高性能なコンデジとして、ソニーのRX100シリーズは有名ですよね。
現在、RX100の最新機種は7世代目。
たくさんあって、何が違うのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
私は、RX100シリーズを2013年に導入し、10年以上使用していきました。
その経験から、RX100シリーズの各機種の違いについてまとめておきたいと思います。
- RX100 累計3台
- RX100m3
- RX100m5
- RX100m6
- RX100m7 現在使用中
RX100シリーズのレビュー記事を読みたい方は、こちら。
スペック比較
サクッと、スペックの違いを確認したい方のために、比較表を追加で作成。
詳しい解説が気になる方は、最後まで見ていって下さい。
RX100 | RX100m2 | RX100m3 | RX100m4 | RX100m5 RX100m5A | RX100m6 | RX100m7 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
センサーサイズ | 1インチ | 1インチ | 1インチ | 1インチ | 1インチ | 1インチ | 1インチ |
有効画素数 | 約2020万画素 | 約2020万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 | 約2010万画素 |
レンズ 35mm換算 | 28-100mm | 28-100mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm |
ズーム倍率 | 3.6倍 | 3.6倍 | 2.9倍 | 2.9倍 | 2.9倍 | 8.3倍 | 8.3倍 |
開放F値 | F1.8-4.9 | F1.8-4.9 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 |
ファインダー | 144万ドット | 236万ドット | 236万ドット | 236万ドット | 236万ドット | ||
内蔵フラッシュ | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
手ぶれ補正 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
可動液晶 | チルト (自撮不可) | 180°チルト | 180°チルト | 180°チルト | 180°チルト | 180°チルト | |
NDフィルター | 3段 | 3段 | 3段 | ||||
アクセサリーシュー | あり | ||||||
タッチパネル | 対応 | 対応 | |||||
スマホ連携 | あり | あり | あり | あり | あり | あり | |
USB充電 | microUSB | microUSB | microUSB | microUSB | microUSB | microUSB | microUSB |
低速限界設定 | あり | あり | あり | あり | |||
RAW記録 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
質量 (バッテリーSD含む) | 約240g | 約281g | 約290g | 約298g | 約299g | 約301g | 約302g |
サイズ | 約102×58×36mm | 約102×58×38mm | 約102×58×41mm | 約102×58×41mm | 約102×58×41mm | 約102×58×43mm | 約102×58×43mm |
価格 | 中古 約4.5万円 | 中古 約5万円 | 中古 約7万円 | 中古 約9万円 | 中古 約10万円 | 中古 約12万円 | 約18.8万円 |
性能から見るRX100シリーズの違い
まずは、RX100シリーズの大まかな違いについて把握しておきましょう。
レンズの違い
RX100シリーズには、3種類のレンズが使われています。
機種名 | 焦点距離 (35mm換算) | ズーム倍率 | F値 |
---|---|---|---|
RX100 | 28-100mm | 3.6倍 | F1.8-4.9 |
RX100m2 | |||
RX100m3 | 24-70mm | 2.9倍 | F1.8-2.8 |
RX100m4 | |||
RX100m5 (RX100m5A) | |||
RX100m6 | 24-200mm | 8.3倍 | F2.8-4.5 |
RX100m7 |
24-200mm相当(F2.8-4.5)のレンズ
24-200mm相当の範囲をカバーしたカメラは、RX100m6とRX100m7の2機種。
ズーム倍率は8.3倍と非常に使い勝手のいいズーム域を持ちます。
小学校以上の運動会や、鳥の撮影等、特殊な撮影以外は、このカメラ一つで事足りるほど。
他のRX100シリーズよりも開放F値が若干暗めではあるものの、暗すぎることはありません。
200mm相当でもF4.5の明るさは、十分に健闘しています。
しかし、レンズが暗いぶん他のRX100シリーズよりも暗所には若干弱い点は押さえておきましょう。
24-70mm相当(F1.8-2.8)のレンズ
24-70mm相当(F1.8-2.8)のレンズを搭載するカメラは、RX100m3、RX100m4、RX100m5(m5A)。
ズーム倍率は2.9倍と物足りなさを感じますが、画質に関しては一級品。
RX100シリーズの中で、最も高画質なレンズです。
また、開放F値F1.8-2.8と非常に明るいため、暗所に強いという特徴も併せ持ちます。
余談にはなりますが、24-70mmのレンズはRX100シリーズの中で唯一、レンズ性能の指標であるMTF曲線が公開されています。
レンズ性能の指標をメーカーが公開しているということは、それだけ自信のあるレンズということの裏返し。
画質を優先するのであれば、24-70mm相当のレンズを採用したRX100m3、RX100m4、RX100m5(m5A)を選択しましょう。
28-100mm相当(F1.8-4.9)のレンズ
28-100mm相当(F1.8-4.9)のレンズを搭載するカメラは、RX100とRX100m2。
画質も使い勝手も上記2つのレンズの中間といった立ち位置。
開放F値も広角側(28mm相当)ではF1.8と非常に明るいのは嬉しいポイント。
28-35mm相当の焦点距離限定にはなりますが、RX100シリーズ中最も明るい開放F値を持ちます。
画質もズーム域もバランスが取れているので、最も使いやすいカメラかもしれません。
どのレンズが一番優れているのか
どのレンズが一番優れているのか?
