハイライト、シャドーともにしっかりと階調が残っておりセンサー性能の高さが伺えます。

猫の柔らかな毛並みも忠実に再現

描写の方もGOODです。

ニコンZf作例
Nikon Zf 作例|135mm F2.8 ISO800

Zfとオールドレンズ(ミノルタ MD 135mm F2.8)の作例。

透き通るような繊細な描写にうっとりします。

雨に濡れた彼岸花も、また美しいものです。

古いレンズの描写を最大限に引き出す、センサー性能の高さ。

最新のレンズだけでなく、オールドレンズを楽しめるのもZfの醍醐味です。

スペック比較

簡単にスペックを見ていきましょう。

各社のスタンダードカメラと比較しています。

スペック比較|各社フルサイズ

ニコンZfのスペックは、各社フルサイズのスタンダードタイプのカメラと同等。

スペックを重視する人でも、心配する必要はありません。

スクロールできます
ニコン
Zf
キヤノン
EOS R6 mark2
ソニー
α7CII
パナソニック
LUMIX S5II
センサーサイズフルサイズフルサイズフルサイズフルサイズ
有効画素数約2450万画素約2420万画素約3300万画素約2420万画素
モニター約210万ドット約162万ドット約104万ドット約184万ドット
モニタータイプバリアングルバリアングルバリアングルバリアングル
ファインダー
EVF
約369万ドット
0.8倍
約369万ドット0.76倍約236万ドット
0.7倍
約368万ドット
0.78倍
メカシャッター1/8000秒1/8000秒1/4000秒1/8000秒
手ぶれ補正8段8段7段5段
(Dual I.S.2:6.5段)
スロットダブルスロットダブルスロットシングルスロットダブルスロット
ボディサイズ約144×103×49mm約138×98×88mm約124x 71x 63mm約134×102mm×90mm
質量
(バッテリーSD含)
約710g約670g約514g約740g
価格
(ボディ)
約27万円約33万円約28万円約25万円
【比較表】スタンダードミラーレスカメラ(フルサイズ)|価格は2024年11月現在

基本性能は非常に充実しており、他者に見劣りしません。

デザイン性は(好みにもよりますが)Zfが圧倒的に優れており、価格もリーズナブル

Zfはデザインが好みであれば、多くの方にオススメできるカメラです。

ニコンZfの良かった点(メリット)

メリット

ニコンZfを1年使用して、良かった点メリット)を改めて紹介していきます。

ニコンZfの良かった点(メリット)
  • デザインと質感|1年経っても魅力的
  • 低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質
  • 高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験
  • 優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利
  • 撮影体験の質を上げる大きなファインダー
  • 撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載
  • オールドレンズが似合う
  • バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK

①デザインと質感|1年経っても魅力的

Nikon Zf + MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4
Nikon Zf + MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4

