Z50IIを買うと決めたあと、最後に立ちはだかるのがレンズキット選び。
「16-50 VR レンズキット」「ダブルズームキット」「18-140 VR レンズキット」の3種類があり、どれが自分に合うのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
せっかく買うのだから、最初の選択で失敗はしたくない。
そこで、結論から先にお伝えします。
このキットに付いてくる16-50mmを、私は手持ちのニコン機で3年近く使い続けています。
- 日常から旅先の風景までレンズ交換なしで撮れる。
- 付いてくるレンズは約135g。3つのキットの中で一番コンパクト。
- 手ブレ補正がついているので、室内や夕方でも手ブレを抑えられる。
ただし、運動会や動物園、スポーツ観戦など、遠くのものを大きく撮りたい場面があるなら、望遠レンズが付属する「ダブルズームキット」を選択しましょう。
なぜ16-50 VR レンズキットなのか。
3つのキットの違いを、詳しく解説していきます。
3つのキットは、何が違う?

カメラ本体は、どのキットも同じZ50II。
違いは、付いてくるレンズだけです。
まずはレンズの違いを確認してみましょう。
3つのキットを比較
| 16-50 VR レンズキット | ダブルズームキット | 18-140 VR レンズキット | |
|---|---|---|---|
| 付いてくるレンズ | 1本 16-50mm | 2本 ・16-50mm ・50-250mm | 1本 18-140mm |
| 35mm判換算 | 24-75mm相当 | ・24-75mm相当 ・75-375mm相当 | 27-210mm相当 |
| 開放F値 | f/3.5-6.3 | ・f/3.5-6.3 ・f/4.5-6.3 | f/3.5-6.3 |
| 手ブレ補正 | 4.5段 | ・4.5段 ・5.0段 | 5.0段 |
| レンズの質量 | 約135g | ・約135g ・約405g | 約315g |
| フィルター径 | 46mm | ・46mm ・62mm | 62mm |
※「35mm判換算」は、どれくらいの範囲が写るかの目安。数字が小さいほど広い範囲が写り、大きいほど遠くのものが大きく写ります。24mm相当は、スマホと同じくらいの範囲が写ると考えてください。
※「手ブレ補正」の段数は、ブレにくさの目安。数字が大きいほどブレにくくなります。
3つのキットの簡単な選び方

3つのキットの簡単な選び方を紹介します。
日常や旅行など(多くの方)
→ 最も小型軽量な16-50 VR レンズキット
遠くのものを大きく撮りたい方
→ 運動会、動物園、スポーツ観戦で便利なのは、標準ズームと望遠ズームがセットのダブルズームキット
レンズ交換なしで広角から望遠まで撮りたい
→ 広角から望遠までを1本でカバーする、18-140 VR レンズキット

キット選びのコツは「遠くのものを大きく写したいか」で選ぶということ。
遠くを撮りたい場合は、望遠ズームも付属するダブルズームキットがおすすめ。
遠くのものを撮る予定がない方は、16-50 VR レンズキットがベストな選択です。
遠くのものを撮りたい+レンズ交換をしたくない方は、18-140 VR レンズキットを選びましょう。
※ただし、ダブルズームキットよりも撮れる範囲は狭まりますので、本格的な望遠が必要な方はダブルズームキットが最適です。
Z50II 16-50 VR レンズキット|必要にして十分、まず最初に選びたいセット

3つのキットのうち、最も多くの方に当てはまるのがこの組み合わせ。
特にこだわりがなければ、16-50 VR レンズキットを選んでおけば間違いありません。
休日の街歩き、カフェのテーブル、旅先で見つけた風景。
日常や旅行で撮りたいものの大半は、このキットに付いてくる16-50mmというレンズ1本におさまります。
日常から旅先までカバーできる
このレンズはズームができるので、広く写すことも、遠くのものを引き寄せて撮影することも可能。
広角側は、スマホでおなじみの広さ(35mm判換算24mm相当)。
3倍ほどのズームができますので、スマホにはないズームの楽しさも味わえます(35mm判換算75mm相当)。
広角から望遠側まで使えるので、休日の外出でも旅行でも、撮る場面を選びません。
レンズの重さはわずか約135g。
3つのキットの中で最も軽量コンパクトなのも嬉しいポイントです。
キットレンズですが、写りは一級品です
私はこのレンズを、ニコンZfcで3年近く使い続けています。
これまでに購入したニコンのミラーレス用レンズは10本以上。
高性能なレンズを買い足せば、キットレンズは出番がなくなりそうですよね。
しかし16-50mmは、今でも最も活躍している一本です。
肝心の写りも優秀で、30万円を超えるレンズを常用する私でも十分に満足できる画質。
キットレンズというだけで軽く見られがちですが、最初のセットとして、これ以上ないほど堅実な選択です。
ゆゆねこ高画質なだけでなく、軽量コンパクトというのが本当にありがたいのです。
以下の写真は、16-50mmとNikon Zfcで撮影した写真。
カメラ本体は異なりますが画素数が同じ同世代のセンサーなので、写りの傾向はつかめます。








このレンズをもっと詳しく知りたい方は、こちらのレビュー記事をどうぞ。
弱点|遠くのものは、大きく写せません
正直に書くと、遠くのものを大きく写すのは得意ではありません。
ズームができるとはいえ、運動会や動物園など被写体との距離が遠い場合には、撮りたいものが小さくしか写りません。
遠くのものを大きく撮りたい場面があるなら、次のダブルズームキットがより良い選択です。
Z50II ダブルズームキット|遠くのものを、大きく撮りたいなら


