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ゆゆねこ
30代の子育て世代。 115以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zfを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

【コスパ最強】初代RX100を今更買うのはありなのか|レビュー、作例

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RX100シリーズ
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

言わずと知れたソニーのコンパクトデジタルカメラ、RX100

私は、初代RX100から最新のRX100m7まで、様々なRX100シリーズを購入し使用してきました。

そんな中、よくこの様な相談を受けることがあります。

「初代RX100を今から買うのはありですか?」

なるほど、非常に気になりますよね。

結論から言うと、2024年現在において初代RX100を購入するのは「あり」です。

10年以上前に発売されたカメラですが、画質基本機能においては初代RX100の時点で高い完成度を誇っていました。

もちろん、万人にオススメできるカメラではありませんが、画質に関しては最新機種のRX100m7と遜色ありません。

初代RX100から最新のRX100m7まで使用してきた私が、初代RX100のメリット・デメリットについて作例も交えて紹介します。

今まで購入してきたRX100シリーズ
  • RX100 累計3回
  • RX100m3
  • RX100m5
  • RX100m6
  • RX100m7 現在も保有中
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Cyber-shot RX100とは

RX100とは
Cyber-shot RX100|ソニー公式ホームページより

RX100は、2012年にソニーから発売された高級コンパクトデジタルカメラ。

コンデジと言えば1/1.7インチや1/2.3が主流だった時代、1インチという大型センサーを引っ提げ登場。

その圧倒的な画質から、他社は苦戦を強いられました。

コンデジとしては異例のロングセラーとなり、2021年まで販売。

現在では、販売が終了しており中古でのみ入手可能です。

ゆゆねこ

私は、3回も初代RX100を購入しました

しろ

どうして3回も買ったんだろうね?

