ニコンZfを導入して1年経ちました。
1年間使用した正直な感想は、「ニコンZfを選んで本当に良かった」ということ。
クラシカルでオシャレなデザインに、満足度の高い質感。
それでいながら、最新の機能も併せ持つ。
当に夢のようなカメラです。
価格もリーズナブルなので、外観が気にいったのであれば第一にオススメしたいカメラ。
本当に満足度の高いニコンZfですが、決して完璧ではありません。
1年間の総仕上げとして、メリット・デメリットも含めた上で徹底的にレビューします。
ニコンZfは、果たして買いのカメラなのか?
皆さん自身の目で、判断してください。
ニコンZfとは
ニコンZfは2023年10月23日に、ニコンから発売されたフルサイズミラーレスカメラ。
特出すべきは、そのデザイン。
ニコンのフイルムカメラ「FM2」にインスパイアされたヘリテージデザインを採用。
デザインだけでなく、ダイヤルを真鍮製にするなど、質感にもこだわったカメラとなっています。
クラシカルな外観を持つミラーレスカメラは、オリンパス(OMシステム)や富士フイルムが既に販売していますが、フルサイズミラーレスカメラとしては、世界初。
その見た目とは裏腹に、ニコンのフラッグシップ機(最上位機種)Z9、Z8に次ぐ性能※(発売日時点)を持ち、どんな被写体にもオールラウンドに対応可能。
ニコンZfは見た目はクラシカルですが、機能は本格派のカメラです。
※2024年にZ6IIIが発売されたため、現在の性能は4番手に甘んじています。
作例
まずは、作例を見ていきましょう。
カフェの入り口を撮影。
F2.8の絞り開放ですが、周辺までしっかりとした像を結びます。
ガラスドアの質感もリアル。
落ち着いた雰囲気の写真は、Zfの得意とする所です。
建物の壁に設置されたライトを撮影。
ライトに照らされた壁のグラデーションがいい雰囲気ですよね。
ザラザラとした壁の質感が伝わってきます。
Zfはシックな描写だけでなく、デザートだって得意です。
ゼリーの柔らかな質感、いかがでしょうか?
美味しそうに撮れるということが、何よりも嬉しいです。
絞り開放F2で撮影。
使用したレンズはZfのキットレンズ(付属レンズ)になっている、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)。
開放付近の柔らかな描写が、新緑の表現にマッチしています。
背景がざわつく事なく、ボケも滑らか。
ニコンがZfのキットレンズに、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)を選んだのも頷けます。
この立体感。素晴らしいですよね。
Zfは、被写体認識機能を搭載しているのでピントもバッチリです。
水面のコントラストがいい塩梅です。
普通は黒く潰れてしまいがちなプール後ろの椅子にも、しっかりと階調が残っています。
マジックアワーの空。グラデーションが素敵ですよね。
牧場に行ったら、ソフトクリームは必須ですよね。
不思議と立体感を感じる描写です。
右側の暗部のトーンが非常に豊か。
それでいて空の青色もしっかりと表現されています。
さすがフルサイズセンサーと言ったところでしょうか。
もちろん、ソフトクリームをいただきました。
オートフォーカスが優秀なので、ピントが背景に抜けることはありません。
被写体の牛までは、かなりの距離がありましたが、しっかりと描かれています。
絞り込むと、周辺までしっかりと解像。
リーズナブルなレンズ(NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition))ですが、いい仕事をしてくれます。
ホテルから見た、那須連山を撮影。
写真の中心から周辺部まで、きっちりと解像します。
開放付近は柔らかい描写のNIKKOR Z 40mm f/2(SE)ですが、絞り込むと非常にシャープな写りです。
岩の立体感、繊細な雲の描写。
登山には少々重いボディではありますが、Zfを持ってきて良かったと思わせる描写です。
高級レンズの描写?