1年経った今でも、惚れ惚れするデザイン

厚塗りの半艶塗装、真鍮製のダイヤルなど質感も素晴らしく、触れるたびに高い満足感を得ることができます

クラシカルな外観を持つ同社のZfcと比較しても、質感はZfの方が一枚上手。

持った瞬間に感じる「ホンモノ感」

「いいカメラ使ってるな〜」

そんな思いが込み上げてくるデザインと質感に、今でも満足しています。

さらに嬉しいのは、ニコン公式で張り革のカラーを変更できること。

自分好みのカラーに変えることで、さらに愛着が増します。

私のZfはインディゴブルーにチェンジしました。

Nikon Zf 背面
Nikon Zf のバリアングル液晶を裏返しにした姿

ニコンZfは、バリアングルの裏面も同色の張り革に変更可能

バリアングル液晶を裏返せば、まるでフイルムカメラの様な撮影体験が楽しめます。

ニコンZfcも張り革の変更ができますが、バリアングル液晶の裏面までは対応していません。

その点も、Zfならではの魅力。

ニコンZfのデザイン・質感の満足感は一年たった今でも変わりません。

デザインや質感を求めてZfを購入するのは、「あり」です。

ゆゆねこ

使うたびに満足感の得られるカメラ。ライカMを使っていた頃の感覚に近いものを感じます。

②低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質

ニコンZfの良いところは、低価格なレンズでも満足できる画質であること。

高級レンズを使えば、よく写ります。当たり前ですよね。

しかし、作例に使用したレンズは、価格がリーズナブルな以下の3本のみ。

作例に使用したレンズ
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8

上の2本は、新品でも3万円台で購入できるレンズ。

一番下の、26mmパンケーキレンズでも6万円台。

フルサイズ対応のレンズとしては、非常にリーズナブルな価格のレンズです。

どのレンズも満足できる描写。

Zマウントレンズに外れなしと言われていますが、まさにその通りで安いレンズと言えども手抜きはありません。

Sライン(高級レンズ)と違い、絞り開放の周辺部は若干の甘さが残るものの、絞れば周辺までしっかり解像。

絞りによる描写の違いを楽しめるという点では、Sライン(高級レンズ)とはまた違った個性をもつレンズです。

低価格のレンズでも、優秀な描写が楽しめるのはZマウントを採用したZfならでは。

Zfは高級レンズを購入しなくても、十二分に楽しめるカメラです。

ゆゆねこ

28mmと40mmのSEレンズは、コンパクトで画質もGOOD。絞り開放は若干柔らかいものの、絞り込むと繊細さを保ったままシャープになります。

しろ

私の好きな26mmのパンケーキレンズは、絞り開放F2.8からシャープなレンズです。コンパクトなのにすごい!

③高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験

ニコンZfは、最上位機種Z9に搭載の画像処理エンジンEXPEED 7を搭載。

これにより、極めて高速なレスポンスを実現しています。

カメラ選びで見落とされがちなのがレスポンス速度。

しかし、実際には撮影の快適性に直結する非常に重要な要素です。

ニコンZfは電源ONから撮影開始までの待ち時間はほぼゼロ。

設定変更やメニュー操作も非常にスムーズです。

撮影は快適そのもので、レスポンスでのストレスを感じたことは一度もありません

ニコンZfの高速レスポンスは快適な撮影を実現。心地よい撮影体験を提供してくれます。

④優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利

ニコンZfは被写体認識を搭載しています。

この機能が、とにかく便利

私は被写体認識機能のうち、「人物認識」を重宝していますが、本当によく出来た機能です。

前を向いている時には瞳を認識。

横を向いた時は横顔、後ろを向いた時は頭部を認識します。

ニコンZfの導入前は、半信半疑の機能でしたが、十分に使えるほど認識の精度が高いです。

ピントはカメラ任せでOK。

構図を決めてシャッターを押すだけです。

ゆゆねこ

被写体認識は子供の撮影で重宝する機能。認識精度も高いので、安心してシャッターを切れます。

しろ

カメラに慣れていない私でも、ピントがしっかり合いますよ〜

⑤撮影体験の質を上げる大きなファインダー

ニコンZfは369万ドット、倍率0.8倍の大きなファインダーを搭載しています。

このファインダー、スペック上は他者とあまり違いがないように見えますが、ファインダーを覗くとクリアなファインダー像に驚かされます。

実は、一番重要なファインダーの綺麗さはスペックを見ただけでは分かりません。

スペックに現れるのはドット数と倍率のみ。

ファインダーの見え方に一番寄与するのは、ファインダー内部の光学系です。

光学系の良し悪しを判断するには、実際にファインダーを覗くしかありません。

ニコンZfのファインダーは、クリアで非常に見やすいので撮影時にテンションが上がります。

同価格帯の他者カメラと比較しても、特に優れているポイントです。

多くの方が撮影するときにファインダーを覗くでしょう。

その時に見える絵が綺麗だとしたら。

気持ちよく撮影できるのではないでしょうか?

