2024年現在、コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)は風前の灯。
そんな中、私はキヤノンPowerShot G3Xを手に入れました。
G3Xはキヤノンの高倍率ズーム搭載のコンデジ。
コンデジとしては比較的大型のセンサーを搭載し、35mm換算24-600mm相当の25倍 高倍率ズームレンズを搭載した意欲的なモデルでした。
残念ながら世間からはあまり注目されることなく、2020年に生産終了(ディスコン)。
現在は、中古のみ流通しています。
- 24-600mm相当の25倍 高倍率ズームレンズ|画質も良い
- 1インチの大型センサーを搭載
- 733gの軽量ボディ(上記スペックとしては軽量)
同じズーム域を誇るSONY RX10m4は、1095gと重量級。
それに対し、G3Xは733gと非常に軽量。
いっぱいズームできて写りも良い。負担にならないサイズ感。
G3Xは、正にそれを体現したカメラです。
キヤノンPowerShot G3Xを購入し、しばらく使い込みましたのでレビューをしていきます。
作例・メリット・デメリットを含めて解説しますので、気になった方は最後まで見ていってください。
キヤノンPowerShot G3Xとは
キヤノンPowerShot G3Xは、2015年にキヤノンから発売された高倍率ズームレンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)。
24-600mm相当の高倍率ズームレンズと(コンデジとしては)大型の1インチセンサーを採用し、描写性能も優れたカメラになっています。
発売当時は、1インチセンサーかつ600mm相当を実現したカメラは他社にはなく、唯一無二の存在でした。
後に、ソニーからRX10m3、RX10m4が発売され600mm+1インチセンサーのラインナップが増えましたが、RX10シリーズは1kg越え。
それと比べ、G3Xは733gと非常に軽量。
超望遠域を持ち出しやすいサイズ感に納めたカメラとしては、今だに唯一無二の存在です。
(画質を犠牲にすればさらに小型でズームが可能な機種もあります)
作例
G3Xで撮影した作例を紹介します。
G3Xで十三夜の月を撮影。
若干トリミングしています。
月の模様がしっかり分かるほどシャープ。
レンズ交換式カメラで撮影したと言っても、疑われることがないほど、優秀な画質です。
望遠側で松ぼっくりを撮影。
1インチセンサーではありますが、望遠側を活かせばボケの大きな写真を撮ることができます。
ボケも非常にクリーミー。
松ぼっくりについた蜘蛛の糸、お気付きでしょうか。
コレだけ細い糸を描き分けるレンズ性能。
恐れ入ります。
望遠側400mm相当で撮影。
少しイエローがかった花の色表現が絶妙。
背景のボケも本当に滑らかですよね。
しっとりとした花の描写が良い塩梅です。
逆光での撮影。
非常に厳しい条件の撮影ですが、人物が黒つぶれすることなくしっかりと描写。
空のハイライトは白飛びしていますが、これはこれで自然な感じで好感が持てます。
コントラストは若干低下しているものの、高倍率ズームレンズであることを考えると、十分な性能ではないでしょうか。
山の上から、遠くの鉄塔を撮影。
最望遠の600mm相当ですが、極めて繊細な描写。
望遠レンズは望遠側の描写が落ちることが多いもの。
しかし、G3Xのレンズは最望遠での描写低下を心配する必要はありません。
店のテラスを撮影。
明暗差が比較的大きなシーンですが、ハイライトとシャドーのいなし方が絶妙。
ガラスの質感表現もお見事です。
望遠側で柑橘類を撮影。
超望遠域が使えるG3Xならではの写真でしょう。
広角〜中望遠までのレンズでは表現できない圧縮効果を体験できます。
しっとりとした描写、ボケの滑らかさは本当に素敵ですよね。
羽繕い中のマガモ。
最望遠の換算600mm相当で撮影しています。
飛行中の野鳥撮影は難しいG3Xでも、留まっている鳥であればこのとおり。
絞り開放から、繊細な描写。
緑の前ボケも自然です。
