OM SYSTEM PENを買うと決めたのに、キットが2つあって、最後の一歩で手が止まっていませんか。
新しいPENには、レンズが1本つくキットと、2本つくキットがあります。
カメラ本体はどちらも同じ。
違うのは、付いてくるレンズだけです。
それでもせっかく買うのだから後悔したくないと思うと、なかなか決められません。
私はこれまで140台以上のカメラを購入し使ってきました。
PENシリーズだけでも累計9台。
今回の新しいPENも予約を入れています。
その立場で、2つのキットのどちらが向いているかをはっきりお答えします。
- 日常、旅行、家族や友人を撮りたいのなら、レンズ1本の「14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット」。
→写る範囲も、近づける距離も、足りないと感じる場面はほとんどありません。
- 運動会、発表会、動物園など 「いま、望遠で撮りたい写真が思い浮かぶ方」は ダブルズームキット。
→あとから望遠レンズを買い足すより、最初からセットで買うほうが割安です。
新しいPENはどんなカメラ|本体はどちらのキットでも同じ

OM SYSTEM PENには、2つのキットがあります。
- 14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット(カメラ+レンズ1本)
- ダブルズームキット(カメラ+レンズ2本)
キットが違っても、カメラ本体はまったく同じものです。
違いは付属するレンズが1本なのか、2本なのかの違いのみです。
新しいPENがどんなカメラなのか、簡単に見ていきましょう。

必要な機能は全て入っている。
それでいて過剰な機能を削ぎ落とすことで、手に取りやすい価格帯に抑えたカメラです。
中級機OM-5 Mark IIの機能をベースに、一部機能をエントリーよりにすることでバランスが取れた一台になっています。
フイルムカメラのPEN-Fのデザインを踏襲しつつ、クラシカルとモダンを絶妙なバランスで融合させています。
小型軽量393g(バッテリー・SDカード含む)というのも嬉しいポイント。
今あるOM SYSTEMのカメラの中で、最も多くの方におすすめできるカメラです。
2つのキットの違い

2つのキットは、本体は同じで付属するレンズが異なります。
PEN 14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキットは、本体+標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)1本。
PEN ダブルズームキットは、本体+レンズが2本。付属するレンズは標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)に加え、望遠ズーム(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)がセットになっています。
標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)は両方のキットに入っているので、「望遠ズームをセットで買うかどうか」が、どちらのキットを選ぶかの分かれ目です。
キットに入るレンズの比較表
| M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III (標準ズームレンズ) | M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R (望遠ズームレンズ) | |
|---|---|---|
| 入っているキット | ・14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット ・ダブルズームキット | ・ダブルズームキット |
| ズーム範囲 (35mm判換算) | 28-84mm相当 | 80-300mm相当 |
| 向いているシーン | 日常、旅先の風景、テーブルフォト、身近な人 | 運動会、発表会、動物園、遠くの景色の一部分 |
| レンズ1本の重さ | 125g | 190g |
| 本体+レンズの重さ | 約520g | 約585g |
※「35mm判換算」は、どのカメラでも同じものさしで比べられるように直した数字です。数字が大きいほど、遠くのものを大きく写せます。

2つのレンズの違いは、ズームできる範囲。
どちらのキットにも入っている標準ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III)は、日常や旅行を切り取るのが得意です。
ダブルズームキットのみに入っている望遠ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)は、遠くの被写体を大きく写すレンズになります。
PEN 14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット|日常から旅行まで撮れる

14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキットは、カメラと標準ズームレンズ(14-42mm F3.5-5.6 III)がセットになっています。
付いてくる標準ズームは、新しいPENと同時に発売される新型です。
日常から旅行、家族を撮影するのには十分なレンズという印象。
本キットの内容を具体的に見ていきましょう。
日常から旅行まで十分なズーム域
写せる範囲は35mm判換算で28-84mm相当。
広角側はスマホと同程度の範囲が写ります。
望遠側は3倍ほどズームした写真になるので、クローズアップした写真を切り取ることができます。
日常から旅行、家族や友人を撮影するには必要にして十分なズーム域です。
広角側では、風景や建物を撮影でき、少しズームすれば家族や友人、テーブルフォトの撮影に最適な画角になります。
望遠側にズームすることで、被写体を引き寄せての撮影も可能。
また、標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)は旧型から改良され、被写体に寄れるようになったのも嬉しいポイントです。
撮りたいところをクローズアップして撮影できるので、より表現の幅が広がっています。
雨の日の撮影にも対応