ニコンZfのクリアなファインダーは、質の高い撮影体験を提供してくれます。

⑥撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載

ニコンZfは、ボディ内手ぶれ補正を搭載。

その効果はシャッタースピード8段分と、極めて高性能です。

ボディ内手ぶれ補正があれば、どんなレンズを付けても手ぶれ補正機能を使うことができます

フルサイズ向けのZマウントレンズは、レンズ内手ぶれ補正を搭載していないレンズが多いので、本当にありがたい機能。

多少ラフに撮っても、ブレのない写真が撮れますし、手持ちで滝や夜景を撮ることも可能。

手ぶれ補正があるのとないのとでは、安心感が段違いです。

Zfは8段分のボディ内手ぶれ補正を搭載しているので、安心して撮影することができます。

ゆゆねこ

スペック上はシャッタースピード8段分の効果となっていますが、体感としては5〜6段分くらいに感じました。

⑦オールドレンズが似合う

Nikon Zf + MINOLTA MD 135mm F2.8
Nikon Zf + MINOLTA MD 135mm F2.8

ニコンZfは、フイルムカメラ「FM2」をモチーフとしたクラシカルなデザイン(ニコン公式ではヘリテージデザイン)。

カメラ中央に刻まれた「Nikon」ロゴは、斜体の「Nikon」ではなく昔ながらの直立体を採用しています。

そのクラシカルな外観から、オールドレンズが非常に似合います

上の写真は、ミノルタのオールドレンズMD 135mm F2.8を装着したZf。

うーん、似合いますね。

近代的な見た目のボディにオールドレンズを装着すると、チグハグ感があるものです。

ニコンZfは、クラシカルな外観故オールドレンズとのマッチングが極めて良好。

オールドレンズは、比較的小型なレンズが多いので重量バランス的にもZfにピッタリです。

ニコンZfにオールドレンズを装着するためには、マウントアダプターが必要です。

私は、こちらの焦点工房のマウントアダプター「SHOTEN MSR-NZ」を使用しています。

⑧バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK

バリアングルモニターの説明
バリアングル液晶の動き

ニコンZfはバリアングル液晶を搭載。

ローアングルハイアングルで活躍するのはもちろんのこと、自撮りにも対応

バリアングル液晶は、縦位置での撮影にも対応できるので、重宝しています。

ワンアクションで展開できるチルト液晶も良いのですが、縦位置撮影では無力。

バリアングル液晶であれば、縦位置・横位置の両方に対応できるので、撮影の幅が広がります。

ゆゆねこ

最近は縦位置撮影が増えたので、Zfがバリアングル液晶で良かったと思っています。

ニコンZfの気になるポイント(デメリット)

