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ゆゆねこ
30代の子育て世代。 115以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zfを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZf Zfc用レンズの最適解|最終的に残した3本|作例あり

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ZfとZfcのレンズ
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

ニコンZfとZfcを購入し、2年ほど写真を楽しんでいます。

写真を撮っていると、欲しくなるのが交換レンズ。

私も例に漏れず、大小さまざまなレンズを購入してきました。

購入したNIKKOR Zレンズ
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
  • NIKKOR Z 35mm f/1.4
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

NIKKOR Z レンズは、どれも素晴らしく、写りに関しては非常に満足。

しかし、これだけ多くなると、使用頻度が高いレンズと、あまり使っていないレンズに分かれてきます。

レンズをたくさん持っていても、活用しないのでは意味がない。

防湿庫(レンズ保管庫)の場所もとりますし、レンズにも失礼ですからね。

ニコンZf、Zfc用のレンズを3本に集約することにしました。

最終的に残した3本のレンズ
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

なぜ、この3本のレンズを残したのか?

理由は至ってシンプル。

「写り・小型軽量・デザインのマッチング」

最終的に残した3本のレンズについて、詳しい解説も交えて紹介します。

ニコンZf、Zfcのレンズの最適解を探している方は、ぜひ最後まで読んでレンズ選びの参考にしてみてください。

目次

ニコンZf、Zfcレンズの最適解|最終的に残した3本のレンズを解説

8本のZマウントレンズを次々に購入した私。

最終的に残したレンズは、以下の3本。

最終的に残した3本のレンズ
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

3本のレンズについて、詳しく解説していきます。

①NIKKOR Z 26mm f/2.8

1本目は、NIKKOR Z 26mm f/2.8。

NIKKOR Z 26mm f/2.8は、Zマウントレンズ最小・最軽量の超コンパクトなレンズ

焦点距離
35mm換算
26mm
(Zfc利用時39mm相当)
開放F値F2.8
手ぶれ補正なし
フルサイズ対応対応
サイズ(長さ)約23.5mm
質量約125g
価格約6.4万円
NIKKOR Z 26mm f/2.8のスペック
NIKKOR Z 26mm f/2.8の特徴
  • Zマウントレンズ最軽量(125g)
  • 周辺までキレのある画質
  • フルサイズ(Zf)でもAPS-C(Zfc)でも使いやすい画角
  • デザインのマッチングが良好
  • オートフォーカスの駆動音が大きい
  • 大きなボケは期待できない
  • フードなしではフィルターが装着できない
  • 価格が少し高め

NIKKOR Z 26mm f/2.8は、描写力が非常に高い超コンパクトなレンズ

質量はわずか125g、長さに至っては23.5mmしかありません。

極めてコンパクトですので、Zf、Zfcのクラシカルなデザインにもマッチします。

ニコンZf作例
作例|Nikon Zf + NIKKOR Z 26mm f/2.8

これだけコンパクトでありながら、写真の周辺部まで非常にキレのある描写

コントラストも高く、広角レンズでありながら立体感を感じる写真を残すことができます。

色のりも大変良いレンズです。

シャドー部のトーンも非常に豊富

RAW現像(写真編集)する方であれば、さらに魅力を引き出せるレンズです。

ニコンZf作例
作例|Nikon Zf + NIKKOR Z 26mm f/2.8

絞り開放F2.8では、周辺減光(周辺が暗くなる現象)がみられます。

周辺減光は目線を中央に惹きつける効果がありますので、私は好み。

Zfでは26mmの広角レンズとして(iPhoneの画角と大体同じ)、Zfcでは39mm相当の標準レンズとして使用可能。

どちらの画角も使い勝手が良く、なかなか秀逸な焦点距離を設定したなと感心します。

画質とコンパクトさを追求したため、本レンズは全群繰出し方式によりオートフォーカスを実現しています。

レンズの全群を動作させるためオートフォーカスの駆動音が若干気になるものの、オートフォーカスの速度そのものは意外と高速

音が入ると厄介な動画撮影を除いて、オートフォーカス速度に不満はありません。

Nikon Zfc + NIKKOR Z 26mm f/2.8
Nikon Zfc + NIKKOR Z 26mm f/2.8

NIKKOR Z 26mm f/2.8は、サイズ・写り・見た目を高次元で並立させたレンズ。

購入した当初でも、1年経った今でも非常に満足しています。

26mm F2.8というスペックは、平凡。その割に、価格が高く感じるかもしれません。

しかし、NIKKOR Z 26mm f/2.8は実際に使ってみると、手放すことができないレンズへと変貌を遂げます。

派手さはない。しかし、125gの質量にニコンの本気が詰まった、頼もしいレンズ。

NIKKOR Z 26mm f/2.8は、自信を持ってオススメできる1本です。

②NIKKOR Z 40mm f/2(SE)