どのレンズも一長一短があり、優劣はつけられません。
ズーム倍率をとり、便利に使うか。ズーム倍率を捨てて、高画質を手にいれるか。はたまた、その間を取るか。
以下の基準で選んでみてください。
画質優先 → RX100m3、RX100m4、RX100m5(m5a)
ズーム優先 → RX100m6、RX100m7
バランス重視 → RX100、RX100m2
オートフォーカスの違い
第7世代まであるRX100シリーズですが、オートフォーカス方式にも大きな違いがあります。
オートフォーカス方式・速度、瞳オートフォーカスについて比較表にしました。
機種名 | AF方式 | 瞳AF | 瞳AF作動方法 | オートフォーカスの速度 |
---|---|---|---|---|
RX100 | コントラスト | – | – | 7位 |
RX100m2 | コントラスト | – | – | 6位 |
RX100m3 | コントラスト | – | – | 5位 |
RX100m4 | コントラスト | – | – | 4位 |
RX100m5 (RX100m5A) | 位相差 | 人物 | カスタムボタン | 3位 |
RX100m6 | 位相差 | 人物 | シャッターボタン半押し | 2位 |
RX100m7 | 位相差 | 人物、動物 | シャッターボタン半押し | 1位 |
詳しく解説していきます。
オートフォーカス方式と速度
RX100シリーズでは大きく分けて、2種類のオートフォーカス方式が使われています。
- レンズ群を動かしながら画像のコントラストを測定しフォーカスを合わせる方式
- オートフォーカスの精度は高いが、オートフォーカスの速度は遅い
- コントラストが低い被写体や暗所では、オートフォーカス精度と速度が著しく低下
- センサーに埋め込まれた素子が、被写体との距離を測定しフォーカスを合わせる方式。
- 被写体との距離を測定しているため、オートフォーカスの速度に優れる
- コントラストが低い被写体や暗所においても、コントラストオートフォーカスより優れた精度と速度を維持
オートフォーカス速度は、最新機種ほど早くなっています。当たり前ですよね。
コントラストオートフォーカスと像面位相差オートフォーカスでは、速度に大きな違いがあるため、オートフォーカス速度を求める方はRX100m5以降の機種がオススメです。
像面位相差オートフォーカスを搭載したカメラは、どれも高速なオートフォーカスが可能ですが、RX100m7だけは別格の速度を誇ります。
オートフォーカスの速度を求めるのであれば、最新機種であるRX100m7が最もオススメです。
瞳オートフォーカス
瞳オートフォーカス。一度は聞いたことがある機能ではないでしょうか。
人物あるいは動物の瞳にピントを自動で合わせる機能
瞳オートフォーカスを搭載しているのはRX100m5以降。
瞳オートフォーカスを使いたい方は、RX100m5以降の機種を選択してください。
RX100m5は瞳オートフォーカスを使うためには、カスタムボタンに機能を割り当てる必要があります。
カスタムボタンを押している間のみ瞳オートフォーカスが稼働します。
RX100m5(m5a)はカスタムボタンの一手間が必要ですので、より快適に使いたい方はRX100m6以降がオススメです。
RX100m6以降の機種であれば、シャターボタンを半押で瞳オートフォーカスが使用可能。
使い勝手に想像以上の差が出ますので、個人的にはRX100m6以降をおすすめしたいところです。
RX100m7は瞳オートフォーカスがさらに進化し、遂に動物瞳オートフォーカスに対応しました。
犬猫好きは、RX100m7を選ぶと幸せになれるかもしれません。
ファインダー、モニター等
RX100シリーズは、見た目こそ似ていますが、ファインダーやモニター等の機能は大きく異なっています。
最新機種だからと言って、全ての機能が備わっているわけではありません。
購入前にしっかりと確認しておきましょう。
機種名 | ファインダー | ファインダー展開 | 可動モニター | タッチパネル | 内蔵フラッシュ | 外部フラッシュ |