作例

RX100の作例を見ていきましょう。

RX100作例
RX100作例|28mm F6.3 ISO125

広角側28mm(35mm換算)で撮影。

F6.3まで絞っていることもありますが、写真の周辺まできっちり解像しています。

丘の右上のベンチや植物を見ると、シャープすぎることなく、繊細に表現されていることが分かります。

植物に覆われた山の立体感。思わず感心してしまいます。

手前のガードレールのサビもいい味ですよね。

暗部も変に潰れることなく、しっかりと描写してくれるのもRX100の強みです。

RX100作例
RX100作例|28mm F5.6 ISO125

広角側28mm(35mm換算)で撮影。

シャドー部も潰れることなく、しっかりと階調が感じられます。

ダイナミックレンジの広さは1インチセンサーならでは。

小型センサーのコンデジやスマホとは、一線を画す画質です。

RX100作例
RX100作例|28mm F4.5 ISO125

滝の裏側から撮影。シャッタースピードは1/15秒。

RX100は手ブレ補正を搭載しているので、スローシャッターも可能です。

RX100作例
RX100作例|32mm F5 ISO125

スッキリとした色表現が魅力的ですよね。

ホワイトバランスが、青に転びやすいRX100ですが、このようなシーンではプラスに働きます。

初代RX100はシリーズ唯一の表面照射センサー。

低感度(低ISO)での写りやノイズの少なさは、シリーズの中でも優秀です。

特に、空を含めて撮影したシーンでは、初代RX100の魅力が光ります。

RX100作例
RX100作例|100mm F4.9 ISO125

望遠側100mm(35mm換算)、絞り開放での作例。

画面中央の富士山は十分に解像

望遠側も絞り開放から、十分に使っていけます。

周辺部の写りも期待以上。

左上の山々を見ると、そのことが感じ取れるのではないでしょうか。

RX100作例
RX100作例|28mm F4 ISO125

初代RX100は、シャープすぎない非常に繊細な写りをします。

氷柱の質感、いかがでしょうか。

ハイライトとシャドーが入り混じる厳しい条件ですが、きちんと写真として成立しています。

大したものです。

RX100作例
RX100作例|28mm F2.8 ISO125

夕暮れの空を撮影。

撮ろうと思っても、いい夕暮れには中々出会うことはできません。

いつ出会えるか分からないチャンスのために、大きなカメラを持ち歩くのはナンセンス。

こういう時に、RX100のコンパクトさはありがたいですよね。

手のひらに収まるRX100は、私たちの心強い相棒になってくれます。

RX100作例
RX100作例|28mm F2.8 ISO125

コンパクトなサイズは、飛行機の機内持ち込みも楽々。

写真も、周りを気にせず撮影することができます。

大きいカメラでは、こうは行きません。

空のトーンの繋がりが美しいですよね。

翼の陰影も中々ではないでしょうか。

このサイズで、この写り。

初代RX100、侮れません。

RX100作例
RX100作例|28mm F2.8 ISO125

シャドー側の豊かな階調表現は、RX100の強みですね。

10年以上前の1インチセンサーとは思えません。

それほど、初代RX100の完成度が高かったのでしょう。

RX100作例
RX100作例|43mm F3.2 ISO400

大阪の有名ポイントで撮影。

撮影は2月の18時半ごろ。

周りは真っ暗でしたが、街中であればRX100でも十分に撮影可能。

夜に弱いとされるコンデジですが、灯りのある場所であれば大きな問題ではないでしょう。

スペック

RX100のスペックを紹介します。

歴代RX100シリーズと比較しています。

スクロールできます
RX100RX100m2RX100m3RX100m4RX100m5(a)RX100m6RX100m7
センサーサイズ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ
有効画素数約2020万画素約2020万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素
レンズ
35mm換算
28-100mm28-100mm24-70mm24-70mm24-70mm24-200mm24-200mm
ズーム倍率3.6倍3.6倍2.9倍2.9倍2.9倍8.3倍8.3倍
開放F値F1.8-4.9F1.8-4.9F1.8-2.8F1.8-2.8F1.8-2.8F2.8-4.5F2.8-4.5
ファインダー144万ドット236万ドット236万ドット236万ドット236万ドット
内蔵フラッシュありありありありありありあり
手ぶれ補正ありありありありありありあり
可動液晶チルト
(自撮不可)
180°チルト180°チルト180°チルト180°チルト180°チルト
NDフィルター3段3段3段
アクセサリーシューあり
タッチパネル対応対応
スマホ連携ありありありありありあり
USB充電microUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSB
低速限界設定ありありありあり
RAW記録対応対応対応対応対応対応対応
質量
(バッテリーSD含む)
約240g約281g約290g約298g約299g約301g約302g
サイズ約102×58×36mm約102×58×38mm約102×58×41mm約102×58×41mm約102×58×41mm約102×58×43mm約102×58×43mm
価格中古
約4.5万円
中古
約5万円
中古
約8万円
中古
約9万円
約11.1万円中古
約12万円
約16.5万円
【比較表】RX100シリーズ比較表|価格は2024年6月の情報

最新機種のRX100m7が全て優れていると思いきや、そうでもありません。

追加された機能もありますが、無くなった機能もあります。

必要なスペックが決まっている方は、比較表と睨めっこしてみて下さい。

RX100シリーズの違いを詳しく知りたい方は、こちら。

RX100の良い点(メリット)

メリット

RX100の良かった点(メリット)を紹介します。

RX100の良い点(メリット)
  • 優れた画質|最新RX100シリーズと同レベル
  • コンパクト|RX100シリーズ最軽量
  • 良好なコストパフォーマンス|安価
  • 使いやすいズームレンジ
  • シンプルなデザイン

①優れた画質|最新RX100シリーズと同レベル

RX100はコンデジとしては大型の1インチセンサーを搭載。

2024年現在でも、十分に通用する画質を誇っています。

最新モデルのRX100m7と比較しても、遜色ないレベル。

非常に高画質な写真を撮ることが可能です。

発売は2012年ですが、2021年まで現役で販売されていてのも頷けます。

ゆゆねこ

初代RX100の時点で、画質は完成していたと言っても過言ではありません。

②コンパクト|RX100シリーズ最軽量

初代RX100はRX100シリーズの中で最軽量

その重さは、わずか240g(バッテリーSD含)。

厚み約36mmと、最も薄い。

RX100(初代)RX100m7(最新機種)
質量
(バッテリーSD含)
240g302g
厚さ約36mm約43mm
RX100初代と最新機種のサイズ感比較

コンデジはコンパクトな方が良いですよね。

そんな方には、初代RX100がオススメです。

ゆゆねこ

実際に持ってみると、数値以上の差に感じます。初代RX100の方が、かなり軽く感じますよ!