紅葉した秋のもみじを撮影。
葉脈まで、しっかりと確認することができます。
解像力は十分以上の性能。
四隅まで安定した描写性能に文句のつけようがありません。
スペック比較
G3Xのスペックを見ていきましょう。
ライバル機であるソニーCyber-shot RX10m4、パナソニック LUMIX FZ1000m2と比較しています。
PowerShot G3X | Cyber-shot RX10m4 | LUMIX FZ1000m2 | |
---|---|---|---|
メーカー | キヤノン | ソニー | パナソニック |
センサーサイズ | 1インチ | 1インチ | 1インチ |
有効画素数 | 約2020万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 |
レンズ 35mm換算 | 24-600mm F2.8-5.6 | 24-600mm F2.4-4.0 | 24-400mm F2.8-4.0 |
ズーム | 25倍 | 25倍 | 16倍 |
ファインダー | なし | あり | あり |
内蔵フラッシュ | あり | あり | あり |
手ぶれ補正 | あり | あり | あり |
内蔵ND | あり | ||
可動液晶 | 180°チルト | バリアングル | |
タッチパネル | あり | あり | あり |
防塵防滴 | 対応 | ||
スマホ連携 | あり | あり | あり |
USB充電 | microUSB | microUSB | |
低速限界設定 | あり | あり | |
RAW記録 | 対応 | 対応 | 対応 |
質量 (バッテリーSD含む) | 約733g | 約1095g | 約810g |
サイズ | 約123×77×105mm | 約133×94×145mm | 約136×97×132mm |
価格 | 中古 約6-7万円 | 新品 約24.1万円 中古 約16-19万円 | 中古 約10万円 |
G3Xはライバル機と比較して軽量・コンパクト。
防塵防滴に対応しているところも嬉しいポイントです。
サイズや重さ、価格を無視すれば、ソニーのRX10m4が最も優れたスペック。
パナソニックのFZ1000m2は、他2機種よりもズーム域が狭く望遠側は400mm相当止まり。
スペックはG3XとRX10m4の中間といったところです。
FZ1000m2は400mm以上のズームが必要ない方にとって、手頃な選択肢になるかもしれません。
外観
G3Xの外観を見ていきましょう。
G3X|前面
まずは、前面。
正面には24-600mm相当の大型レンズ。
向かって左側には、大きなグリップが配置されています。
ボタン類はなく、非常にシンプルな外観です。
上の写真は、G3Xを最大までズームした状態。
換算600mmのレンズとしては、ズームレンズの伸びも抑えられています。
G3X|背面
次に背面。
右側にボタン類が集中しているため、グリップから手を離さずに、ほとんどの操作が可能です。
約162万ドットの背面液晶を採用。
発売当時は、高精細な液晶でした。
G3Xはチルト式の可動液晶を搭載。
ローアングルやハイアングルの撮影が簡単です。
G3Xは可動液晶を180°回転させることで、自撮りにも対応。
トレンドもしっかり押さえたカメラになっています。
G3X|上面(軍幹部)
最後は、上面(軍幹部)。
右手前には露出補正ダイヤルを配置。ダイヤルを回転することにより、露出(明るさ)をダイレクトに変更可能です。
露出補正ダイヤルの上にもダイヤルが配置されています。
グリップ上にズームレバーと一体になったシャッターボタン。
グリップ部に設けられたシャッターボタンは非常に押しやすく好印象です。
G3Xの良かった点(メリット)
G3Xの良かった点(メリット)を紹介します。
- 24-600mmの超高倍率ズーム
- 高画質|大型センサーと高性能レンズ
- ホールド感を高める大型グリップ
- チルト式の可動液晶
- バッグへの収まりが良好|高さが意外と低い
- アクセサリー端子を搭載|外部フラッシュや外付ファインダー対応
