MENU
目次
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 115以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zfを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

RX100の違いを比較|初代からRX100m7まで

当ページのリンクには広告が含まれています。
RX100シリーズ
ゆゆねこ
30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも多くの人が写真を楽しめますように。

高性能なコンデジとして、ソニーのRX100シリーズは有名ですよね。

現在、RX100の最新機種は7世代目。

たくさんあって、何が違うのか分からないという人も多いのではないでしょうか。

私は、RX100シリーズを2013年に導入し、10年以上使用していきました。

その経験から、RX100シリーズの各機種の違いについてまとめておきたいと思います。

私の使用してきたRX100シリーズ
  • RX100 累計3台
  • RX100m3
  • RX100m5
  • RX100m6
  • RX100m7 現在使用中

RX100シリーズのレビュー記事を読みたい方はこちら。

目次

スペック比較

サクッと、スペックの違いを確認したい方のために、比較表を追加で作成(2024年6月)。

詳しい解説が気になる方は、最後まで見ていって下さい。

スクロールできます
RX100RX100m2RX100m3RX100m4RX100m5
RX100m5A
RX100m6RX100m7
センサーサイズ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ1インチ
有効画素数約2020万画素約2020万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素約2010万画素
レンズ
35mm換算
28-100mm28-100mm24-70mm24-70mm24-70mm24-200mm24-200mm
ズーム倍率3.6倍3.6倍2.9倍2.9倍2.9倍8.3倍8.3倍
開放F値F1.8-4.9F1.8-4.9F1.8-2.8F1.8-2.8F1.8-2.8F2.8-4.5F2.8-4.5
ファインダー144万ドット236万ドット236万ドット236万ドット236万ドット
内蔵フラッシュありありありありありありあり
手ぶれ補正ありありありありありありあり
可動液晶チルト
(自撮不可)
180°チルト180°チルト180°チルト180°チルト180°チルト
NDフィルター3段3段3段
アクセサリーシューあり
タッチパネル対応対応
スマホ連携ありありありありありあり
USB充電microUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSBmicroUSB
低速限界設定ありありありあり
RAW記録対応対応対応対応対応対応対応
質量
(バッテリーSD含む)
約240g約281g約290g約298g約299g約301g約302g
サイズ約102×58×36mm約102×58×38mm約102×58×41mm約102×58×41mm約102×58×41mm約102×58×43mm約102×58×43mm
価格中古
約4.5万円
中古
約5万円
中古
約7.5万円
中古
約9万円
約11.7万円中古
約12万円
約16.6万円
【比較表】RX100シリーズ比較表|価格は2024年11月の情報

性能から見るRX100シリーズの違い

まずは、RX100シリーズの大まかな違いについて把握していきましょう。

レンズの違い

RX100シリーズには、3種類のレンズが使われています。

機種名焦点距離ズーム倍率F値
RX10028-100mm3.6倍F1.8-4.9
RX100m2
RX100m324-70mm2.9倍F1.8-2.8
RX100m4
RX100m5
(RX100m5A)
RX100m624-200mm8.3倍F2.8-4.5
RX100m7
RX100シリーズのレンズの違い