しろ

バッグの隙間に入りやすいRX100の薄さは魅力的です。

③良好なコストパフォーマンス|安価

RX100シリーズの中では、初代RX100が最も安価

性能が十分であれば、安いに越したことはありません。

お財布に優しいのも、初代RX100の嬉しいポイントです。

コストパフォーマンスで選ぶなら、初代RX100が最もオススメです。

④使いやすいズームレンジ

初代RX100は(35mm換算)28-100mm のズームレンズを搭載。

非常に使い勝手の良いズーム域を実現しています。

機種ズーム域ズーム倍率
RX100
RX100m2
28-100mm3.6倍
RX100m3
RX100m4
RX100m5(a)
24-70mm2.9倍
RX100m6
RX100m7
24-200mm8.3倍
RX100シリーズのズーム性能

初代RX100は、レンズ交換式カメラで使い勝手が良いレンズの代表格24-105mmとほぼ同じズーム域をカバー。

そのため、日常の撮影においてはほとんど困ることはありません。

どうしても、広角側が24mm欲しい人以外は、十分に満足できるのではないでしょうか。

ゆゆねこ

私の撮影では、28-100mmのズーム域があれば、8割以上の写真は賄えます!

⑤シンプルなデザイン

初代RX100は、RX100シリーズの中で一番シンプル。

チルト(可動)液晶もファインダーもありません。

その代わりに手に入れたのは、シンプルなデザイン。

初代RX100のモダンでシンプルなデザインは、非常に好感が持てます。

しろ

私は、初代RX100のデザインが一番好みです!

RX100の気になるポイント(デメリット)

デメリット

RX100の気になるポイント(デメリット)について解説します。

RX100の気になるポイント(デメリット)
  • オートフォーカス性能|動体撮影は困難
  • タッチパネルがない
  • ファインダーがない

オートフォーカス性能|動体撮影は困難

RX100は10年以上に発売されたカメラ。

当然、オートフォーカスの性能も10年前です。

ソニーお得意の瞳オートフォーカスやリアルタイムトラッキングといった機能は皆無。

動体の撮影は困難と言っていいでしょう。

しかし、画質に関しては、最新のRX100m7にも引けをとりません。

静止物や風景撮影であれば、まだまだ十二分に活躍できます。

タッチパネルがない

初代RX100は、タッチパネル非搭載

フォーカスしたい場所をタッチしても無反応。

十字キーを駆使して、フォーカスポイントを選びましょう。

ゆゆねこ

RX100シリーズでタッチパネルを搭載しているのは、RX100m6とRX100m7のみ。

しろ

RX100シリーズへのタッチパネル搭載は遅かったよね。

ファインダーがない

初代RX100にはファインダーがありません。

直射日光が降り注ぐ真夏の撮影では、やはりファインダーが欲しくなってしまいます。

しかし、ファインダーがない事で、この軽量ボディを手に入れたのも事実。

屋外では見にくいですが、頑張って液晶を見ましょう。

スマホもファインダーはないですし!

初代RX100を今更買うのは「あり」なのか?

初代RX100を今更買うのは「あり」なのか?

結論は、「あり」。

理由は3点。

RX100を買うのは「あり」の理由
  • 現在でも十分に通用する画質
  • 小型軽量ボディ
  • コスパ抜群

①現在でも十分に通用する画質

メリットにも書いていますが、RX100の写真は現在でも十分に通用する画質です。

画質面に関しては、最新モデルのRX100m7と同程度。

最新の機能やオートフォーカスが必要なければ、初代RX100が最もオススメです。

ゆゆねこ

ちなみに、28-35mmの焦点距離では、RX100シリーズの中で最も明るい(F値の低い)レンズになっているよ!

