よく比較されるニコンZfとニコンZfc。
その違いを一言で言い表すのなら
- ニコンZfは、高性能なクラシカルデザインのカメラ
- ニコンZfcは、気軽に持ち出せるクラシカルデザインのカメラ
こう聞くと、ニコンZfがあればZfcは不要では?
そう考える方がいても、不思議ではありません。
Zfがあれば、Zfcは不要か?答えは否。
私は、ZfとZfcの両方で写真を撮っています。
それは、Zfcにしかない魅力があるから。
本記事では、「ニコンZfにはないZfcの魅力」について紹介します。
ZfとZfcの両方を使っているからこそ発信できる情報ですので、ぜひ最後まで見ていってください。
美しいフラットデザイン
クラシカルなデザインを採用したニコンZfとZfc。
パッと見は同じように見えますが、よく見ると細かい点が異なります。
- 前面にグリップないフラットデザイン
- 薄型ボディによるミニマルなデザイン
- ファインダーの後ろへの迫り出しが少ない
どちらも美しいデザインですが、私はZfcの方が好み。
グリップのないフラットデザインに薄型ボディは、実に美しい。
グリップと手ぶれ補正、フルサイズセンサーを排したことで得られたものは、本当に大きいと感じます。
質感そのものはZfが優秀ですが、全体的なデザインはZfcの方が優れていると感じています。
ルックスはZfcの方が好み。ボディの薄さと造形のシンプルさが、好みとなる鍵なのかもしれません。
選べる2カラー|ブラック or シルバー
ニコンZfcは、嬉しい2色展開。
ブラックとシルバーから、お好みのカラーが選択できます。
シックなブラックも良いですが、クラシカルなシルバーもGOOD。
Nikonのミラーレスカメラでシルバーが選択できるのは、Zfcのみ。
シルバーカラーのカメラが良いのなら、ZfではなくZfcを選びましょう。
2色展開は素直に嬉しい。私は、最初シルバーを購入。現在はブラックを所有しています。
軽量ボディ
ニコンZfcは、ボディにマグネシウム合金を採用。
質感を維持しつつ軽量化を図るために、一部に樹脂素材を用いています。
その軽量化が功を奏し、Zfcの質量はわずか445g(バッテリーSD含)。
ニコンZfは、710g(バッテリーSD含)ですからZfcがいかに軽量であるか分かります。
カメラは持ち歩かなくては本末転倒というもの。
必要十分な機能があるのならば、カメラは軽い方が良い。
Zfcの軽量ボディは、カメラを持ち出すハードルを大幅に下げてくれます。
Zf使用後に、Zfcを持つと軽さに驚かされます。
価格が安い
価格が安い。
これもニコンZfcの魅力の一つです。
Zfcの価格はボディのみで約11.7万円ほど。
対してZfは、約27万円。
Zfの約半額以下の価格で、Zfcを購入することが可能です。
カメラは安ければ良いというわけではありませんが、やはり安いと言うのはありがたいもの。
ニコンは低価格のレンズも複数ありますので、安く買えた分、交換レンズを購入して写真を更に楽しむのも良いかもしれません。
- ニコンZfc
-
Zfc + 標準ズームレンズ(Z DX 16-50mm) 約13.6万円
望遠ズームレンズ(Z DX 50-250mm) 約4.6万円
単焦点レンズ(Z DX 24mm f/1.7) 約3.7万円
合計 約21.9万円
- ニコンZf
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Zf + 単焦点レンズ(Z 40mm f/2 SE) 約29.8万円
合計 約29.8万円
キットレンズ(付属レンズ)である標準ズームレンズに望遠ズームレンズとボケを楽しめる単焦点レンズを加えても約21.9万円(2025年1月現在)。
Zfは単焦点レンズのみで約29.8万円ですから、Zfcがいかい安価に写真を楽しめる分かります。
レンズが付属しているレンズキットは13.6万円。Zfと比べたら非常に安価で助かります。
写り良し・コンパクトなレンズ|NIKKOR Z DX 16-50mm
ニコンZfcを語るときに、外せないのがキットレンズNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの存在。
35mm換算24-75mm相当の画角をカバーしながら、重さ135g、厚さ32mmと非常にコンパクト。
手ぶれ補正もしっかり搭載。
シンプルなデザイン故、Zfcにもよく似合います。
上の写真は、最もコンパクトなズームレンズを装着したZfcとZfの姿。
Zfc+NIKKOR Z DX 16-50mm(左の写真)の方が、スッキリしていて良いですよね。
NIKKOR Z DX 16-50mmはコンパクトなだけでなく、描写も優れています。
ニコンZfc + NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRの作例
上の写真は、ZfcとNIKKOR Z 16-50mmで撮影したもの。
キットレンズ(付属レンズ)で撮影したとは思えないほど、綺麗な像を結びます。
コンパクト。それでいて描写もGOOD。
NIKKOR Z DX 16-50mmが選択できるのは、Zfcの特権です。
Z DX 16-50mmはキットレンズ(付属レンズ)は写りがイマイチという常識を覆したレンズ。これ1本でも、十分に写真を楽しめます!
小さくて軽いのもイイですよね!
気軽に写真を楽しめる
ニコンZfcのcは「カジュアル」のc。
ニコンが、写真をカジュアルに写真を楽しんで欲しいという思いを込めて、世の中に送り出したカメラです。
- 価格が安い|Zfの半額以下
- 軽量ボディ|Zfの約6割の重さ
- APS-Cセンサー|フルサイズではない
- シャッター音
多くの方が手に取りやすい価格に、軽量ボディ、軽快なシャッター音などカジュアルに撮れる工夫がGOOD。
センサーサイズがAPS-Cである点も気に入っています。
フルサイズセンサーだと、どうしてもしっかり撮らなければならないという意識が働いてしまうもの。
APS-Cだから手を抜く訳ではありませんが、気負わずに撮影できるのも事実。
気軽に、そして楽しんで撮影するにはZfcが最適なカメラと言えるでしょう。
気負わずに撮影できるという点で、Zfcは気に入っています!
まとめ
「ニコンZfにはないZfcの魅力」を紹介しました。
- 美しいフラットデザイン
- 選べる2カラー|ブラック or シルバー
- 価格が安い
- 写り良し・コンパクトなレンズ|NIKKOR Z DX 16-50mm
- 気軽に写真を楽しめる
写真に真剣に向き合いたいときもあれば、気負わずに楽しんで撮りたい時もある。
写真を気軽に、カジュアルに撮りたい時、私はニコンZfcを持ち出すのです。
ニコンZfcは、いいカメラですよ。