- 防塵防滴対応
①24-600mmの超高倍率ズーム
G3Xの特徴といえば24-600mm相当の25倍 超高倍率ズームレンズ。
普段使いから野鳥撮影まで、様々なシーンで活躍できます。
一般的に必要な焦点距離を、シーン別にまとめてみました。
シーン | 必要な焦点距離 |
---|---|
日常 | 24-70mm |
旅行 | 24-120mm |
動物園 | 24-200mm (鳥を撮るなら400mm以上) |
水族館 | 24-120mm |
運動会(幼稚園) | 24-200mm |
運動会(小学校) | 24-400mm |
表を見ると分かる様に、ほとんどのシーンをカバーできます。
G3Xが1台あれば、撮れないものはない(焦点距離においては)と断言しても良いほどのカバー率。
カメラ一つで旅に出たとしても、ズームできずに困ったというシチュエーションは全くと言って良いほどないでしょう。
G3Xの超高倍率ズームレンズは、本当に便利なので1つのカメラで何でも撮りたい方にはオススメのカメラです。
こちらは、広角側(24mm相当)と望遠側(600mm相当)の比較画像。
G3Xの驚異的なズーム性能がお分かりいただけるでしょう。
②高画質|大型センサーと高性能レンズ
G3Xはコンデジとしては大型の1インチセンサーを採用。
そのため、普通のコンデジやスマホよりも高画質な写真を撮影することができます。
さらに、G3Xに搭載されたレンズは非常に高性能。
望遠域では解像性能が落ちるレンズが多い中、G3Xのレンズは望遠域でも良好な解像性能を維持しています。
上記画像は、G3XとオリンパスのコンデジSTYLUS SH-2との比較。
画質の差は一目瞭然。
G3Xの画質の良さがわかると思います。
ズーム域そのものは、G3XとSH-2共に同じ(24-600mm相当)ですが、画質は雲泥の差です。
もちろん、レンズ交換式の高性能レンズと比較すれば画質は劣るものの、これだけ写れば十分ではないでしょうか。
G3Xは超望遠までズームでき、画質も良好。
超高倍率コンデジとして非常に使いやすいカメラに仕上がっています。
もっと望遠側の画質は落ちるのかと思っていましたが、G3Xの画質は思った以上に優秀です。
③ホールド感を高める大型グリップ
G3Xは、大型グリップを採用。
ホールド感がGOODです。
グリップが大きいお陰で、撮影中は重く感じることはありませんでした。
G3Xは望遠レンズを使うため、ホールド感の高い大型グリップは非常に重宝します。
④チルト式の可動液晶
G3Xは、チルト式の可動液晶を搭載しています。
ローアングルやハイアングルで大活躍。
無理な体勢にならずに、ローアングルやハイアングルで撮影できるのは、ありがたいですよね。
チルト式は、ワンアクションで液晶を展開できるので、スチル(写真)派には嬉しい機能。
更に、G3Xのチルト液晶は180°回転することで自撮りにも対応しています。
しっかりとトレンドも押さえたカメラになっていますので、自撮り派の人も安心です。
⑤バッグへの収まりが良好|高さが意外と低い
G3Xにはファインダーが搭載されていません。
ファインダー非搭載については、ネットでは批判的な意見が多く見られますが、私はメリットであると感じています。
G3Xは、ファインダー非搭載によってカメラの高さが抑えられています。
そのため、バッグへの収まりが良好です。
ライバル機のソニーRX10m4やパナソニックFZ1000m2よりも、全高が2cmほど低い。
一眼レフライクなカメラはファインダー部の出っ張りがあるため、どうしてもバッグへの収納性が悪くなります。
G3Xはファインダーを外付けにすることにより、この問題を解決。
バッグへの収まりはスペックに現れない部分。
G3Xの優れた収納性は、カメラを積極的に持ち出す気持ちにさせてくれます。
ファインダーありのカメラは、ファインダーがバッグの側面に当たって出し入れがスムーズではないんだよね
G3Xは、本当にスムーズに出し入れできますよねー
⑥アクセサリー端子を搭載|外部フラッシュや外付ファインダー対応