いいえ違います。
ZfcのキットレンズにもなっているNIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)。
3万円ちょっとで購入できる入門用のレンズです。
Zマウント唯一のパンケーキレンズNIKKOR Z 26mm f/2.8で撮影。
周辺まで乱れることなく、きっちりと描写。
木々の繊細さに驚かされます。
深い緑、透き通る水面の描写。いいですよね。
暗部にもしっかり階調が残っているのも素晴らしい。
ニコンZfは、オートホワイトバランスも優秀です。
緑に引っ張られがちなシーンですが、人肌が緑に転ぶことなく忠実に再現してくれました。
コントラストの高い描写ですが、ボケも硬すぎずいい塩梅。
好みの描写です。
被写体認識機能により、しっかりと猫を認識してくれました。
気軽にシャッターを切ってもピントが合っている。
本当にありがたい機能です。
輝度差が大きく、カメラには厳しいシチュエーション。
ハイライト、シャドーともにしっかりと階調が残っておりセンサー性能の高さが伺えます。
猫の柔らかな毛並みも忠実に再現。
描写の方もGOODです。
Zfとオールドレンズ(ミノルタ MD 135mm F2.8)の作例。
透き通るような繊細な描写にうっとりします。
雨に濡れた彼岸花も、また美しいものです。
古いレンズの描写を最大限に引き出す、センサー性能の高さ。
最新のレンズだけでなく、オールドレンズを楽しめるのもZfの醍醐味です。
スペック比較
簡単にスペックを見ていきましょう。
各社のスタンダードカメラと比較しています。
スペック比較|各社フルサイズ
ニコンZfのスペックは、各社フルサイズのスタンダードタイプのカメラと同等。
スペックを重視する人でも、心配する必要はありません。
ニコン Zf | キヤノン EOS R6 mark2 | ソニー α7CII | パナソニック LUMIX S5II | |
---|---|---|---|---|
センサーサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ | フルサイズ |
有効画素数 | 約2450万画素 | 約2420万画素 | 約3300万画素 | 約2420万画素 |
モニター | 約210万ドット | 約162万ドット | 約104万ドット | 約184万ドット |
モニタータイプ | バリアングル | バリアングル | バリアングル | バリアングル |
ファインダー EVF | 約369万ドット 0.8倍 | 約369万ドット0.76倍 | 0.7倍 | 約236万ドット0.78倍 | 約368万ドット
メカシャッター | 1/8000秒 | 1/8000秒 | 1/4000秒 | 1/8000秒 |
手ぶれ補正 | 8段 | 8段 | 7段 | (Dual I.S.2:6.5段) | 5段
スロット | ダブルスロット | ダブルスロット | シングルスロット | ダブルスロット |
ボディサイズ | 約144×103×49mm | 約138×98×88mm | 約124x 71x 63mm | 約134×102mm×90mm |
質量 (バッテリーSD含) | 約710g | 約670g | 約514g | 約740g |
価格 (ボディ) | 約27万円 | 約33万円 | 約28万円 | 約25万円 |
基本性能は非常に充実しており、他者に見劣りしません。
デザイン性は(好みにもよりますが)Zfが圧倒的に優れており、価格もリーズナブル。
Zfはデザインが好みであれば、多くの方にオススメできるカメラです。
ニコンZfの良かった点(メリット)
ニコンZfを1年使用して、良かった点(メリット)を改めて紹介していきます。
- デザインと質感|1年経っても魅力的
- 低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質
- 高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験
- 優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利
- 撮影体験の質を上げる大きなファインダー
- 撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載
- オールドレンズが似合う
- バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK
①デザインと質感|1年経っても魅力的
1年経った今でも、惚れ惚れするデザイン。
厚塗りの半艶塗装、真鍮製のダイヤルなど質感も素晴らしく、触れるたびに高い満足感を得ることができます。
クラシカルな外観を持つ同社のZfcと比較しても、質感はZfの方が一枚上手。
持った瞬間に感じる「ホンモノ感」
「いいカメラ使ってるな〜」