24-200mmのレンズ

24-200mmの範囲をカバーしたRX100m6RX100m7の2機種。

そのズーム倍率は8.3倍と非常に使い勝手のいい焦点距離を持つ。

小学校以上の運動会や、鳥の撮影等、特殊な撮影以外は、このカメラ一つで事足りる

F値は若干暗めであるが、この焦点距離をカバーしたレンズとしては明るい方である。

とは言っても、RX100シリーズの他のレンズとして若干ではあるが暗所に弱い

24-70mmのレンズ

逆に、ズーム倍率を抑えて高画質を手に入れたのはRX100m3、RX100m4、RX100m5だ。

24-70mmとズーム倍率に物足りなさを感じるものの、その代償として、高画質なレンズを手に入れた。

また、レンズが明るいため、暗所に強いという特徴も併せ持つ。

ちなみに、RX100シリーズの中で、この24-70mmのレンズだけMTF曲線が公開されている。

MTF曲線はレンズの性能を表すための一指標である。

MTF曲線をソニーが公開しているということは、それだけ自信のあるレンズということの裏返しであろう。

画質を優先するのであれば、コレ一択である。

28-100mmのレンズ

28-100mmのレンズをもつRX100RX100m2は、画質も使い勝手もその中間と行った感じである。

ちなみに、28mmから35mmまでの焦点距離であれば、RX100とRX100m2のレンズが最も明るい。

どのレンズが一番優れているのか

どのレンズが一番優れているのかという優劣はつけにくい。

ズーム倍率をとり、便利に使うか。ズーム倍率を捨てて、高画質を手にいれるか。はたまた、その間を取るか。

非常に難しい問題である。

オートフォーカスの違い

オートフォーカス方式・速度、瞳オートフォーカスについて比較表にしました。

機種名AF方式瞳AF瞳AF作動方法オートフォーカスの速度
RX100コントラスト7位
RX100m2コントラスト6位
RX100m3コントラスト5位
RX100m4コントラスト4位
RX100m5
(RX100m5A)
位相差人物カスタムボタン3位
RX100m6位相差人物シャッターボタン半押し2位
RX100m7位相差人物、動物シャッターボタン半押し1位
オートフォーカス方式と速度、瞳オートフォーカスについて

オートフォーカス方式と速度

RX100シリーズでは大きく分けて、2種類のオートフォーカス方式が使われています。

一つ目はコントラストオートフォーカス。これは、レンズ群を動かしながら画像のコントラストを測定しフォーカスを合わせるものです。

オートフォーカスの精度は高いが、オートフォーカスの速度は遅い。

また、コントラストが低い被写体や暗所では、オートフォーカス精度と速度が著しく低下します。

2つ目は位相差オートフォーカス。これは、センサーに埋め込まれた素子が、被写体との距離を測定しフォーカスを合わせるものです。

被写体との距離を測定しているため、オートフォーカスの速度に優れます。

コントラストが低い被写体や暗所においても、コントラストオートフォーカスよりも高い精度と速度を維持できます。

オートフォーカス速度は、最新機種ほど早くなっています。まあ、当たり前ですね。

コントラストオートフォーカスと位相差オートフォーカスでは、速度に大きな違いがあるため、オートフォーカス速度を求める方はRX100m5以降の機種がオススメです。

位相差オートフォーカスを搭載したカメラはどれも高速なオートフォーカスが可能ですが、RX100m7だけは別格の速度を誇りますので、オートフォーカスの速度を求めるのであれば、最新機種であるRX100m7が最もオススメです。

ちなみに、今私の手元にあるのは、RX100m7になります。

瞳オートフォーカス

瞳オートフォーカスを搭載しているのはRX100m5以降。

RX100m5は瞳オートフォーカスを使うためには、カスタムボタンに機能を割り当てる必要があります。

カスタムボタンを押している間のみ瞳オートフォーカスが稼働します。

RX100m6以降の機種であればシャターボタンを半押しするだけで、瞳オートフォーカスの機能を使うことが出来ます。

RX100m5は瞳オートフォーカス使うのに一手間必要なので、瞳オートフォーカスを使いたい方はRX100m6以降がオススメです。

RX100m7では遂に動物瞳オートフォーカスに対応しました。

犬猫好きは、RX100m7を選ぶと幸せになれるかもしれません。

ファインダー、モニター等

RX100シリーズは、見た目こそ似ていますが、ファインダーやモニター等の機能は大きく異なっています。

そのため、この機能は当然あるだろうと思って購入すると、後で後悔することになるかもしれません。

スクロールできます
機種名ファインダーファインダー展開可動モニタータッチパネル内臓フラッシュ外部フラッシュ
RX100
RX100m2外付対応チルト対応
RX100m3144万ドット2ステップチルト
自撮対応
RX100m4236万ドット2ステップチルト
自撮対応
RX100m5
(RX100m5A)
236万ドット2ステップチルト
自撮対応
RX100m6236万ドット1ステップチルト
自撮対応
対応
RX100m7236万ドット1ステップチルト
自撮対応
対応
ファインダー、モニター、フラッシュ