---|---|---|---|---|---|---|
RX100 | – | – | – | – | 有 | – |
RX100m2 | 外付対応 | – | チルト | – | 有 | 対応 |
RX100m3 | 144万ドット | 2ステップ | チルト 自撮対応 | – | 有 | – |
RX100m4 | 236万ドット | 2ステップ | チルト 自撮対応 | – | 有 | – |
RX100m5 (RX100m5A) | 236万ドット | 2ステップ | チルト 自撮対応 | – | 有 | – |
RX100m6 | 236万ドット | 1ステップ | チルト 自撮対応 | 対応 | 有 | – |
RX100m7 | 236万ドット | 1ステップ | チルト 自撮対応 | 対応 | 有 | – |
ファインダー
青天時に大活躍するファインダー。
ファインダーが必要な場合は、RX100m3以降の機種を選択する必要があります。
RX100m3は、RX100シリーズで初めてファインダーを搭載したモデル。
そのため、RX100m3はファインダーのドット数が約144万ドットと控えめですが、見にくさはさほど感じません。
しかし、ファインダーのドット数は多いに越したことはないので、ファインダーを重視する方はRX100m4以降を選びましょう。
それ以外に、ファインダーの展開方法にも世代によって特徴があります。
RX100シリーズのファインダーはポップアップ式。
通常は収納しておき、ファインダーを使用する際に展開する便利な方式です。
- RX100m3〜RX100m5aは、ボタンを押してファインダーをポップアップさせた後に、ファインダー部分を手で引き出す2段階方式
- RX100m6、RX100m7ではボタンを押すだけでファインダーがポップアップ
RX100m6以降の機種は、楽にファインダー展開が可能ですので大変便利。
とはいえ、RX100m3〜RX100m5aの2段階方式も慣れれば問題ないでしょう。
なお、RX100m2はファインダーを搭載していませんが、唯一外付ファインダー(別売)に対応しています。
モニター
初代RX100は固定式のモニターを採用。
RX100m2から可動式のチルトモニターが搭載されました。
また、RX100m3以降はモニターが180度回転するため、自撮りも楽々出来ます。
タッチパネル
RX100シリーズは、第5世代であるRX100m5まではタッチパネル非対応。
RX100m6、RX100m7のみタッチパネルに対応しています。
タッチパネルが必要な方はRX100m6以降のカメラを選択しましょう。
フラッシュ
シリーズ全て、内蔵フラッシュを搭載しています。
外部フラッシュはホットシューのあるRX100m2のみ対応。
どうしても外部フラッシュが必要な方は、RX100m2を選択しましょう。
RX100シリーズの特徴を解説(主観的)
ここからは、今まで5機種のRX100シリーズを使用してきた私が、独断と偏見でRX100 シリーズの解説をしていきす。
RX100(初代)

2012年にソニーから発売されたハイエンドコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)。
他社が軒並み1/1.7インチのハイエンド機を出していた当時、1インチという大型センサーを引っ提げ登場したのがRX100初代。
RX100の登場により、他社のハイエンド機は次々と闇に葬られました。
歴史的なカメラと言っても過言ではありません。
画質は初代RX100から完成されており、最新機種であるRX100m7と比較しても大差がないのでご安心を。
特徴は、RX100シリーズの中で、最もコンパクトかつ最軽量であること。
(初代RX100は240g、最新機種のRX100m7は302g)
焦点距離のバランスもよく普段使いでは不満のないズーム倍率を確保。
初代ということもあり、便利機能はほとんどありませんが、写真を撮ることに関しては必要十分な機能を兼ね備えています。
コンデジは軽さこそ正義と言う貴方は、初代RX100を選んでください。
私は、3回ほど買いました。