そんな思いが込み上げてくるデザインと質感に、今でも満足しています。
さらに嬉しいのは、ニコン公式で張り革のカラーを変更できること。
自分好みのカラーに変えることで、さらに愛着が増します。
私のZfはインディゴブルーにチェンジしました。
ニコンZfは、バリアングルの裏面も同色の張り革に変更可能。
バリアングル液晶を裏返せば、まるでフイルムカメラの様な撮影体験が楽しめます。
ニコンZfcも張り革の変更ができますが、バリアングル液晶の裏面までは対応していません。
その点も、Zfならではの魅力。
ニコンZfのデザイン・質感の満足感は一年たった今でも変わりません。
デザインや質感を求めてZfを購入するのは、「あり」です。
使うたびに満足感の得られるカメラ。ライカMを使っていた頃の感覚に近いものを感じます。
②低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質
ニコンZfの良いところは、低価格なレンズでも満足できる画質であること。
高級レンズを使えば、よく写ります。当たり前ですよね。
しかし、作例に使用したレンズは、価格がリーズナブルな以下の3本のみ。
- NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
- NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
- NIKKOR Z 26mm f/2.8
上の2本は、新品でも3万円台で購入できるレンズ。
一番下の、26mmパンケーキレンズでも6万円台。
フルサイズ対応のレンズとしては、非常にリーズナブルな価格のレンズです。
どのレンズも満足できる描写。
Zマウントレンズに外れなしと言われていますが、まさにその通りで安いレンズと言えども手抜きはありません。
Sライン(高級レンズ)と違い、絞り開放の周辺部は若干の甘さが残るものの、絞れば周辺までしっかり解像。
絞りによる描写の違いを楽しめるという点では、Sライン(高級レンズ)とはまた違った個性をもつレンズです。
低価格のレンズでも、優秀な描写が楽しめるのはZマウントを採用したZfならでは。
Zfは高級レンズを購入しなくても、十二分に楽しめるカメラです。
28mmと40mmのSEレンズは、コンパクトで画質もGOOD。絞り開放は若干柔らかいものの、絞り込むと繊細さを保ったままシャープになります。
私の好きな26mmのパンケーキレンズは、絞り開放F2.8からシャープなレンズです。コンパクトなのにすごい!
③高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験
ニコンZfは、最上位機種Z9に搭載の画像処理エンジンEXPEED 7を搭載。
これにより、極めて高速なレスポンスを実現しています。
カメラ選びで見落とされがちなのがレスポンス速度。
しかし、実際には撮影の快適性に直結する非常に重要な要素です。
ニコンZfは電源ONから撮影開始までの待ち時間はほぼゼロ。
設定変更やメニュー操作も非常にスムーズです。
撮影は快適そのもので、レスポンスでのストレスを感じたことは一度もありません。
ニコンZfの高速レスポンスは快適な撮影を実現。心地よい撮影体験を提供してくれます。
④優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利
ニコンZfは被写体認識を搭載しています。
この機能が、とにかく便利。
私は被写体認識機能のうち、「人物認識」を重宝していますが、本当によく出来た機能です。
前を向いている時には瞳を認識。
横を向いた時は横顔、後ろを向いた時は頭部を認識します。
ニコンZfの導入前は、半信半疑の機能でしたが、十分に使えるほど認識の精度が高いです。
ピントはカメラ任せでOK。
構図を決めてシャッターを押すだけです。
被写体認識は子供の撮影で重宝する機能。認識精度も高いので、安心してシャッターを切れます。
カメラに慣れていない私でも、ピントがしっかり合いますよ〜
⑤撮影体験の質を上げる大きなファインダー
ニコンZfは369万ドット、倍率0.8倍の大きなファインダーを搭載しています。
このファインダー、スペック上は他者とあまり違いがないように見えますが、ファインダーを覗くとクリアなファインダー像に驚かされます。
実は、一番重要なファインダーの綺麗さはスペックを見ただけでは分かりません。
スペックに現れるのはドット数と倍率のみ。
ファインダーの見え方に一番寄与するのは、ファインダー内部の光学系です。
光学系の良し悪しを判断するには、実際にファインダーを覗くしかありません。
ニコンZfのファインダーは、クリアで非常に見やすいので撮影時にテンションが上がります。
同価格帯の他者カメラと比較しても、特に優れているポイントです。
多くの方が撮影するときにファインダーを覗くでしょう。
その時に見える絵が綺麗だとしたら。
気持ちよく撮影できるのではないでしょうか?