ファインダー

ファインダーが必要な場合はRX100m3以降の機種を選ぶことになります。

RX100m3のみドット数が控えめですが、そこまで見にくいわけではありません。

また、RX100シリーズはポップアップ式のファインダーを備えています。

そのファインダーの展開方式は2種類あり、RX100m6以降の機種ではボタンを押すだけでファインダーがポップアップする仕様になりました。

それ以前の機種は、ボタンを押してファインダーをポップアップさせた後に、ファインダー部分を手で引き出すことで使用することが出来ます。

少し面倒ではありますが、慣れれば問題ないでしょう。

なお、RX100m2はファインダーを搭載していませんが、唯一外付ファインダー(別売)に対応しています。

モニター

RX100m2からチルトモニターが搭載されました。

また、RX100m3以降はモニターが180度回転するため、自撮りも楽々出来ます。

タッチパネル

RX100m6以降の機種が対応しています。

何とRX100シリーズは第5世代であるRX100m5まではタッチパネル非対応なのである。

フラッシュ

シリーズ全て、内臓フラッシュを搭載しています。

外部フラッシュはホットシューのあるRX100m2のみ対応。

どうしても外部フラッシュが必要な方は、RX100m2を選ぶほかありません。

主観的な解説

ここからは、今まで5機種を使ってきた私が、独断と偏見でRX100 シリーズの解説をしていきす。

RX100(初代)

2012年にソニーから発売されたハイエンドコンデジ。

他者が軒並み1/1.7インチのハイエンド機を出していた当時、1インチという大型センサーを引っ提げ登場した。

RX100の登場により、他社のハイエンド機は次々と闇に葬られた。

歴史的なカメラと言ってもいいだろう。

画質は初代RX100から完成されており、最新機種であるRX100m7と比較しても大差がないのでご安心を。

特徴は、RX100シリーズの中で、最もコンパクトかつ最軽量であること。

(初代RX100は240g、最新機種のRX100m7は302g)

焦点距離のバランスもよく普段使いでは不満のないズーム倍率を確保している。

初代ということもあり、便利機能はほとんどないが、写真を撮ることに関しては必要十分な機能を兼ね備えている。

コンデジは軽さこそ正義と言う貴方は、初代RX100を選んでください。

私は、3回ほど買いました。

RX100m2

初代RX100にホットシューチルトモニターを搭載した2代目。

センサーは裏面照射モデルとなり、若干高感度に強くなった。

RX100シリーズで唯一ホットシューを持つ機種であるため、外部フラッシュを使いたい方はRX100m2を選択するしかない。

基本性能は初代RX100とさほど変わりません。

RX100m3

3代目であるRX100m3は、写真撮影に必要な機能を全て詰め込んだ、一つの完成モデル

オートフォーカスの追従性を除いて、完成の域に達したと言えよう。

RX100シリーズとして初めてEVFを搭載した。また、何気に便利な3段分のNDフィルターも盛り込まれている。

レンズは24-70mmのZeissバリオゾナーレンズを搭載。

このレンズはソニーが公式にレンズ性能を測る一つの指標であるMTF曲線を公開しており、その光学性能の高さが伺える。実際に使ってみたがいいレンズだ。

また、F値もF1.8-2.8と明るく、望遠側の70mmにおいてもF2.8の明るさを確保するなど、室内撮影が多い方には心強い味方になってくれるだろう。

便利な機能は少ないものの、カメラとしての基本機能は全て入っているカメラ、それがRX100m3である。

RX100m4

RX100m3をベースにEVFの解像度を236万ドットにアップデート。更に積層型センサーを搭載することで、ローリングシャッター歪を抑え電子シャッターを可能とした。

大きな変更点は、上記の2つ。

それと、RX100m4から4K動画が撮れるようになった。

他のモデルチェンジと比べて、いまいちパンチにかける内容である。

積極的にはオススメしないモデルだ。

RX100m5(RX100m5A)