②小型軽量ボディ

初代RX100は、RX100シリーズの中で最軽量

わずか240gです。

荷物は軽ければ軽いほど良い。

ついでに、画質も優秀な方がいい。

そんな方には、初代RX100がピッタリではないでしょうか。

③コスパ抜群

極め付けは、初代RX100が最も安いという事。

同じ画質で撮れるなら、安いに越したことはない。

初代RX100は最初に発売されたこともあり、最も安価。

コスパを重視する方にもオススメです。

RX100を買う時の注意点

初代RX100は販売期間が長かったこともあり、販売時期によって若干仕様が異なっています。

RX100を買うのは「あり」の理由
  • 新品は販売終了→中古しかない
  • 製造時期によって製造国が異なる
  • レンズに記載されているZEISS文字

①新品は販売終了→中古しかない

初代RX100は、2021年に新品での販売を終了。

そのため、現在では中古のみでの販売となっています。

②製造時期によって製造国が異なる

初代RX100は、発売時期によって製造国が異なります。

発売当初 → 日本製

途中から → 中国製

日本製を手に入れたい方は、初期のRX100を探してみてください。

③レンズに記載されているZEISS文字

発売時期によって、レンズの表記も異なります。

発売当初 → Carl Zeiss

途中から → ZEISS

ZEISS表記のRX100の方が、製造年が新しいです。

製造年が新しいRX100を希望の方は、レンズの表記がZEISSのものを選択しましょう。

RX100と一緒に買うと便利なもの

RX100と一緒に買うと便利なものを紹介します。

一緒に買うと便利なもの
  • SDカード
  • 液晶保護フィルム
  • アタッチメントグリップ|後付グリップ

①SDカード

UHS-IIには対応していないので、UHS-Iタイプを購入しましょう。

(UHS-IIのSDカードも使えますが、UHS-I相当の速度での動作になります)

オススメのSDカードを紹介しておきます。

毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。

Nextorage
SDカードタイプUHS-I
商品名NF1A128
速度読込:100MB/s
書込:80MB/s
容量128GB
価格1,990円
オススメSDカード(価格は2024年6月時点)

容量は、写真を撮るだけなら128GBで十分です。

64GBを薦めたいところですが、オススメのメモリーカードには64GBの商品がないため、128GBを紹介しています。

参考|64GBではJPEGだけで約5600枚、RAW+JPEGで約1900枚ほど記録できます。

②液晶保護フィルム

カメラを落としたりするとモニターに傷が付きます。

よく持ち歩くコンデジだからこそ、液晶保護フィルムは欠かせません

液晶保護フィルムはソニー純正がオススメ。

私は、初代RX100を3回買いましたが、液晶保護フィルムは必ずこちらを買っています。

③アタッチメントグリップ|後付グリップ

モダンでスタイリッシュなデザインのRX100。

グリップ部もシンプルです。

そのため、非常に滑りやすい。

RX100を購入してみて、グリップがイマイチだと感じた方は、後付グリップを検討してみましょう。

ソニーから純正の後付グリップが発売されていますので、こちらがオススメです。

私も、RX100シリーズ購入の際は、必ず購入しています。

まとめ

コンパクト優秀な画質。それでいてお財布に優しい価格。」と3拍子揃った初代RX100。

2024年現在において初代RX100を購入するのは「あり」です。

RX100のメリット・デメリット
  • 優れた画質|最新RX100シリーズと同レベル
  • コンパクト|RX100シリーズ最軽量
  • 良好なコストパフォーマンス|安価
  • 使いやすいズームレンジ
  • シンプルなデザイン
  • オートフォーカス性能|動体撮影は困難
  • タッチパネルがない
  • ファインダーがない

最新機能を追い求める人は最新のRX100m7が良いでしょう。

しかし、初代RX100は最新のRX100m7にない魅力があるのも、また事実。

特にコストコンパクトさにウエイトを置く方にとっては、最善の選択肢と言えるのではないでしょうか。

初代RX100。今でも、今だからこそ自信を持ってオススメできる一台です。

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30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも写真を楽しめますように。

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