ニコンZfのクリアなファインダーは、質の高い撮影体験を提供してくれます。
⑥撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載
ニコンZfは、ボディ内手ぶれ補正を搭載。
その効果はシャッタースピード8段分と、極めて高性能です。
ボディ内手ぶれ補正があれば、どんなレンズを付けても手ぶれ補正機能を使うことができます。
フルサイズ向けのZマウントレンズは、レンズ内手ぶれ補正を搭載していないレンズが多いので、本当にありがたい機能。
多少ラフに撮っても、ブレのない写真が撮れますし、手持ちで滝や夜景を撮ることも可能。
手ぶれ補正があるのとないのとでは、安心感が段違いです。
Zfは8段分のボディ内手ぶれ補正を搭載しているので、安心して撮影することができます。
スペック上はシャッタースピード8段分の効果となっていますが、体感としては5〜6段分くらいに感じました。
⑦オールドレンズが似合う
ニコンZfは、フイルムカメラ「FM2」をモチーフとしたクラシカルなデザイン(ニコン公式ではヘリテージデザイン)。
カメラ中央に刻まれた「Nikon」ロゴは、斜体の「Nikon」ではなく昔ながらの直立体を採用しています。
そのクラシカルな外観から、オールドレンズが非常に似合います。
上の写真は、ミノルタのオールドレンズMD 135mm F2.8を装着したZf。
うーん、似合いますね。
近代的な見た目のボディにオールドレンズを装着すると、チグハグ感があるものです。
ニコンZfは、クラシカルな外観故オールドレンズとのマッチングが極めて良好。
オールドレンズは、比較的小型なレンズが多いので重量バランス的にもZfにピッタリです。
ニコンZfにオールドレンズを装着するためには、マウントアダプターが必要です。
私は、こちらの焦点工房のマウントアダプター「SHOTEN MSR-NZ」を使用しています。
⑧バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK
ニコンZfはバリアングル液晶を搭載。
ローアングルやハイアングルで活躍するのはもちろんのこと、自撮りにも対応。
バリアングル液晶は、縦位置での撮影にも対応できるので、重宝しています。
ワンアクションで展開できるチルト液晶も良いのですが、縦位置撮影では無力。
バリアングル液晶であれば、縦位置・横位置の両方に対応できるので、撮影の幅が広がります。
最近は縦位置撮影が増えたので、Zfがバリアングル液晶で良かったと思っています。
ニコンZfの気になるポイント(デメリット)
満足度の高いニコンZfですが、当然 気になるポイント(デメリット)もあります。
- ニコンZfに似合う純正レンズが少ない
- グリップが小さい
- 拡大表示解除の方法にクセがある
①ニコンZfに似合う純正レンズが少ない
ニコンZfに似合う純正レンズが、ほとんどない。
コレが、最大のデメリットではないでしょうか。
ニコン純正レンズでは、以下の3本以外は外観のマッチングがイマイチ。
- NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
- NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
- NIKKOR Z 26mm f/2.8
次点で、NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3。
Zf発売以降に発売されたレンズで、比較的小型なF1.4シリーズもありますが、Zfにベストマッチとはいきません。
NIKKOR Z 35mm f/1.4とZfの組合せも悪くはありませんが、軽快さに欠ける印象。
個人的には、レンズ込みで1kg以下で運用したい所です。
ニコンさん、Zfに似合うレンズの拡充をお願いします。
そろそろ、Zfに似合うレンズを追加投入して欲しいところです。
私のお気に入りは、NIKKOR Z 26mm f/2.8。軽くて、小さくて、よく写りますよ〜
②グリップが小さい