G3Xは、アクセサリー端子を搭載。
アクセサリー端子対応の外部フラッシュや外付けファインダーが使用可能です。
特に重宝するのが、外付けファインダー。
やはり、望遠レンズをしようする際はファインダーが欲しいものです。
G3Xは2種類の外付けファインダーが対応しています。
- EVF-DC1 チルト可能
- EVF-DC2 コンパクト
私は、コンパクトなEVF-DC2を選択ました。
デザインもマッチしていてGOODです。
外付けファインダーは、不要な時は外せるので非常に便利。
普段は外しておき、屋外撮影の際に装着という使い方がベターです。
⑦防塵防滴対応
G3Xは防塵防滴に対応しています。
ゴミや埃、水滴のカメラへの侵入を防ぐための対策をされたカメラ。
防塵防滴対応のカメラ対応のコンデジは非常に少なく、防水カメラを除けば、キヤノンのG1X mark3とG3X、ライカのQ2とQ3くらいしかありません(ゆゆねこ調べ)。
(防塵防滴に配慮したもので良ければ、RX10シリーズもあります。)
超高倍率ズームレンズを搭載したG3Xは、主に屋外フィールドで活躍するカメラです。
G3Xは防塵防滴に対応しているため、屋外の様々なシーンで安心して使用できます。
過信は禁物ですが、多少の埃や小雨程度ならば故障のリスクも低い。
私は、今のところレンズへの埃の侵入や故障は経験していません。
意外と少ない防塵防滴対応のカメラ。G3Xは使うシーンを想定して、防塵防滴対応としてくれたことに感謝です。
G3Xの気になる点(デメリット)
G3Xの気になる点(デメリット)について紹介します。
- USB充電非対応
- 特定の条件でオートフォーカスが合いづらい
- 動体撮影には不向き
①USB充電非対応
G3XはUSB充電に対応していません。
同時期に発売した、G9XはUSB充電に対応。
てっきり、G3XもUSB充電に対応していると思っていましたが、非対応でした。
途中でモバイルバッテリーによる補充ができないので、予備バッテリーがあると安心です。
USB充電の非対応。購入後に気づきました。
Amazonでは純正バッテリーの販売が終了しているため、購入する方は楽天かYahooがおすすめです。
②特定の条件でオートフォーカスが合いづらい
G3Xは、特定の条件下でオートフォーカスが合いづらいです。
これは、G3X特有の問題ではなくキヤノンのコンデジ(G1X mark3を除く)全般の特徴です。
被写体が手前にある時、手前の被写体にピントを合わせようとすると奥の背景にピントが合ってしまう
例えば、以下のようなシーンが該当します。
手前の紅葉にオートフォーカスを合わせようとすると、背景にピントが合ってしまう。
キヤノンのコンデジではよくある光景です。
G3Xも似たような傾向ですので、人によってはストレスを感じるポイント。
幸い、G3Xはマニュアルフォーカスが可能です。
オートフォーカスでどうしてもピントが合わない時は、マニュアルフォーカスで対処しましょう。
同じコントラストオートフォーカスでも、オリンパスは手前の被写体にもピントが合うんですよねー。
③動体撮影には不向き
G3Xはコントラストオートフォーカスを採用。
オートフォーカス方式の特性上、動体撮影は苦手。
超高倍率ズームレンズ搭載ということで、動体を撮影しようと思う方も多いはず。
しかし、G3Xで動体撮影をするのは、非常に難しいと言わざるを得ません。
超望遠レンズが必要で動体を撮影したい方は、ミラーレスカメラまたはコンデジのソニーRX10m4を選択しましょう。
とは言え、小走り程度の被写体や、ある一定の速度で動いている被写体であればG3Xでも撮影可能。
普段使いにおいては、問題になるシーンは少ないかもしれません。
動体撮影が目的な人は、G3Xを買ってはいけません。
カメラと一緒に買うと便利なもの
ここでは、一緒に買うと便利なものを紹介します。
- SDカード
- 液晶保護フィルム
- ブロア
- 予備バッテリー
①のSDカードは必須。SDカードは付属していないので、絶対に購入しましょう。
②〜④は、あると安心なアイテム。
