皆さんはオリンパス STYLUS1をご存知でしょうか。
STYLUS1は、2013年にオリンパス(現|OM SYSTEM)から発売された高倍率ズームを搭載したコンパクトデジタルカメラ(コンデジ)。
オリンパスの高性能コンデジの最終モデルで、F2.8通しの高性能レンズに電子ビューファインダーやチルト式の可動液晶を搭載するなど、非常に力を入れたモデルでした。
ソニーからRX100初代が登場したことにより、セールスそのものは振るわなかったものの、その唯一無二の特徴から今でも一部からは絶大な人気を誇ります。
私は、STYLUS1、STYLUS1sの両方を所有。一度手放しましたが、2025年に再び購入しました。
なぜ、再度購入したのか。
それは、STYLUS1ならではの魅力に気づいたから。
しばらく使い込みましたので、STYLUS1のレビューをしていきたいと思います。
メリット・デメリット、作例も含めて詳しく解説します。
STYLUS1は本当にいいカメラですよ。
オリンパスSTYLUS1とは

オリンパスSTYLUS1は、2013年にオリンパスから発売された高倍率ズームコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)。
28-300mm相当、10.7倍の高倍率ズームレンズを搭載。
1/1.7インチと当時としては大きなセンサーを搭載しながら、全域F2.8の明るいズームレンズを搭載したことで話題になりました。
電子ビューファインダー、可動式のチルト液晶もありコンデジの中では非常にハイスペック。
デザインは同社のミラーレスカメラOM-D E-M5を踏襲し、非常にカメラらしいデザインに仕上がっています。
後に、グリップのパターンを変更したSTYLUS1sが発売されますが機能は同等(STYLUS1はファームウェアアップデートにより1sと同等の機能にUPできます)。
使い勝手の良い28-300mm相当のズーム域に、F2.8通しの明るいレンズ。大きさは若干大きいものの、厚みはそれほどでもない。
全ての要素がいい塩梅で混じり合ったSTYLUS1は、今でも一部の方に圧倒的な人気を誇っています。
作例
STYLUS1で撮影した作例を紹介します。
STYLUS1sとは外観が異なるだけで、スペックや機能は同一ですので、STYLUS1sを検討している方も参考にしてみてください。

100mm相当、絞り開放F2.8で撮影。
ハイライトからシャドー部までグラデーション豊かに表現されています。
光を遮る雲の陰影が、立体感を感じさせる描写。
コンデジで撮影したことを忘れてしまうほど、豊かに描かれたトーンにSTYLUS1の凄さを感じます。

最望遠300mm相当、絞り開放F2.8で撮影。
道端に咲く菜の花が、爽やかに表現されています。
ガラス越しの撮影ということもあり、すこしコントラストの低い淡い色表現。
春の雰囲気にマッチしていて良いのではないでしょうか。
ボケも滑らかで好感が持てます。

植木鉢に咲くブルーの花。
STYLUS1の望遠側を活かせば、ボケを活かした写真を撮ることも可能。
ボケも騒がしくならずに非常にクリーミー。
しっとりとしたトーンの表現も絶妙です。

望遠側で、捉えた新緑。
葉の質感を感じられる柔らかい描写。
柔らかさを感じながらも、葉脈がしっかりと表現されています。
ハイライト部分には色収差が見られますが、嫌味なほどではありません。

早咲きの河津桜を撮影。
シャープすぎない描写が、桜の華やかな印象を際立たせます。
ボケに口径食(玉ボケが円形にならずに楕円になる減少)が見られますが、ボケ質は滑らか。
一眼レフやミラーレスカメラと比較するとセンサーサイズが小さいため、大きなボケではありません。
しかし、被写体を際立たせるためには、十分なボケではないでしょうか。

望遠側300mm相当、絞り開放で撮影。
河津桜に留まるメジロ。
望遠側が300mm相当と鳥撮りには少し短いですが、撮影する鳥を選べばこのとおり。
飛び回る鳥を撮影するのは苦手なSTYLUS1でも、木に留まる鳥であれば撮影することができます。
シャープというよりは、若干の柔らかさを残した描写。
個人的には、たいへん好みの写りです。

光を浴びる梅を撮影。
撮影場所は住宅街。
こういう狭い場所では、STYLUS1の望遠レンズが活躍します。
普通に撮影するとインパクトに欠ける被写体でも、STYLUS1の望遠を活かすことで印象的な写真に仕上げることが可能。
スマホでは逆立ちしてもできない芸当ですので、STYLUS1はスマホとの差別化にももってこいのカメラです。