標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)は、防塵防滴(IPX1)にも対応しました。
そのため、雨の日にも気軽に持ち出せるようになっています。
水滴や粉塵の侵入により、カメラが壊れることを防ぐ機構。規格によりレベルが異なります。PENのIPX1は、小雨程度であれば問題ないレベルです。
防水とまではいかないまでも、雨の日に気を使わなくて良いのは嬉しいポイント。
また、標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)は小型軽量で、カメラ本体と合わせても約520g。
PENのデザインと相まって、気軽に持ち歩けるセットに仕上がっています。
画質は必要にして十分
セットで付属する標準ズーム(14-42mm F3.5-5.6 III)は、旧型である14-42mm F3.5-5.6 II R からレンズ性能がわずかに向上。
私は、旧型をPENシリーズとともに使っていましたが、描写の印象はそつなく写るタイプです。
描写に派手さはないものの、画質としては必要にして十分。
小型軽量なのも相まって、最初の一本目にぴったりなレンズです。
新型がPENのキットレンズになっているのも、納得というもの。
新型の写真は今手元にありませんが、旧型で撮影した作例を参考に紹介します。


OLYMPUS PEN E-P1 + 14-42mm F3.5-5.6(旧型)の作例

苦手なこと
正直に書いておくと、遠くのものを大きく写すのは苦手です。
運動会で頑張る子どもの姿や、動物園にいる動物たちは、思ったほど大きく写りません。
前述のシーンを撮る予定がある方は、次に紹介する望遠ズームレンズがセットになったダブルズームキットがおすすめです。
万人におすすめなのは14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット
日常から旅行まで対応でき、画質も必要にして十分。
非常に軽量なので、持ち歩きも苦にならないセットです。
防塵防滴にも対応しているので、突然の雨でも大丈夫。
望遠を使いたい方以外は、14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキットを選んでおけば間違いありません。
PEN ダブルズームキット|遠くの被写体まで撮影したい

ダブルズームキットはカメラ本体に加えて、2本のレンズがセットになっています。
1本目は、標準ズームレンズの14-42mm F3.5-5.6 III。
もう1本は、望遠ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rです。
望遠ズームレンズがセットになっているので、遠くの被写体を大きく写したい人に向いています。
遠くのものを、大きく写せる

標準ズームレンズの14-42mm F3.5-5.6 IIIは、日常や旅行に向いているレンズ。
ダブルズームに入っているもう一つのレンズは、遠くのものを大きく写せる望遠ズームレンズです。
運動会や動物園といった、遠くの被写体を大きく写したいシーンで大活躍。
スマホでは味わえないようなズームを体験することができます。
望遠ズームレンズは軽くて画質がいい
セットになっている望遠レンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)のスペックは至って平凡。
しかし、写りは優秀です。
私自身、旧型のPENシリーズについてきた「M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R」を今でも愛用しているほどお気に入り。
極め付けは、非常に軽量なこと。
質量が190gしかないため、カメラにレンズを2つプラスしても708g。
これなら望遠ズームを持って行っても負担になりません。
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rで撮影した作例を紹介します。
カメラが異なるため、全く同じ写真にはなりませんが、写りの傾向は掴めると思います。



望遠で撮りたいものが決まっているならダブルズームキット
ダブルズームキットの特徴は、最初から望遠ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)がセットになっていること。
いま「これを大きく撮りたい」という場面が頭に浮かんだ方は、ダブルズームキットを選びましょう。
望遠ズームは、あとから買い足すこともできます。
しかし、買い足すよりも最初からセットで買うほうが割安です。
どうしても決められないという方も、こちらを選んでおけば、あとで撮りたいものが増えたときに困りません。
結論|おすすめはPEN 14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット

PENの2つのキットについて解説してきました。
最後に、結論をもう一度。
こちらは、普段使いに便利な標準ズームレンズ(14-42mm F3.5-5.6 III)が1本セットになったキット。
日常から旅行、そして家族や友人の撮影であれば、本レンズ1本で十分という印象です。
小型軽量で持ち出しも苦にならず、突然の雨にも対応できる。
まさに、最初に選ぶべきキットとしてベストな選択と言えます。
こちらは、標準ズームレンズ(14-42mm F3.5-5.6 III)に加えて、望遠ズームレンズ(M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 R)がセットになっています。
あとから望遠ズームレンズを買い足すより割安に手に入るので、お得ですよ。