RX100m2
初代RX100にホットシューとチルトモニターを搭載した2代目。
センサーは裏面照射モデルとなり、若干高感度に強くなりました。
RX100シリーズで唯一ホットシューを持つ機種であるため、外部フラッシュを使いたい方はRX100m2を選択すると幸せになれます。
電子ビューファインダーは搭載されていないものの、外付けの電子ビューファインダーに対応。
アクセサリーを付けてパワーアップできるのは、RX100m2の特権かもしれません。
基本性能は、初代RX100とさほど変わりません。
RX100m3

3代目であるRX100m3は、写真撮影に必要な機能を全て詰め込んだ、一つの完成モデル。
オートフォーカスの追従性を除いて、完成の域に達したカメラです。
RX100シリーズとして初めて電子ビューファインダーを搭載した。
また、滝撮りに便利な3段分のNDフィルターも搭載しています。
レンズは24-70mmのZeissバリオゾナーレンズ。
レンズ性能を測る指標の一つであるMTF曲線が公開されている(RX100シリーズ中)唯一のレンズ。
「性能を公開している=描写に自信があるレンズ」と捉えても差し支えないでしょう。
実際に手にして使ってみると、いいレンズであることをヒシヒシと感じることができます。
また、F値もF1.8-2.8と明るく、望遠側の70mmにおいてもF2.8の明るさを確保するなど、室内撮影が多い方には心強い味方になってくれます。
便利な機能は少ないものの、カメラとしての基本機能は全て入っているカメラ、それがRX100m3です。

RX100m4
RX100m3をベースに電子ビューファインダーの解像度を236万ドットにアップデート。
更に積層型センサーを搭載することで、ローリングシャッター歪を抑え電子シャッターが使用できるようになりました。
加えて、4K動画の撮影にも対応。
マイナーチェンジとも言える内容ですので、上記変更点に魅力を感じない方はRX100m3で十分かもしれません。
RX100m5(RX100m5a)

第5世代であるRX100m5では、遂に動体撮影に有利な位相差オートフォーカスを手に入れました。
そのため、以前のモデルとは一線を画すオートフォーカス速度を誇ります。
瞳オートフォーカス(自動で瞳にピントを合わせる機能)をRX100シリーズで初めて搭載。
採用されているレンズはRX100m3と同様の24-70mmのZeissバリオゾナーレンズ。
非常に良好な画質に加え開放F値がF1.8-2.8と明るいため、暗所にもある程度対応できます。
RX100m6以降のカメラでは開放F値が2.8-4.5と若干暗くなっているため、RX100m5の方が暗所性能は良好。
そのため、高画質で、暗所にも強く、ある程度の動体にも対応できるのはRX100m5のみ。
少しマニアックな話になりますが、RX100m5には2種類のカメラが存在します。
RX100m5とRX100m5A。
RX100m5aの方が性能がアップしています。
主な性能アップは、オートフォーカス追従性の向上と、連続撮影枚数の増。
もし、価格差がないのであればRX100m5aを選択する方が理にかなっています。
ただし、RX100m5aで削除された機能もあるので注意が必要(アプリなど)。
心配な方は、調べてみることをオススメします。
余談にはなりますが、RX100m5は私が今までに所有したRX100シリーズの中で、最もシャッターを切ったカメラです。


RX100m6
RX100m3からRX100m5まではズーム倍率を抑えて、高画質なレンズを搭載していたRX100シリーズ。
ここにきて急に方向転換。
RX100m6では24-200mmの8.3倍ズームレンズを搭載し、画質よりも便利さ重視のNEW製品を市場に投入しました。
後継機というより、別ジャンルのカメラと言った方がしっくりくるかもしれません。
特徴は、24-200mmの8.3倍高倍率ズームレンズ。
小学校の運動会や野鳥撮影といった、特殊なジャンルを除けば、このRX100m6一台で全てを賄えてしまいます。
前機種RX100m5よりもレンズが若干暗くなったため、(ノイズ面で)室内撮影に不安が残るものの、実際に使用してみた感じは及第点。