自然だけでなく、人工物の写りはどうでしょう。
リシン仕上げの柱のゴツゴツ感が見事に再現されています。
平凡なレンズだとディテール(細部)が潰れがちですが、STYLUS1であればこの通り。
手ざわりまで感じられそうな質感表現に、驚かされるばかりです。
ズーム倍率だけではない。高いレンズ性能を兼ね備えていることに、STYLUS1の凄みを感じます。
スペック比較
STYLUS1のスペックを見ていきましょう。
同社のXZシリーズと比較しています。
なお、STYLUS1とSTYLUS1sのスペックは全く同じです。
オリンパス STYLUS1(1s) | オリンパス XZ-2 | |
---|---|---|
センサーサイズ | 1/1.7インチ | 1/1.7インチ |
画素数 | 約1200万画素 | 約1240万画素 |
レンズ | 28-300mm相当 10.7倍 | 28-112mm 4倍 |
開放F値 | 全域F2.8 | F1.8-2.5 |
ファインダー | 約144万ドット | |
内蔵フラッシュ | あり | あり |
手ぶれ補正 | あり | あり |
自撮り | ||
可動液晶 | チルト式 | チルト式 |
タッチパネル | 対応 | 対応 |
RAW | 対応 | 対応 |
スマホ連携 | あり | あり ※FlashAir必須 |
USB充電 | 対応 独自規格 | |
低速限界設定 | ||
ボディ質量 (バッテリーSD含む) | 402g | 200g |
サイズ | 約116×87×57mm | 約113×65×48mm |
カラー | ブラック | ブラック ホワイト |
ボディ価格 (中古) | 約3.5-4.5万円 | 約3.5-4.5万円 |
当時は、オリンパスのコンパクトデジタルカメラの高級ラインとして発売されたXZ-2とSTYLUS1。
スペックや操作性も似た点が多い。
XZ-2は、ズーム域が狭い代わりにレンズの開放F値が明るくなっています。
広角側でF1.8、望遠側でF2.5と非常に明るいためボケを活かした写真の撮影が可能。
STYLUS1はズーム域が極めて広く、XZ-2よりも約2.7倍ズームすることができます。
レンズの開放F値は、ズーム全域でF2.8。
広角側ではXZ-2に差をつけられているものの、望遠側では同程度の明るさを確保。
最望遠の300mmF2.8で撮影することで、XZ-2よりもボケの大きい写真を撮ることができます。
また、STYLUS1は電子ビューファインダーを内蔵しており晴天時でもファインダーで被写体をしっかりと捉えることができます。
STYLUS1とSTYLUS1sの違い
STYLUS1とSTYLUS1s。
違いが気になる方も多いと思います。
性能は全く同じ。
発売当初はSTYLUS1sの方が優れた性能でしたが、STYLUS1のファームウェアアップデートが公開され、全く同じ性能になりました。
違いは外観のみ。
STYLUS1は格子のパターンを採用。
対してSTYLUS1sは革風のパターンを採用しています。
性能は同等ですので、好みの外観のモデルを選択しましょう。
少しでも新しいモデルを希望の方は、2014年発売のSTYLUS1sがおすすめです。
外観
STYLUS1の外観を見ていきましょう。
ボディ前面

まずは、ボディ前面。
額にはOLYMPUSロゴ。
直線と曲線を織り交ぜたカメラらしいデザインをしています。
同社のミラーレスカメラOM-D E-M5を彷彿とさせます。
ボディ中央には、大口径のi.ZUIKOレンズを搭載。
向かってレンズ左下には、ファンクションボタンとファンクションレバーが配置されています。
このレバーが優れもの。
レバーの向きによって、オートフォーカスとマニュアルフォーカスをダイレクトに変更することができます。
ボディ背面

次に、ボディ背面。
ボディ中央には電子ビューファインダーを搭載。
液晶画面との自動切り替えにも、しっかり対応しています。
右側には十字キー、ファンクションボタンが並びます。
ファンクションボタンには好みの機能を割り当て可能。
再生ボタンも含め、右側に集中しているため操作性は良好です。

背面液晶はチルト式の可動液晶になっています。
液晶を展開することで、ローアングル・ハイアングルの撮影も楽に対応できます。
ボディ上面(軍幹部)