満足度の高いニコンZfですが、当然 気になるポイント(デメリット)もあります。

ニコンZfの気になるポイント(デメリット)
  • ニコンZfに似合う純正レンズが少ない
  • グリップが小さい
  • 拡大表示解除の方法にクセがある

①ニコンZfに似合う純正レンズが少ない

NIKKOR SEレンズ
2本のSEレンズ

ニコンZfに似合う純正レンズが、ほとんどない。

コレが、最大のデメリットではないでしょうか。

ニコン純正レンズでは、以下の3本以外は外観のマッチングがイマイチ。

ニコンZfに似合うレンズ
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8

次点で、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3。

Zf発売以降に発売されたレンズで、比較的小型なF1.4シリーズもありますが、Zfにベストマッチとはいきません。

Zf + NIKKOR Z 35mm f/1.4
Zf + NIKKOR Z 35mm f/1.4

NIKKOR Z 35mm f/1.4とZfの組合せも悪くはありませんが、軽快さに欠ける印象。

個人的には、レンズ込みで1kg以下で運用したい所です。

ニコンさん、Zfに似合うレンズの拡充をお願いします。

ゆゆねこ

そろそろ、Zfに似合うレンズを追加投入して欲しいところです。

しろ

私のお気に入りは、NIKKOR Z 26mm f/2.8。軽くて、小さくて、よく写りますよ〜

②グリップが小さい

クラシカルでおしゃれなニコンZf。

その見た目を再現するために、グリップが小さくなっています

しっかり握るには心許ないグリップ。

軽めのレンズでは問題になりませんが、大きめのレンズには少し辛いものがあります。

とは言え、大きいレンズはZfに似合いません。

小型軽量なレンズで、軽快にZfを運用することが、見た目的にも重量バランス的にも良い選択かもしれません。

ゆゆねこ

別売りのグリップもありますが、重量が増してしまうので、私は何も付けない方が好みです。

③拡大表示解除の方法にクセがある

ニコンZfは、そのクラシカルな外観からオールドレンズがよく似合います。

オールドレンズには、オートフォーカス機能がありません。

そのため、マニュアルでピントを合わせる必要があります。

より精密なピント合わせをするために、拡大表示を使用しますが、拡大表示の解除に少しクセがあります。

拡大解除方法の比較|Z9・Z8・Zf
拡大解除方法の比較|Z9・Z8・Zf

「+」ボタンで拡大、「ー」ボタンで解除。

何も問題ないように思えますが、このボタンの位置がよくありません。

拡大表示でピントを合わせた後、全体の構図を確認するために「ー」ボタンを押すためには、一度右手をグリップから離さなくてはなりません(もしくは握り直す)。

せっかく合わせたピントが、ズレてしまう可能性があります。

Z9やZ8では、この問題を解決するためにシャッターボタン半押しで拡大解除が可能です。

ファームウェアアップデートで対応できる機能なので、Zfにも対応して欲しい所です。

ゆゆねこ

オールドレンズを使う人も多いZf。拡大表示のシャッター半押し解除は必須と言っても良い機能です。ニコンさん、この点は早急に改善してもらいたい!

一緒に購入すると便利なもの

ニコンZfと、一緒に購入すると便利なものを紹介します。

一緒に購入すると便利なもの
  • SDカード
  • USB-C充電器
  • 液晶保護ガラス、フィルム
  • 交換レンズ|おすすめはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)
ゆゆねこ

SDカードとUSB-Cの充電器は必須。
持っていない人は、要チェックです。

SDカード

ニコンZfには、SDカードが付属していません

写真を記録するために、SDカードを買いましょう。

ニコンZfの記録メディアスロットは2つ。

SDカードとmicro SDスロットです。

SDカード|UHS-II

オススメのSDカード

ニコンZfはUHS-IIのSDカードに対応しています。

UHS-IIは、普通のSDカードと比較して、書き込み速度、読み込み速度が高速です。

連写をする人は、SDカードも高速なUHS-IIタイプを選択しましょう。

連写しない人は、UHS-Iタイプでも十分です。

オススメのSDカードを紹介しておきます。

容量は、写真を撮るだけなら64GBもあれば十分です。

参考|64GBでは、JPEGだけで約2700枚、RAW+JPEGで約1400枚ほど記録できます(画質設定は最高)。

毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。

NextorageProGrade Digital
SDカードタイプUHS-IIUHS-II
商品名NX-F2PRO64GCOBALT
速度読込:300MB/s
書込:299MB/s
読込:300MB/s
書込:250MB/s
容量64GB64GB
価格8,480円11,600円
オススメSDカード(高速連写する人)|価格は2024年9月時点
NextorageProGrade Digital
SDカードタイプUHS-IIUHS-II
商品名NX-F2SE128GGOLD
速度読込:280MB/s
書込:100MB/s
読込:250MB/s
書込:100MB/s
容量128GB128GB
価格5,980円8,300円
オススメSDカード(バランス重視の人)|価格は2024年9月時点
NextorageNextorageSanDisk
SDカードタイプUHS-IUHS-IUHS-I
商品名NF1A128NF1A256SDSDXXU-064G-GHJIN
速度読込:100MB/s
書込:80MB/s
読込:100MB/s
書込:80MB/s
読込:200MB/s
(カメラでは最大読込104MB/s)
書込:90MB/s
容量128GB256GB64GB
価格1,990円3,280円2,425円
オススメSDカード(価格は2024年10月時点)