運動会や動物園、スポーツ観戦で被写体を大きく写すには、ダブルズームキットがおすすめです。
入っているレンズは2本。
1本目は標準ズームレンズの16-50mmです。
街歩きから旅先の風景まで、ふだんの撮影はこの1本でまかなえます。
もう1本が、遠くのものを引き寄せられる望遠ズームレンズの50-250mmです。
レンズを付け替えるだけで、どちらのシーンにも対応できます。
ここからは、望遠ズームレンズの50-250mmが何をしてくれるのかを見ていきます。
遠くのものを大きく写せる
遠くのものを大きく写そうと思ったら、望遠ズームレンズである50-250mmが便利です(35mm判換算75-375mm相当)。
- 運動会の保護者席から、走っているわが子の姿
- 柵の向こうにいる動物園の動物たちの表情
- 空港の展望デッキから、滑走路にいる飛行機
これまで「遠すぎて撮れない」と諦めていたものを、アップで写真に収めることが可能。
スマホとは違う。
圧倒的なズームと画質を体感できます。
こんなものを撮る方には、ダブルズーム
撮りたい写真がこの中にあるなら、ダブルズームキットを選んでください。
- 運動会や発表会で、離れた席からわが子の表情を残したい
- 動物園や水族館で、柵やガラスの向こうにいる動物をアップで撮りたい
- スポーツ観戦やライブで、客席から選手やステージを狙いたい
- 人慣れしていない猫をアップで撮りたい
50-250mmにも手ブレ補正がついているので、手ブレを抑えた写真が撮れます。
また、ピントを合わせるときの音が小さいので、発表会や美術館のような静かな場所でも安心して使えるのも嬉しいポイントです。
50-250mmは、私も使っているレンズです
このセットに入っている50-250mmは、私も愛用しているレンズです。
遠くのものを引き寄せて撮影できるだけでなく、画質も非常に優秀。
キットレンズとは思えないほど、よく写ります。
私が使用しているニコンZfcには少し大きいですが、グリップのしっかりしたZ50IIであれば安定して撮影することができます。
ニコンZfcと50-250mmで撮影した写真を参考に紹介します。
キット選びの参考にしてみてください。








弱点|撮る場面によって、レンズの付け替えが必要


遠くのものを撮るときは、16-50mmから50-250mmへの付け替えが必要です。
逆に近くのものを撮りたくなったら、また16-50mmに戻す必要があります
レンズ交換をすれば対応できますが、少し面倒に感じてしまうかもしれません。
レンズ交換せずに、近くのものから遠くのものまで何でも撮影したい方は、次の18-140 VR レンズキットという選択もあります。
Z50II 18-140 VR レンズキット|広角から望遠まで、レンズ1本で


2本を持ち歩いて付け替えるのは面倒。
そう感じた方の答えが、この18-140 VR レンズキットです。
このセットに入っているのは、18-140mmという1本だけ。
広い風景から、少し離れたところにあるものまで、ほとんどのシーンをレンズ1本でカバーできます(35mm判換算27-210mm相当)。
レンズ交換なしで、広角から望遠まで対応できる
18-140mmのメリットは、広角から望遠までレンズ交換なしに撮影できること。
風景を写したい時には広角レンズ、クローズアップして撮りたい時にはズームして望遠レンズに早変わり。
レンズ交換の煩わしさから解放してくれるのが、本レンズの魅力です。
- 面倒なレンズ交換が不要
- 目の前の一瞬を、レンズを替えている間に逃さない
- 荷物はレンズ1本ぶん(約315g)で済み、16-50mmと50-250mmの両方を持つよりも軽い(合計約540g)
旅行はもちろん、子どもの行事や街歩きでも、レンズ交換なしにほとんどのシーンをカバーできます。
この便利さは、何物にも代え難いメリットです。
弱点|写りは、他のキットレンズにわずかに及ばない
18-140mmは便利な反面、他のキットレンズ(16-50mmや50-250mm)と比較すると、写りはわずかに及びません。
ここは便利さと画質のトレードオフ。
とはいえ、18-140mmの写りは、決して悪くありません。
広いズーム域をカバーする高倍率ズームレンズとしては、むしろ優秀な部類。
超高画質なレンズというよりも、便利さと必要十分な画質を高い次元で両立させたレンズという点を覚えておきましょう。



50-250mmほどはズームができないので、本格的に望遠レンズを使いたい方はダブルズームキットを選びましょう。
結論|多くの方は16-50mm、遠くを撮るならダブルズーム


迷っているなら、Z50II 16-50 VR レンズキットです。
日常や旅行で撮りたいものの大半は、付いてくる16-50mmで撮れます。
3つのキットの中で、最もコンパクトなので荷物が軽くて済みます。
運動会や動物園、スポーツ観戦など、遠くのものを大きく撮りたい場面があるなら、ダブルズームキット。
望遠ズームレンズである50-250mmもセットになっているので、16-50mmで撮影できないシーンをカバーできます。
広い風景から遠くのものまで、レンズを付け替えずに撮りたいなら、18-140 VR レンズキットを選んでください。