クラシカルでおしゃれなニコンZf。
その見た目を再現するために、グリップが小さくなっています。
しっかり握るには心許ないグリップ。
軽めのレンズでは問題になりませんが、大きめのレンズには少し辛いものがあります。
とは言え、大きいレンズはZfに似合いません。
小型軽量なレンズで、軽快にZfを運用することが、見た目的にも重量バランス的にも良い選択かもしれません。
別売りのグリップもありますが、重量が増してしまうので、私は何も付けない方が好みです。
③拡大表示解除の方法にクセがある
ニコンZfは、そのクラシカルな外観からオールドレンズがよく似合います。
オールドレンズには、オートフォーカス機能がありません。
そのため、マニュアルでピントを合わせる必要があります。
より精密なピント合わせをするために、拡大表示を使用しますが、拡大表示の解除に少しクセがあります。
「+」ボタンで拡大、「ー」ボタンで解除。
何も問題ないように思えますが、このボタンの位置がよくありません。
拡大表示でピントを合わせた後、全体の構図を確認するために「ー」ボタンを押すためには、一度右手をグリップから離さなくてはなりません(もしくは握り直す)。
せっかく合わせたピントが、ズレてしまう可能性があります。
Z9やZ8では、この問題を解決するためにシャッターボタン半押しで拡大解除が可能です。
ファームウェアアップデートで対応できる機能なので、Zfにも対応して欲しい所です。
オールドレンズを使う人も多いZf。拡大表示のシャッター半押し解除は必須と言っても良い機能です。ニコンさん、この点は早急に改善してもらいたい!
一緒に購入すると便利なもの
ニコンZfと、一緒に購入すると便利なものを紹介します。
- SDカード
- USB-C充電器
- 液晶保護ガラス、フィルム
- 交換レンズ|おすすめはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)
SDカードとUSB-Cの充電器は必須。
持っていない人は、要チェックです。
SDカード
ニコンZfには、SDカードが付属していません。
写真を記録するために、SDカードを買いましょう。
ニコンZfの記録メディアスロットは2つ。
SDカードとmicro SDスロットです。
SDカード|UHS-II
ニコンZfはUHS-IIのSDカードに対応しています。
UHS-IIは、普通のSDカードと比較して、書き込み速度、読み込み速度が高速です。
連写をする人は、SDカードも高速なUHS-IIタイプを選択しましょう。
連写しない人は、UHS-Iタイプでも十分です。
オススメのSDカードを紹介しておきます。
容量は、写真を撮るだけなら64GBもあれば十分です。
参考|64GBでは、JPEGだけで約2700枚、RAW+JPEGで約1400枚ほど記録できます(画質設定は最高)。
毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。
Nextorage | ProGrade Digital | |
---|---|---|
SDカードタイプ | UHS-II | UHS-II |
商品名 | NX-F2PRO64G | COBALT |
速度 | 読込:300MB/s 書込:299MB/s | 読込:300MB/s 書込:250MB/s |
容量 | 64GB | 64GB |
価格 | 8,480円 | 11,600円 |
Nextorage | ProGrade Digital | |
---|---|---|
SDカードタイプ | UHS-II | UHS-II |
商品名 | NX-F2SE128G | GOLD |
速度 | 読込:280MB/s 書込:100MB/s | 読込:250MB/s 書込:100MB/s |
容量 | 128GB | 128GB |
価格 | 5,980円 | 8,300円 |
Nextorage | Nextorage | SanDisk | |
---|---|---|---|