焦点距離
35mm換算
40mm
(Zfc利用時60mm相当)
開放F値F2
手ぶれ補正なし
フルサイズ対応対応
サイズ(長さ)約45.5mm
質量約170g
価格約3.6万円
NIKKOR Z 40mm f/2(SE)のスペック

2本目は、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)。

NIKKOR Z 40mm f/2(SE)は、オールドレンズのテイストを残した現代のレンズ

NIKKOR Z 40mm f/2 SE の特徴
  • デザインのマッチングが最高
  • 開放F2での柔らかい描写
  • F2.8以降は安定した描写
  • F2レンズとしては軽量コンパクト
  • 大きなボケが得られる
  • 安価な価格設定
  • F2からシャープなレンズではない

まず、注目したいのはレンズの外観。

スペシャルエディションの頭文字をとったSEレンズ。

Zf、Zfcに合わせるために、専用のデザインを採用したNIKKOR Z 40mm f/2(SE)はクラシカルそのもの。

Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2 SE|斜めから
Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2 SE

Zfの付属レンズだけあり、ZfとZfcと合わせたルックスは最高

その外観に負けず劣らず、レンズの描写そのものもオールドレンズのテイストを引き継いでいます

絞り開放F2ではシャープと言うよりは、繊細な柔らかい描写

絞り込むごとにシャープさを増します。

Nikon Zfc 作例
作例|Nikon Zfc + NIKKOR Z 40mm f/2 SE

絞りによる写りの変化を楽しめる、現代のオールドレンズと言ってもレンズ。

オールドレンズと違いオートフォーカスが効くのが、大変ありがたい。

近年のレンズは絞り開放からシャープなレンズが多く、このような柔らかい開放描写のレンズは大変貴重な存在。

オールドレンズほどハイライトは滲みませんので、使い勝手も良好です。

Nikon Zf 作例
作例|Nikon Zf + NIKKOR Z 40mm f/2 SE

開放F値はF2と明るく、ボケを活かした写真撮影が可能。

Zfでは40mmの標準画角Zfcでは60mm相当の少し狭めの標準画角ですので使い勝手も良好です。

さらには、質量は170gと軽量な点も嬉しいポイント。

ルックス良し・軽さ良し。絞りによる写りの変化までも楽しめるNIKKOR Z 40mm f/2(SE)。

現代風にアレンジされたオールドレンズを使ってみたい方には、NIKKOR Z 40mm f/2(SE)は心の底からオススメできるレンズです。

③NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm|前面
Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm

3本目は、ニコンZfcのキットレンズ(付属レンズ)にもなっているNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

本レンズは、キットレンズ(付属レンズ)の常識を塗り替えたと言っても過言ではないレンズです。

焦点距離
35mm換算
24-75mm相当
開放F値F3.5(広角側)
F6.3(望遠側)
手ぶれ補正あり
フルサイズ対応DXモードにて対応
サイズ(長さ)約32mm
質量約135g
価格
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRのスペック
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの特徴
  • 使い勝手の良い焦点距離
  • 絞り開放から安定した画質
  • 軽量コンパクト(135g)
  • デザインのマッチングが良好(収納時)
  • 安価な価格設定
  • 大きなボケは期待できない
  • デザインのマッチングがイマイチ(撮影時)
  • APS-C専用

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRは、「小さくて・軽くて・よく写るレンズ」。

コンパクトですし、Zfcの見た目のマッチングも良好(収納時)。

24-75mm相当の3倍ズームレンズも、普段遣いには便利なズーム域を確保しています。

Zfcの作例2(波打ち際を歩く)
作例|Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

絞り開放から周辺まで、非常に安定した隙のない写り。

Zfcには、このレンズ1本でも良いとさえ思える描写性能を誇ります。

大きなボケを諦めれば、それ以外は全て手に入る。そう思わせてくれるレンズです。

Zfcの作例4(いいもの見つけた)
作例|Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR

大きなボケは期待できないものの、撮り方次第ではボケを活かした写真撮影も可能

シャドー部の階調性が豊かですので、アンダー目な写真を得意とするレンズです。

なお、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRはAPS-C専用レンズ。

APS-CのZfcでは問題になりませんが、フルサイズのZfで使用すると周辺がケラれます(周辺に影が写りこむ)。

ZfcでもDXモードを活用することで周辺部までケラれなく使用可能です(ただし、約1000万画素相当になります)。

Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm|斜め
Nikon Zfc + NIKKOR Z DX 16-50mm

Zfcユーザーの方であれば、キットレンズ(付属レンズ)として手に入れた方も多いでしょう。

このレンズ、絶対に手放してはいけません。

NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRを使ったことのない方は、人生損をしています!

そう言っても過言ではないほど、素晴らしいレンズです。

手にしたことがない方は、今すぐ入手しましょう。

選ばれた3本のレンズの共通点(なぜ残したの?)