カメラを使う人のほとんどが持っているアイテムですので、同時購入がオススメです。
①SDカード
カメラには、SDカードが付属していません。
写真を記録するために、SDカードを買いましょう。
SDカードは、大きく分けて2種類の規格があります。
UHS-II 書込・読込の速度が早い
連写する人におすすめ※UHS-I 書込・読込の速度は普通
価格を抑えたい方におすすめ※注意|UHS-IIの機能を活かすには、カメラ側が対応している必要があります。カメラ側が対応していない場合、記録はできますが、読込・書込速度がUHS-I相当になります。
今回紹介したG3Xは、UHS-IIに非対応。
UHS-IのSDカードを選択しましょう。
オススメのSDカードを紹介しておきます。
容量は、写真を撮るだけなら64GBもあれば十分です。
毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。
Nextorage | SanDisk | |
---|---|---|
SDカードタイプ | UHS-I | UHS-I |
商品名 | NX-F2CL128G | SDSDXXU-064G-GHJIN |
最大速度 | 読込:100MB/s 書込:非公表 最低書込:30MB/s | 読込:200MB/s (カメラでは最大読込104MB/s) 書込:90MB/s |
容量 | 128GB | 64GB |
価格 | 2,790円 | 2,606円 |
UHS-IのSDカードは、SanDiskが最もおすすめです。
NextorageのSDカードが代替わりし、最大書込速度が非公表になりました。
最低書込速度は保証されていますので、連写を多用しない方はNextorgageでもOKです。
②液晶保護フィルム
カメラはストラップで首からぶら下げることも多く、モニターが服などに擦れてキズつきます。
保護フィルムを使用することで、モニターへのキズを防止することができます。
キズが付いても、保護フィルムを張替えればOKです。
しかし、G3X用は既に販売終了。
私は、パナソニックLUMIX GH5用を使用しています。
少しカバーできない領域もありますが、保護フィルムなしよりはずっと良いです。
③ブロア
レンズに付着したゴミ(埃等)を吹き飛ばすのに便利なクリーニングアイテム。
空気の力でゴミを吹き飛ばします。
レンズのゴミは、写りに影響しますので、ブロアを1つ持っておくことをオススメします。
④予備バッテリー
カメラは電池がなくなると無力。
そんな時は、予備バッテリーがあると安心です。
G3XはUSB充電に対応していません。
モバイルバッテーリーで充電という、近代的な使い方はできないので、予備バッテリーを購入しておきましょう。
Amazonでは純正バッテリーの販売が終了しているため、購入する方は楽天かYahooがおすすめです。
まとめ
キヤノンPowerShot G3Xについて、メリット・デメリット、作例も交えてレビューしました。
- 24-600mmの超高倍率ズーム
- 高画質|大型センサーと高性能レンズ
- ホールド感を高める大型グリップ
- チルト式の可動液晶
- バッグへの収まりが良好|高さが意外と低い
- アクセサリー端子を搭載|外部フラッシュや外付ファインダー対応
- 防塵防滴対応
- USB充電非対応
- 特定の条件でオートフォーカスが合いづらい
- 動体撮影には不向き
G3Xは、わずか1代で終了。
プロダクト的には成功したモデルではないのかもしれません。
しかし、高性能な超高倍率ズームレンズに1インチの大型センサー、防塵防滴に対応しながらコンパクトにまとめたG3Xは唯一無二の存在。
最初は、少し大きいのかなとも思いましたが、実際に手にして使ってみると写りは優秀。
これだけの画質をこのサイズで実現したことに、驚きを隠せません。
超高倍率ズームかつ優秀な描写性能。それをコンパクトな素体に納めた唯一無二のコンデジ。
キヤノン PowerShot G3Xおひとつ手元にいかがでしょうか。
写真ライフの心強い相棒となってくれるはずです。