iPhone15シリーズ、遂に発売されましたね。カメラの進化も著しい。
スマホはズームできないじゃないかと言われた時代もありましたが、最近では複数のレンズを搭載することで、ステップ式にズームすることができたり、仕舞いにはズームレンズを搭載したスマホまで出てくる始末。
いやー、本当にカメラいらないんじゃない?
それの影響なのか定かではありませんが、巷ではコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)の販売終了が相次いでいます。
私も昨年、宣伝文句につられて、ソニーのXperia PRO-Iを購入しました。
コレがあれば、コンデジを売却して、スマホ1つでミニマルな写真ライフが楽しめるじゃないか!
と、思っていたが、そうではなかった。
それどころか、コンデジの魅力を再認識する結果になったのだった。
おすすめコンデジが知りたい方は、こちら。
ソニーのスマホXperia PRO-Iを手に入れた私
ソニーの公式ホームページにはこう記載されている。
新たな”可能性”と”価値”を。
カメラ、極まる。
本物のカメラをスマートフォンに
ふむふむ、誰がどう見てもカメラ推しだ。
では、スペックを確認していこう。
・16mm、24mm、50mmの3つのレンズを搭載
・24mmは1インチセンサーを搭載(ただし中央クロップ)
・α譲りのオートフォーカス性能
要約すると、画質はコンデジ、オートフォーカス性能はミラーレスカメラ。
当に夢のスマホ。特にオートフォーカスは普通のスマホが弱い部分であるため、心躍りました。
ソニーが推しに推している画質。
結論から言うと、ソニーの1インチコンデジに負けます。
分かっていました。分かっていましたよ。
スマホがカメラに勝ったら、カメラの立ち位置がなくなりますし・・・。
16mmの超広角は、ソニーのコンデジにないのでまあ良いでしょう。
24mmの広角は、ソニーが胸を張って宣伝していましたが、やはりコンデジを打ち負かすには1歩、いや2歩ほど足りない。
レンズ側がかなり無理をして設計されていることが伺えます。
誤解を与えないように付け足しておきますが、スマホの中ではかなり良い画質です。
50mmの標準レンズはというと、予想を遥かに下回る画質でした。もう、24mmのレンズでデジタルズームした方がキレイなくらいです。
画質一つとっても、コンデジを売却して身軽にシンプルライフ とはいきませんでした。
その他にも、
RAWで撮影すると連写ができないとか、ISOオート時のシャッター速度低速限界設定ができないとか、外部メディアにはRAW保存できないとか・・・。
言いたいことは山ほどあります。
もうこれくらいで良いでしょう。
スマホが高性能になっても、カメラは必要なのです。少なくとも私にとっては。
なぜ、コンデジを推すのか
「流石に、スマホがコンデジに勝てるわけないじゃないか。比較対象がおかしいよ。」
そう言う人もいるでしょう。
そう。そうなのです。
「 スマホ = コンデジ 」 ではない。
ということは、スマホがあるから、コンデジは不要である。という事にはならないのだ。
コンデジにあって、スマホにないものとは何なのか?
カメラで撮るという撮影体験
撮影が楽しい。
まずこれである。
単純にカメラで撮ることが楽しいのだ。
上手く伝えることが難しいが、私自身、カメラで写真を撮る方が、明らかに楽しいのである。
スマホでも写真は撮れるが、楽しんで撮るというよりも、記録しているという感覚の方が強い。
こればっかりは、試してみないと楽しさは分からない。
店頭でもいいし、友人や家族のカメラでもいい。
試しにカメラを使ってみて、少しでも楽しいと思えたのなら、あなたにはカメラが向いているのかもしれません。
個性的な魅力を持つカメラ達
スマホのカメラといえば、24〜28mmくらいのカメラを標準装備。高性能なモデルであれば超広角レンズ、望遠レンズの2つを追加したものが多いでしょう。
スマホカメラの個性と言っても、その位です。
一部、ズームレンズを搭載したモデルもありますが、画質はお察しの通りです。
コンデジは個性個性のオンパレード。
- ズームを諦め画質に全力投球したリコーGRシリーズや、富士フイルムX100シリーズ
- 広角から望遠まで、狙った獲物を捉え続けるソニーのRX100m7
- アウトドアは俺に任せろ。防水耐衝撃カメラ オリンパス(OM SYSTEM)のTGシリーズ
などなど、コンデジは一芸に秀でる個性的なカメラが揃っています。
キャラクターが立っている分、好みに応じて選ぶことができるのも嬉しいポイントです。
画質がいい
3つ目の魅力が、何だか平凡なものになってしまいました。気を取り直していきましょう。
そう、画質がいいのです。
当たり前と言えば、当たり前ですよね。
しかし、重要なことです。
いくらカメラで撮るのが楽しいからと言っても、撮れた写真がイマイチであったのなら?
カメラを使うのがイヤになってきますよね。
安いコンデジよりもスマホの方が画質がいいよ
と、言う人もいるでしょう。
確かに一理あります。
では、スマホのズーム機能を使った写真を見てください。
残念な画質になっているのではないでしょうか。
確かに最近のスマホは写真が綺麗に撮れます。
しかし、それはズームしない場合のみ。
複数のレンズが搭載されているスマホでも、そのレンズの数だけの画角のみ高画質な写真で、それ以外はデジタルズームになりますので、画質が劣化します。
コンデジは光学ズームであるため、デジタルズームを基本とするスマホよりも、自ずと画質面で有利となります。
ズームしないならスマホもありでしょう。
しかし、ズームをするならコンデジの方が画質面で圧倒的なアドバンテージがあります。
ちなみに、ズームできないコンデジもありますが、写真の画質はピカイチなのでスマホと比べるまでもありません。
まとめ
コンデジ、欲しくなってきたのではないでしょうか。
スマホ、コンデジ、ミラーレスカメラ。どのデバイスでも写真は撮れますが、それぞれに向き不向きがあります。
主にスマホとの比較をしてきましたが、ミラーレスカメラと比較しても優れている面も多い。
特にサイズ面で考えると、コンデジは圧倒的に有利な立場にあると言えるでしょう。
- カメラは欲しいけど、大きいのはちょっと
- 旅行に行くのに荷物は増やしたくない
など、名前の通り「コンパクト」に重きをおく方にはベターな選択と言えるでしょう。
「 日常にカメラというスパイスを 」
きっと、写真ライフがもっと楽しくなりますよ。
コンデジで撮影した写真を一部紹介
私の愛用しているコンデジ達|2024年現在
- ソニーRX100m7
- ソニーRX0II
- キヤノン G1X mark3
- オリンパス SH-2
- オリンパス XZ-1
- オリンパス TG-6(娘用)
おすすめコンデジが知りたい方は、こちら。
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