SDカードタイプ | UHS-I | UHS-I | UHS-I |
商品名 | NF1A128 | NF1A256 | SDSDXXU-064G-GHJIN |
速度 | 読込:100MB/s 書込:80MB/s | 読込:100MB/s 書込:80MB/s | 読込:200MB/s (カメラでは最大読込104MB/s) 書込:90MB/s |
容量 | 128GB | 256GB | 64GB |
価格 | 1,990円 | 3,280円 | 2,425円 |
NextorageのSDカードが最もおすすめですが、最近は在庫切れであることが多いです。
そんな時は、SanDiskを選びましょう。
microSD
UHS-Iのみに対応。UHS-IIには非対応なので注意してください。
UHS-IIの物も使えますが、速度はUHS-I相当になります。
オススメのmicro SDカードを紹介しておきます。
こちらも毎月のAmazonセールで安くなることがあるので、セールの時に購入するとお得です。
Nextorage | |
---|---|
SDカードタイプ | UHS-I |
商品名 | NM1A128/GHAE SYM |
速度 | 読込:100MB/s 書込:80MB/s |
容量 | 128GB |
価格 | 2,330円 |
USB-C充電器
ニコンZfには、バッテリーの充電器が付属していません。
充電するために、USB-C対応の充電器を買いましょう。
私は、こちらのBelkin製USB-C充電器を使用しています。
液晶保護ガラス、フィルム
液晶の保護に必要な、保護ガラス・保護フィルム。
私は、ORMY製の保護ガラスを使用しています。
ORMY製の保護ガラスは何度も購入していますが、今のところ不具合に遭遇したことはありません。
モニターサイズが同じZ6、Z7シリーズの物を使用しました。
Zfのモニターサイズにもぴったり。
ただし、F値表示用の小窓分の保護フィルムや保護ガラスは入っていません。
保護フィルムと同等の価格で、保護ガラスが買えるので、本製品はいつも気に入って使っています。
④交換レンズ|おすすめはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)
キットレンズは40mmの単焦点(NIKKOR Z 40mm f/2(SE))のみ。
別の焦点距離のレンズも買ってみましょう。
オススメはNIKKOR Z 28mm f/2.8(SE)。
- 28mmの広角レンズ
- 開放F値F2.8と、明るめのレンズ
- 小型軽量|160g
- 写真の中心はしっかり解像
- 程よい柔らかさを残した滑らかなボケ
- Zfとのデザインマッチングが最高
- リーズナブルな価格|3万円台
ニコンZfに装着するとこんな感じです。
小さくて・軽くて・よく写る。
おまけに価格までリーズナブルなレンズです。
Zfで広角側の写真を撮りたいと思った方は、まず最初に検討してみてください。
26mmのパンケーキレンズもありますが、価格は6万円台。28mmのSEレンズはAF駆動音も静かで、フォーカスブリージングも少なめ。動画も撮影する方は、28mm f/2.8 SEレンズがオススメです。
まとめ
ニコンZfを1年間使用してきました。
最後に、内容をまとめておきましょう。
- デザインと質感|1年経っても魅力的
- 低価格なレンズでもよく写る|優秀な画質
- 高速レスポンスがもたらす快適な撮影体験
- 優秀なオートフォーカス|被写体認識が便利
- 撮影体験の質を上げる大きなファインダー
- 撮影の安心感|8段分の手ぶれ補正搭載
- オールドレンズが似合う
- バリアングル式の可動液晶|自撮りもOK
- ニコンZfに似合う純正レンズが少ない
- グリップが小さい
- 拡大表示解除の方法にクセがある
クラシカルでおしゃれな外観に似合わず、最新機能満載。
ファインダーも綺麗で、動作もサクサク。
1年経った今でも、本当に満足度の高いカメラです。
クラシカルで本格派の1台。
ニコンZf、お一つ手元にいかがでしょうか。
写真ライフがきっと素敵なものになりますよ。