日常的に写真、皆さんはどうやって保存していますか?
写真の保存、パソコンやスマホに保存している人は多いのではないでしょうか。
考えてみてください。
「もし、パソコンやスマホが壊れたら、どうしますか?」
保存している写真は闇の中。もう、再び会うことはできません。
メモ写真なら、それもいいでしょう。
しかし、大切なのは、思い出の写真や子供の写真。
これらは、失いたくない。
失ってしまった写真は二度と戻ってきません。
デジタル化が進んだ現代だからこそ、写真の保存方法について一度考えてみる必要があります。
カメラ歴15年の私が、試行錯誤の上に行き着いた、おすすめの写真データの保存方法について紹介します。
- 外付けハードディスク(HDD)に保存する
- クラウドに保存する(Amazon Photosがイチオシ)
①と②の両方で、写真を失うリスクを限りなくゼロに近づける事が可能です。
なぜ、このような方法がベストなのか、詳しく解説していきます。
写真データが消える3つのリスク
まず、写真データが消えてしまうリスクについて、考えていきましょう。
写真データの消失リスクは、以下の3点に集約されます。
- 機器(パソコンやスマホ)の故障
- 地震・雷・火事
- クラウド側でのデータ消失
①機器(パソコンやスマホ)の故障
一番多いのは、写真を保存しているパソコンやスマホが故障してしまうこと。
経験のある方もいるのではないでしょうか。
パソコンやスマホが故障してしまうと、中に入っていたはずの写真データを取り出す事ができません。
運よく復元できる可能性もありますが、そんな事をするぐらいなら最初から備えておきましょう。
パソコンやスマホの故障により、写真データを失うリスクがある。
②地震・雷・火事
地震・雷・火事によって、パソコンやスマホ、外付ハードディスクなどが故障する事があります。
機器の故障よりも発生確率は低いですが、機器そのものが消失(消滅)する可能性があります。
機器が消失(消滅)すると、復元どころではありません。
しっかりと対策しておきましょう。
地震・雷・火事により、写真データを失うリスクがある。
③クラウド側でのデータ消失
クラウドを利用して、インターネットを経由して別の場所に写真データを保存しておく方法はどうでしょうか?
これも万全ではありません。
クラウドを用いた場合、写真はインターネットを経由して別の場所(サーバー)に保存されます。
別の場所(サーバー)は企業が運営しているため、個人向けのハードディスク等よりも故障リスクは低いです。
また、バックアップ等もしっかりしているので、その点も安心できます。
しかし、絶対に大丈夫とは言い切れません。
万が一に備えて、個人でもデータを保存しておく事が重要になります。
クラウド利用でも、写真データを失うリスクがある(クラウド側の機器の故障等)
写真データの消失に備えよう
3つの写真データ消失リスクを説明しました。
では、この3つのリスクに対して、どのように対応すれば良いのでしょうか。
分かりやすいように、表にしました。
写真データ消失リスク | パソコン スマホ | 外付 ハードディスク | クラウド |
---|---|---|---|
機器の故障 | |||
地震・雷・火事 | |||
クラウドデータの消失 |
順番に解説していきます。
機器の故障への備え|クラウドがベスト
機器の故障に関しては、クラウド利用がベストです。
クラウドは、インターネットを経由して別の場所(サーバー等)に写真データを保存しておく方法です。
そのため、手元にあるパソコンやスマホが故障しても安心。
外付ハードディスクは故障頻度は低いものの、故障する事もあるため「
」としました。地震・雷・火事への備え|クラウドがベスト
地震・雷・火事に関しては、クラウド利用がベストです。
クラウドは、インターネットを経由して別の場所(サーバー等)に写真データを保存しておく方法です。
当然、地震で家が倒壊しても、火事で消失しても、クラウド上の写真データには全く影響がありません。
クラウドのデータ消失|外付ハードディスクがベスト
クラウド上への保存も完璧とは言えません。
確率は低いですが、クラウド上のデータが消失する事もあります。
このリスクへの対処は、外付ハードディスクに写真を保存する事。
外付ハードディスクは、パソコンやスマホよりも故障率が低いのでオススメです。
また、外付SSDという選択肢もありますが、SSDは価格が高い。
コストパフォーマンスを優先し、外付ハードディスクを選びましょう。
おすすめ写真保存方法|外付ハードディスクとクラウドの二刀流
では、写真データ消失のリスクに備えるベストな方法は何か?