私は、大小さまざまなレンズを購入してきました。

具体的には以下の8本。

購入したNIKKOR Zレンズ
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
  • NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)
  • NIKKOR Z 35mm f/1.4
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

8本のZレンズを揃えてルンルン気分で使っていた私。

しばらくは、そんな楽しい日々が続きました。

そしてある時、違和感に気づきます。

「レンズは使ってこそ意味がある。このままレンズを増やしても、使わないレンズが増えるだけ。Zf、Zfcで使用頻度が高いレンズの共通点を洗い出し、最適解を導き出さなくては!」

と、思い立ちます。

たどり着いた答えは、至ってシンプル。

当然の答えでした。

Zf、Zfcでよく使うレンズの共通点
  • レンズの写り
  • 小型軽量
  • デザインのマッチング

①レンズの写り

レンズを選ぶ上で「写り」は避けては通れないもの。

写りについては、どのレンズも満足度の高いものでした。

「Zマウントレンズにハズレなし」とはよく言ったもので、キットレンズ(付属レンズ)も含めて非常によく写ります。

Sラインのレンズは、絞り開放から写真周辺部まで極めてシャープ。

無印レンズは、絞り開放からシャープなものや、開放はふんわり絞り込むごとにシャープになるレンズ(いわゆる、味を楽しめるレンズ)まで様々。

ボケや解像感の差こそあれど、ダメレンズの刻印を押されるレンズは一つとしてありません。

写りは、どのレンズも合格というのが私の印象です。

②小型軽量

Nikon Zfc + NIKKOR Z 26mm f/2.8|上面
Nikon Zfc + NIKKOR Z 26mm f/2.8

写りでは、どのレンズも満足だったZマウントレンズ。

サイズに関しては、かなりの差があります。

スクロールできます
レンズ名サイズ(長さ)質量
NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR約32mm約135g
NIKKOR Z DX 24mm f/1.7約40mm約135g
NIKKOR Z 26mm f/2.8約23.5mm約125g
NIKKOR Z 28mm f/2.8 (Special Edition)約43mm約160g
NIKKOR Z 35mm f/1.4約86.5mm約415g
NIKKOR Z 40mm f/2 SE約45.5mm約170g
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S約86.5mm約415g
NIKKOR Z 24-70mm f/4 S約88.5mm約500g
比較表|NIKKOR Zレンズのサイズ感

マーキングしたレンズは、比較的コンパクトなレンズです。

一番軽いレンズは125g。重いもので500g。

500gは、フルサイズ対応のレンズとしては決して重い訳ではありません。

しかし、私の使用カメラはZfとZfc。

どちらもデザインを優先した分、グリップが貧弱です。

Zfc + NIKKOR Z 35mm f/1.4
Nikon Zfc + NIKKOR Z 35mm f/1.4

Zfcに至っては、完全フラットデザイン。

グリップのしっかりしたカメラならいざ知らず、ZfやZfcに大きめなレンズをマウント(装着)すると、よりズッシリと感じます。

個人的にはレンズも含めてZfは1kg以下、Zfcは800g以下での運用がベターだと感じています。

軽量コンパクトなレンズ。私がZf、Zfcレンズを選ぶ上で極めて重要視しているポイントです。

③デザインのマッチング

クラシカルでオシャレなデザインのZfとZfc。

レンズも含めてオシャレでありたいですよね。

デザインのマッチング。

これはZf、Zfcレンズを選ぶ上で避けては通れません。

Nikon Zf + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
Nikon Zf + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S

サイズの大きいレンズ、ズームでビヨーンと伸びる姿はお世辞には似合っていると言えません。

やはり、クラシカルなZfとZfcにはコンパクトなレンズがベストマッチ。

Nikon Zf + NIKKOR Z 26mm f/2.8|斜めから
Nikon Zf + NIKKOR Z 26mm f/2.8

カメラだけがオシャレでは意味がない。

カメラのデザインは、レンズまで含めて完成するもの。

ニコンZf、Zfcのレンズは、デザインのマッチングが良いものを選びましょう。

なお、デザインのマッチング評価は非常に主観的なものになります。

より客観的に評価したい方は、装着時のルックス写真を掲載したこちらの記事を参考にしてください。

まとめ

モダンなデザインのミラーレスカメラの中で、一際異彩を放つZfとZfc。

レンズ選びにも一工夫が必要です。

購入した8本のレンズを、3本に集約することで見えてきた共通点。

「写り・小型軽量・デザインのマッチング」

高価で高性能なレンズが良いとは限らない。

レンズ選びとは、本当に奥が深いものです。

最終的に残した3本のレンズ
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 40mm f/2(SE)
  • NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
Zf、Zfcでよく使うレンズの共通点
  • レンズの写り
  • 小型軽量
  • デザインのマッチング
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この記事を書いた人

30代の子育て世代。 130以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα1、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも写真を楽しめますように。

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