ファインダーの展開方式が1ステップで可能になった点は、嬉しいポイントです。
また、瞳オートフォーカスがシャッターボタン半押しで作動できるようになりました。
(RX100m5、RX100m5aはボタンに割り当てる必要がありました)
極め付けは、RX100シリーズとして初めてタッチパネルを搭載した点。
意外に思う方も多いでしょう。
なんと、かの有名なRX100シリーズは第6世代で初めてタッチパネルを搭載したのです。
もっと早くに採用して欲しかった。
全て進化しているかといえば、そうではありません。
実は、RX100m6以降のシリーズではNDフィルターがなくなっています。
滝の撮影をするときに重宝する機能だけに、非常に残念。

RX100m7
最新の7代目であるRX100m7。
RX100m6との違いはオートフォーカス周りくらいしかありません。
しかし、マイナーチェンジモデルと侮るなかれ。
RX100m6とRX100m7ではピント精度とオートフォーカス速度に、天と地ほどの差があります。
RX100m7のオートフォーカス性能は圧倒的で他のカメラを寄せ付けません。
αシリーズ(ソニーのミラーレスカメラ)の動体スペシャリスト、α9と同等のオートフォーカス性能であると謳うだけのことはあります。
私自身、α9も使用していますが、RX100m7がオートフォーカスとピント精度でα9に劣ると感じたことは一度もありません。
オートフォーカス性能はα9と同等。この謳い文句に偽りはないでしょう。
私はRX100m6からRX100m7に買い換えて、本当に良かったと感じています。
また、犬猫好きには待望?の動物瞳オートフォーカスが追加されました。
動画を撮る人には嬉しいマイク端子も追加されています。
後はちょこちょことした改良点もありますが、ほんの些細なこと。
RX100m6から無くなったNDフィルターは、RX100m7になっても復活することはありませんでした。残念。
オートフォーカス性能を求めるなら、RX100m7一択。
2025年現在においても、オートフォーカス性能でRX100m7を上回るカメラは存在しません。
(キヤノンのPowerShot V1は、被写体の認識に関してはRX100m7を上回りますが、被写体を捕捉した際のピント精度はRX100m7の方が上。これは、毎秒60回演算を行うRX100m7の特徴に起因します。)
24-200mmの高倍率ズームレンズに、驚異的なオートフォーカス性能。
カメラ1台で何でも撮影したい方には、RX100m7が最もオススメなカメラです。

まとめ
初代RX100から最新のRX100m7まで一気に紹介しました。
RX100シリーズはそれぞれに特徴があり、一つとして同じものはありません。
違いを理解した上で、自分にベストなRX100シリーズを選んでみてください。
私がオススメする3機種はコレだ
最後に私がオススメする3機種を上げておきたいと思います。
優劣はつけられません。
RX100 初代 | シリーズ随一のコンパクト軽量ボディ。 軽さこそ正義。画質十分、必要最低限の機能は確保したカメラ。 初代のコンセプト、私は好きです。 |
RX100m5 (RX100m5a) | シリーズ中で最も高性能なレンズを搭載したカメラの最終モデル。 位相差オートフォーカスをシリーズで初めて採用し、動体撮影にも対応できる性能を手に入れました。 あまりズームは必要ないが出来るだけ高画質に撮りたい。動体を撮ることもあるよ、という人はRX100m5がオススメ。 動体を撮らない方は、レンズ性能が同じRX100m3でもOKです。 |
RX100m7 | コンデジ界のオートフォーカス番長。 そのオートフォーカス性能は他のコンデジを寄せ付けません。 24-200mm 8.3倍の高倍率ズームレンズを搭載し、特殊なシーンを除いて、殆どのシーンをカバーします。 カメラ1台で何でも撮りたい方には特にオススメのカメラです。 小さい子を持つ子育て世代にこそオススメしたい。 |
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