もう一度、リスクを確認しましょう。
写真データ消失リスク | パソコン スマホ | 外付 ハードディスク | クラウド |
---|---|---|---|
機器の故障 | |||
地震・雷・火事 | |||
クラウドデータの消失 |
1つの保存方法で、全リスクに対応する保存方法はありません。
しかし、2つの保存方法を組み合わせる事で、すべてのリスクに対応できます。
クラウド保存
→「機器(パソコンやスマホ)の故障」+「地震・雷・火事」に備える
外付ハードディスク
→「クラウドデータの消失」に備える
私も、「クラウド保存」と「外付ハードディスク」を活用しているよ!
おすすめ外付ハードディスク(HDD)
外付ハードディスクは色々なメーカーから発売されています。
何を選べばいいか分からない。
そんな人にオススメの外付ハードディスクは、こちら。
ウエスタンデジタル(Western Digital) WD ポータブルHDD WD_BLACK P10 USB 3.2 Gen1
私も愛用中です。
外部電源不要のポータブルタイプの外付ハードディスクで、非常にコンパクト。
ゲーム用途への活用を目的としたモデルであるため、信頼性も通常のハードディスクよりも高い。
4台保有していますが、今のところ故障なしです。
注意点は、直接スマホに接続できない事。
もしもスマホに直接接続したい人は、外付SSDがオススメです。
外付SSDのオススメは、こちら。
Nextorage ネクストレージ USB3.2 Gen2 ポータブルSSD NX-P2SEシリーズ
こちらも愛用中です。
外付ハードディスクよりも、更にコンパクトなのは嬉しいポイント。
ただし、保存容量に対して価格は高い。
サイズ・軽さはSSDの方が優れているよ!
おすすめクラウドサービス|Amazon Photos
クラウドサービスを利用すると、インターネットを経由して別の場所に写真データを保存する事ができます。
具体的に、どのサービスがオススメなのか。
ズバリ、「Amazon Photos」がオススメです。
「Amazon Photos」と「Google Photos」の比較
クライドサービスの代表的なものとして、「Amazon Photos」と「Google Photo」があげられます。
比較していきましょう。
両サービス共に無料版もありますが、保存容量が非常に少ない。
そのため、有料版で比較していきます。
参考:Amazon Photos 5GBまで、Google Photos 15GBまで無料で利用可能
Amazon Photos | Google Photos | |
---|---|---|
写真保存容量 | 無制限 | 2TB |
画像データ形式 (抜粋) | JPEG、ほとんどのTIFF、HEIF、HEIC、RAWファイル | JPEG、HEIC、RAWファイル |
RAW対応 | Nikon(NEFファイル) Canon(CR2、CR3ファイル) ARW(Sony) CRW(Canon RAW CIFFイメージ) ORF(Olympus)ファイル DNGファイル ProRaw 詳細はこちら。 対応しているRAWファイル形式 | Nikon Canon Sony Olympus Panasonic FUJI FILM ほとんどのDNG 詳しい対応機種はこちら →対応しているRAWファイル形式 |
料金 | 5,900円/年 または600円/月 | 13,000円/年 または1,300円/月 |
特典 | Amazon Prime会員費込 Amazon Prime Video Amazon Music Prime Amazon Prime Reading | Google Oneを使用する事で、写真以外のデータを保存可能 データ容量は写真と共有 (写真+他のデータ=2TBまで) |
申込は? | Amazon Prime 会員になる Amazon Prime 30日間 無料体験 | Google One で必要な容量を選択 Google One ストレージアップグレード |
Google Photosのプランには200GBの選択肢もありますが、200GBではすぐに容量不足になる事が予想されます。
そのため、200GBの直近上位である2TBで比較しました。
2TBあれば、保存容量としては暫く大丈夫でしょう。
写真保存容量を見ると、Amazon Photosは「無制限」と圧倒的に優れている事が分かります。
無制限でありながら、料金はGoogle Photosの半額以下です。
また、RAWファイルに対応しているのは嬉しいポイント。
なお、対応しているRAW形式については、比較表中の詳細を確認してください。
特に、Google Photosは機種の制限があるので要注意です。
Amazon Photosのオススメ理由|メリット
Amazon Photosがオススメの理由は、ズバリ以下の4点。
- 写真保存は「無制限」