NextorageのSDカードが最もおすすめですが、最近は在庫切れであることが多いです。

そんな時は、SanDiskを選びましょう。

microSD

UHS-Iのみに対応。UHS-IIには非対応なので注意してください。

UHS-IIの物も使えますが、速度はUHS-I相当になります。

オススメのmicro SDカードを紹介しておきます。

こちらも毎月のAmazonセールで安くなることがあるので、セールの時に購入するとお得です。

Nextorage
SDカードタイプUHS-I
商品名NM1A128/GHAE SYM
速度読込:100MB/s
書込:80MB/s
容量128GB
価格2,330円
オススメMicro SDカード|価格は2024年9月時点

USB-C充電器

ニコンZfには、バッテリーの充電器が付属していません

充電するために、USB-C対応の充電器を買いましょう。

私は、こちらのBelkin製USB-C充電器を使用しています。

液晶保護ガラス、フィルム

液晶の保護に必要な、保護ガラス・保護フィルム。

私は、ORMY製の保護ガラスを使用しています。

ORMY製の保護ガラスは何度も購入していますが、今のところ不具合に遭遇したことはありません。

モニターサイズが同じZ6、Z7シリーズの物を使用しました。

Zfのモニターサイズにもぴったり。

ただし、F値表示用の小窓分の保護フィルムや保護ガラスは入っていません。

保護フィルムと同等の価格で、保護ガラスが買えるので、本製品はいつも気に入って使っています。

ニコンZfに使用した液晶保護ガラス
ニコンZfに使用した保護ガラス

④交換レンズ|おすすめはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)

キットレンズは40mmの単焦点(NIKKOR Z 40mm f/2(SE))のみ。

別の焦点距離のレンズも買ってみましょう。

オススメはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)

NIKKOR Z28mm f/2.8(SE)の特徴
  • 28mmの広角レンズ
  • 開放F値F2.8と、明るめのレンズ
  • 小型軽量|160g
  • 写真の中心はしっかり解像
  • 程よい柔らかさを残した滑らかなボケ
  • Zfとのデザインマッチングが最高
  • リーズナブルな価格|3万円台

ニコンZfに装着するとこんな感じです。

ニコンZfと28mmF2.8の画像
ニコンZfとNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)

小さくて・軽くて・よく写る。

おまけに価格までリーズナブルなレンズです。

Zfで広角側の写真を撮りたいと思った方は、まず最初に検討してみてください。

ゆゆねこ

26mmのパンケーキレンズもありますが、価格は6万円台。28mmのSEレンズはAF駆動音も静かで、フォーカスブリージングも少なめ。動画も撮影する方は、28mm f/2.8 SEレンズがオススメです。

まとめ

ニコンZfを1年間使用してきました。

最後に、内容をまとめておきましょう。

ニコンZfの良かった点(メリット)
  • デザインと質感|1年経っても魅力的
  • 低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質
  • 高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験
  • 優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利
  • 撮影体験の質を上げる大きなファインダー
  • 撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載
  • オールドレンズが似合う
  • バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK
ニコンZfの気になるポイント(デメリット)
  • ニコンZfに似合う純正レンズが少ない
  • グリップが小さい
  • 拡大表示解除の方法にクセがある

クラシカルでおしゃれな外観に似合わず、最新機能満載

ファインダーも綺麗で、動作もサクサク

1年経った今でも、本当に満足度の高いカメラです。

クラシカルで本格派の1台。

ニコンZf、お一つ手元にいかがでしょうか。

写真ライフがきっと素敵なものになりますよ。

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30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも写真を楽しめますように。

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