RX100は5代目にして、遂に位相差オートフォーカスを手に入れた。

そのため、以前のモデルとは一線を画すオートフォーカス速度を誇る。

今は有名な瞳オートフォーカスをRX100シリーズで初めて搭載した。

動体を撮影するのであれば、必然的に本モデル以降に発売された機種となる。

しかし、RX100m6以降はレンズが代わり24-200mmとなり、F値も暗めとなった。

そのため、高画質で、暗所にも強く、ある程度の動体にも対応できるのはRX100m5のみ。オンリーワンだ。

RX100m5にはRX100m5とRX100m5Aの2種類が存在する。

Aとつく方が若干性能がいい。

オートフォーカス追従性が少し上がっていたり、連続撮影枚数が増えていたり。

同じ値段であればRX100m5Aの方がいいだろう。

ただし、RX100m5Aで削除された機能もあるので要注意だ(アプリとか)。心配な人は調べてみることをオススメする。

ちなみに、RX100m5は私が今までに所有したRX100シリーズの中で、最もシャッターを切ったカメラである。

RX100m5作例

RX100m6

RX100m3からRX100m5まではズーム倍率を抑えて、高画質なレンズを搭載していたRX100シリーズ。

ここにきて急に方向転換。

24-200mmの8.3倍ズームレンズを搭載し、画質よりも便利さに重視のNEW製品、RX100m6を市場に投入してきたのだ。

後継機というより、別ジャンルのカメラと言った方がしっくりくるかもしれない。

特徴はやはり、この便利なズーム域であろう。

小学校の運動会や野鳥撮影といった、特殊なジャンルを除けば、このRX100m6一台で全てを賄えてしまう

レンズが若干暗くなったため、室内撮影は不利となったが、画質は及第点であろう。

ファインダーの展開方式も1ステップで可能になった。地味に便利だ。

瞳オートフォーカスはシャッターボタン半押しで作動できるようになった。コレも便利。

極め付けは、RX100シリーズとして初めてタッチパネルを搭載した。

えっ?と思う人も多いでしょう。

なんと、かの有名なRX100シリーズは第6世代で初めてタッチパネルを搭載したのだ。

もっと早くに採用して欲しいものである。

追加されたものばかりではない。

実は、RX100m6以降のシリーズではNDフィルターがなくなっている。

コレは地味に痛い。滝の撮影をするときに重宝していたのに。実に残念である。

RX100m7

最新の7代目であるRX100m7。RX100m6との違いはオートフォーカス周りくらいしかない。

だがマイナーチェンジモデルと侮るなかれ。

RX100m6とRX100m7ではピント精度とオートフォーカス速度に、天と地ほどの差があるのである。

それほど、RX100m7のオートフォーカス性能は圧倒的なのだ。

αシリーズ(ソニーのミラーレスカメラ)の動体スペシャリスト、α9と同等のオートフォーカス性能であると、豪語するだけのことはある。

私はRX100m6からRX100m7に買い換えたが、本当に良かったと思っている。後悔など微塵もなかった。

また、犬猫好きには待望?の動物瞳オートフォーカスが追加された。

後はちょこちょことした改良点もあるが、ほんの些細なことである。

マイク端子が追加されたのは動画を撮る人にとっては重要であるが、写真のみの人は関係ないだろう。

RX100m6から無くなったNDフィルターは、RX100m7になっても復活することはなかった。残念だ。

オートフォーカスを求めるなら、RX100m7一択。コレは間違いない。

小さい子供を持つ親には、特にオススメである。値段は高いけど。

まとめ

RX100シリーズはどれも違って、どれもいい。

違いを理解した上で、自分にベストなRX100シリーズを選んでみてください。

私がオススメする3機種はコレだ

最後に私がオススメする3機種を上げておきたいと思います。

優劣はつけられません。

RX100 初代シリーズ随一のコンパクト軽量ボディ。
軽さこそ正義。画質十分、必要最低限の機能は確保したカメラ。
初代のコンセプト、私は好きです。
RX100m5
(RX100m5a)
シリーズ中で最も高性能なレンズを搭載したカメラ。その最終型である。
位相差オートフォーカスをシリーズで初めて採用し、動体撮影にも対応できる性能を手に入れた。
あまりズームは必要ないが出来るだけ高画質に撮りたい。動体を撮ることもあるよ、という人はRX100m5がオススメだ。
動体を撮らないのであればRX100m3で十分だろう。
RX100m7コンデジ界のオートフォーカス番長
そのオートフォーカス性能は他のコンデジを寄せ付けない。
24-200mm 8.3倍の高倍率ズームレンズを搭載し、特殊なシーンを除いて、殆どのシーンをカバーする。
カメラ1台で何でも撮りたい、小さい子を持つ子育て世代に特にオススメです。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

30代の子育て世代。 120以上のカメラを使用してきた経験から、カメラの情報や写真について発信していきます。現在は主にα9、RX100m7、Zf、Zfcを使用中。世の中の皆が、最高のカメラと出会い、一人でも写真を楽しめますように。

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次