- 安い
- RAWファイルに対応
- Amazon Prime 会員特典が利用可能
①写真保存は「無制限」
Amazon Photosへの写真保存は「無制限」です。
写真が多くなりがち現在、無制限は心強い。
連写して枚数が嵩んだ写真も大丈夫。
すべてAmazon Photoに保存しましょう。
②安い
Amazon Photo は5,900円/年と、Google Photoの半額以下で利用可能。
写真の保存のみ考えると、コストパフォーマンスに優れています。
安いに越したことはない。
RAWファイルに対応
写真を趣味にしている人には、重要なポイント。
Amazon Photosは、しっかりRAWファイルに対応しています。
もちろん、RAWファイルも無制限に保存可能です。
対応しているRAWファイルは以下の通り。
- Nikon(NEFファイル)
- Canon(CR2、CR3ファイル)
- ARW(Sony)
- CRW(Canon RAW CIFFイメージ)
- ORF(Olympus)ファイル
- DNGファイル
- ProRaw
大手カメラメーカーのRAWファイルに対応しています。
非公式ではありますが、富士フイルム、パナソニックのRAWファイルも保存できました。
ただし、公式には対応していないので、参考程度に留めておいてください。
|Oneポイント|
パナソニックのOEMと思われる、D-LUX、C-LUXシリーズのRAWには対応していません。
本家ライカのカメラであれば、保存形式はDNGなので、Amazon Photoにも対応しているよ!
Amazon Prime 会員特典が利用可能
Amazon Photosは、Amazon Prime会員が利用できる写真保存サービスです。
そのため、必然的にAmazon Prime会員特典が利用可能。
- Amazon Photo
- Amazonでの買い物の特典(送料無料、セールへの早期参加、Prime dayへ参加可能 等)
- Amazon Prime Video(動画)
- Amazon Music Prime(音楽)
- Amazon Prime Reading(本)
Amazon Photosへの写真保存に、年間5,900円もかけるのは高いと思った人もいるはず。
しかし、上記の特典を合わせて考えると、格安であることが分かるのではないでしょうか。
特にAmazon Prime Videoの存在が大きい。
ビデオを見るついでに、写真の保存も無制限で出来ると考えてもいいかもしれません。
Amazon Photos の気になる点|デメリット
万能に見えるAmazon Photosにも、1つ気になるポイントがあります。
Amazon Photosに無制限で保存できるのは、画像データのみであることです。
昨今では、動画を撮ることも多くなりました。動画も保存しておきたい人もいるはず。
しかし、Amazon Photosでは動画データは無制限に保存することはできません(5GBまで保存可能)。
オプション料金を追加する事で、動画データの保存容量を増やす事が可能ですが割高。
動画データも保存したい方は、Google Photosの方が向いている場合もあります。
オプション料金は1TBで月額1,300円。Google Photosが2TBで同額であることを考えると、割高と感じてしまう。
Amazon Photosで画像を無制限に保存。
Google Photosに動画を保存。
こうすれば、一番お得かもしれない!
Amazon Photos の申込方法
Amazon Photosは、Amazon Prime会員の特典の一つです。
(5GBまでであれば、無料のAmazon会員でも利用可能)
つまり、
『Amazon Photosを利用する』=『Amazon Prime会員になる』
Amazon Prime 会員は30日間の無料体験ができます。
事前に無料体験ができるので安心ですね。
まとめ
オススメな写真の保存方法について、解説してきました。
簡単に、要点をまとめておきましょう。
写真には消えるリスクがある。
→それぞれのリスクに対応できる保存方法を導入する。
- 機器(パソコンやスマホ)の故障
- 地震・雷・火事
- クラウド側でのデータ消失
クラウド保存
→「機器(パソコンやスマホ)の故障」+「地震・雷・火事」に備える
外付ハードディスク
→「クラウドデータの消失」に備える
- 外付けハードディスク(HDD)に保存する
- クラウドに保存する(Amazon Photosがイチオシ)
オススメのハードディスクは、こちら。
オススメのクラウドは、Amazon Photos。
Amazon Photos は、Amazon Prime 会員になる事で利用できます。
まずは無料で試してみましょう。
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