ボディ上面(軍幹部)を見ていきましょう。
左側にはモードダイヤル。
右側には、ダイヤル、シャッターボタン、録画ボタンが並びます。
ダイヤルでは露出(明るさ)をダイレクトに変更可能。
録画ボタンはカスタムボタンにもなっており、好みの機能を割り当てることができます。
動画を使わない方にとっては、カスタムボタンが1つ増えるため大変便利です。
レンズ周りにはローレット加工をあしらったコントロールリングを配置。
コントロールリングは、絞りやシャッタースピードをダイレクトに変更可能。
ボディ前面に配置されたレバーの位置により、マニュアルフォーカス用のリングとしても作用します。
便利かつ秀逸な機能ですので、STYLUS1をお持ちの方には積極的に活用して欲しい機能です。
ボディ側面

ボディ側面には、フラッシュの展開ボタンを配置。
STYLUS1はレンズシャッターであるため、フラッシュ撮影時にの全速同調が可能です。
その下に配置されているのは、ズームレバー。
シャッターボタン周辺にもズームレバーがありますが、STYLUS1では側面のズームレバーでもズームイン・アウトが可能です。
STYLUS1の自動開閉レンズキャップ

STYLUS1は、メーカー純正の自動開閉レンズキャップが付属しています(通常のキャップは付属していません)。
自動開閉レンズキャップを装着することで、電源ONでレンズが飛び出し、電源OFFでレンズが収納されます。
レンズ収納時に、自動でレンズ面を保護できるため大変便利です。

上の写真は、電源ONの状態。
メーカー純正の自動開閉レンズキャップということもあり、ルックスもまずまずです。
良かった点(メリット)
STYLUS1の良かった点(メリット)について紹介します。
- 28-300mm相当の高倍率ズームレンズ(10.7倍)
- 優秀な画質|F2.8通しの高性能ズームレンズ
- 程よいサイズ感
- 晴天時に便利な電子ビューファインダー搭載
- チルト式の可動液晶搭載
- バッテリー持ちが良好
- 快適な操作性|ダイヤル・タッチパネル
①28-300mm相当の高倍率ズームレンズ(10.7倍)
STYLUS1一番の特徴は、28-300mm相当の高倍率ズームレンズ。
10.7倍のズーム域を誇り、普段使いでは全く困らない焦点距離を確保しています。
このズーム域が極めて便利。
果たして、本当に便利なのか?
一般的に必要な焦点距離を、シーン別にまとめてみました。
シーン | 必要な焦点距離 |
---|---|
日常 | 24-70mm |
旅行 | 24-120mm |
動物園 | 24-200mm (鳥を撮るなら400mm) |
水族館 | 24-120mm |
運動会(幼稚園) | 24-200mm |
運動会(小学校) | 24-400mm |
表を見てわかる通り、STYLUS 1は日常のスナップから動物園の撮影まで、ほぼすべてのシーンをカバーできます。
日常はもちろんのこと、不意に望遠が必要になったシーンでもSTYLUS1があれば大丈夫。
例えば、道端で出会った猫がシャイな猫であったとしても、STYLUS1のズームを使えば大きく撮影できてしまう。
STYLUS1のズーム域は、スマホでは味わえない望遠写真を提供してくれます。
300mm相当10.7倍の高倍率ズームレンズは、撮影する私たちにとって本当にありがたい存在。
スマホでは味わえない迫力ある望遠写真を、気軽に楽しめる。これこそがSTYLUS 1の真骨頂です。
②優秀な画質|F2.8通しの高性能ズームレンズ

STYLUS1は、前述の通り28-300mm(10.7倍)の高倍率ズームレンズを搭載しています。
これだけのズーム域を確保しながら、全域F2.8通しの明るいレンズを搭載。
センサーも1/1.7インチとコンデジとしては比較的大型のセンサーである点も嬉しいポイントです。
画質もズーム全域にわたり安定した描写。
普及価格帯の普通のコンデジとは一味、いや二味ほど違う。
写真の中心部はもちろんのこと、写真の周辺部までしっかりとした像を結びます。
画素数は約1200万画と近年のスマホと同程度ですが、レンズが良いため画質は素抜きん出ている印象。
お得意の高倍率ズームレンズを活かせば、スマホとはまた違った写真を撮ることができます。
いくらズームができても残念画質では魅力が半減してしまうもの。
STYLUS1なら、ズームしても高画質。
スマホとの差別化もはかれるので、本当に頼もしい一台です。
③程よいサイズ感
STYLUS1はコンデジとしては若干大きめなサイズ。
ポケットには入りません(冬コートのポケットには入ります)。
しかし、この若干大きめなサイズ感が写真を撮る時にはプラスに働きます。
大きすぎず、小さすぎない。
手のひらへの収まりが、丁度いいのです。
コンデジは小さい方が携帯製が優れています。
しかし、いざ撮影となるとコンパクトすぎるカメラは操作がしにくいのもまた事実。
STYLUS1の絶妙なサイズ感は、写真を撮る際にストレスを感じません。
カメラには適切なサイズ感がある。
そのことをひしひしと感じさせてくれるカメラです。

また、撮影していないときはレンズ全長が短くなるため、バッグへの収まりがいいのも嬉しいポイント。
ミラーレスカメラと比較して、バッグへの収納性が良いのはSTYLUS1の大きなメリットです。
操作性も良好で、携帯性も犠牲にならない絶妙なサイズ感。
STYLUS1は撮影時の操作性と携帯性をいい塩梅で両立した、素晴らしいカメラです。
④晴天時に便利な電子ビューファインダー搭載

STYLUS1はコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)でありながら、電子ビューファインダーを搭載しています。
ドット数は144万ドット。最新機種に比べると若干少なめのドット数ではありますが、ファインダーの見え方は非常に綺麗で好感が持てます。
電子ビューファインダーは、屋外の晴天時など液晶画面が見にくい場面で大活躍。
それ以外にも、撮影に集中(没頭)できるという点でも非常に有用です。
ファインダーは必須の機能ではありませんが、あると重宝します。
スマホにはファインダーがありませんので、スマホとは違った撮影体験を楽しみたい方にとっては重要なポイントです。
⑤チルト式の可動液晶搭載

STYLUS1はチルト式の可動液晶を搭載。
ローアングルやハイアングルでの撮影で重宝します。
無理な体勢にならずに、ローアングルやハイアングルで撮影できるのは、ありがたいですよね。
流行りの自撮りには対応していないので、自撮り目的の方は別のカメラを検討しましょう。
⑥バッテリー持ちが良好
STYLUS1は、コンデジとしては比較的大型なバッテリーを搭載。
そのため、バッテリー持ちはかなり良いと感じます。
同社(旧オリンパス)のミラーレスカメラと比較しても、かなり持つ印象です。
USB充電はできませんので、心配な方は予備バッテリーを持っておくと安心です。
現在の最新機種である、OM SYSTEMのE-P7やOM-5と同じバッテリーが使用可能な点も嬉しいポイント。
⑦快適な操作性|ダイヤル・タッチパネル

STYLUS1は、オリンパスがミラーレスカメラOM-D E-M5譲りの快適な操作性を実現しています。
ボディ上面(軍幹部)のダイヤルでは露出(明るさ)をダイレクトに変更可能。
レンズを覆うコントロールリングでは、絞り(F値)やシャッタースピードを素早く変えることができます。

また、マニュアルフォーカスのしやすさもSTYLUS1の特徴の一つ。
ボディ全面にあるレバーを横にすることで、マニュアルフォーカスへの切り替えが可能。
マニュアルフォーカスモードでは、レンズを覆うコントロールリングがマニュアルフォーカスのリングに早変わり。
まるでミラーレスカメラのような操作感を実現しています。
この操作感は感動ものです。
更にはタッチパネルも搭載。
今でこそ一般的なタッチパネル。
STYLUS1発売当時はタッチパネルを搭載したハイエンドコンデジは少数派でした。
当時各社から発売されたハイエンドコンデジ(通称|高級コンデジ)は、ソニーRX100m2、キヤノンG16、ニコンP7800、パナソニックLX100。
そのどれもがタッチパネル非搭載。
STYLUS1は、そんな常識を打ち破り、しっかりとタッチパネルを搭載してくれました。
タッチパネルで嬉しいのがフォーカスポイントの移動。
被写体をタッチすることで、ダイレクトにフォーカスポイントを移動可能。
さらに、タッチシャッターにも対応しているので、タッチしたポイントにピントを合わせ自動で撮影することもできてしまう。
ハイエンドでありながら、ユーザーフレンドリー。
STYLUS1の操作性は快適そのもので、使っていてストレスを感じません。
気になるポイント(デメリット)
STYLUS1の気になる点(デメリット)について紹介します。
- 動体を撮影するのは難しい
- ポケットには入らない
- USB充電はできない
①動体を撮影するのは難しい
STYLUS1は、28-300mm相当の高倍率ズームレンズを搭載しています。
望遠が使えると撮りたくなるのが、動きもの。
STYLUS1は、動体撮影が得意かというと、そうではありません。
どちらかというと、苦手。
STYLUS1のオートフォーカス方式は、コントラストオートフォーカス。
フォーカス用のレンズを前後させながら、コントラストの高い位置を検出する手法で精度が高い反面、オートフォーカス速度は(位相差オートフォーカスと比較して)遅くななります。
STYLUS1もその宿命からは逃れられず、動体撮影は少し苦手。
位相差オートフォーカスを採用したコンデジ(ソニーRX100m5、m6、m7等)には敵いません。
とはいえ、コントラストオートフォーカスを採用したコンデジの中では、非常に高速なオートフォーカス性能を誇ります。
小走り程度の被写体であれば、STYLUS1のオートフォーカスでも十分に対応可能。
もちろん、静止物へのオートフォーカスも高速ですので、普段使いでは安心して使っていけます。
ただし、動体撮影をバリバリこなそうと思っている方は、STYLUS1ではなく位相差オートフォーカスを採用したモデルを購入しましょう。
②USB充電はできない
STYLUS1は2013年発売のカメラ。
そのため、流行りのUSB充電機能は搭載されていません。
とはいえ、バッテリーの持ちは良好ですので、継ぎ足し充電せずとも1日は持つ印象。
心配な方は、予備バッテリーを持っておくと安心できます。

最新機種、OM-5やE-P7と同じバッテリーが使えますよ!
③ポケットには入らない
STYLUS1は、撮影時の操作性は良好なものの、少し大きめなサイズ感。
ミラーレスカメラと比較すれば携帯性は良好。
しかし、ポケットには入りません。
無理をすれば(コートのポケットに)入らないことはありませんが、スマートではないですよね。
- ネックストラップを活用する
- 普段はバッグに入れておき撮影時に取り出す
ポケットインのこだわりを手放して、STYLUS1をスマートに携帯しましょう。
一緒に買うと安心なアイテム
カメラと一緒に購入すると安心なアクセサリーを紹介。
- SDカード
- 液晶保護フィルム
- 予備バッテリー
①のSDカードは必須(写真を記録するために必要)
②は、持っていると安心なアイテム。カメラを趣味としている人のほとんどが使用しています。
③、④も持っていると安心なアイテム。
①SDカード


UHS-IIには対応していないので、UHS-Iタイプを購入しましょう。
(UHS-IIのSDカードも使えますが、UHS-I相当の速度での動作になります)
オススメのSDカードを紹介しておきます。
毎月のAmazonセールで安くなる事が多いため、セールの時に購入するとお得です。
容量は、写真を撮るだけなら64GB以上の容量があれば十分です。
Nextorage | SanDisk | |
---|---|---|
SDカードタイプ | UHS-I | UHS-I |
商品名 | NX-F2CL128G | SDSDXXU-064G-GHJIN |
最大速度 | 読込:100MB/s 書込:非公表 最低書込:30MB/s | 読込:200MB/s (カメラでは最大読込104MB/s) 書込:90MB/s |
容量 | 128GB | 64GB |
価格 | 2,790円 | 2,606円 |
UHS-IのSDカードは、SanDiskが最もおすすめです。
NextorageのSDカードが代替わりし、最大書込速度が非公表になりました。
最低書込速度は保証されていますので、連写を多用しない方はNextorgageでもOKです。
②液晶保護フィルム
カメラは持ち歩くモノ。
カメラだからこそ、液晶保護フィルムは欠かせません。
STYLUS1用の保護フィルムは、既に販売終了しています。
液晶サイズが近い、OM SYSTEM E-P7用がピッタリです。
③ブロア
ブロアは、レンズやセンサーに付着したゴミ(埃等)を吹き飛ばすのに便利なクリーニングアイテム。
空気の力でゴミを吹き飛ばします。
レンズやセンサーのゴミは、写りに影響しますので、ブロアを1つ持っておくことをオススメします。
④予備バッテリー
電池切れになっては写真が撮れません。
そんな時は、予備バッテリーがあれば安心。
STYLUS1はUSB充電できませんので、予備バッテリーを買っておきましょう。
少し値は張りますが、バッテリーは純正品がオススメです。
まとめ


- 28-300mm相当の高倍率ズームレンズ(10.7倍)
- 優秀な画質|F2.8通しの高性能ズームレンズ
- 程よいサイズ感
- 晴天時に便利な電子ビューファインダー搭載
- チルト式の可動液晶搭載
- バッテリー持ちが良好
- 快適な操作性|ダイヤル・タッチパネル
- 動体を撮影するのは難しい
- ポケットには入らない
- USB充電はできない
28-300mmの高倍率ズームに、F2.8通しの明るいレンズ。
描写もさることながら、操作性も抜群。
ポケットには入らないけど、撮影にはメリットに感じられる程よいサイズ感など、魅力の詰まったカメラです。
2013年発売と古いカメラではありますが、まだまだ現役。
高倍率ズームを活かせば、スマホとの差別化も簡単にできるSTYLUS1。ファインダーでの撮影体験も相まって、今では手放せない1台です。